第264話 天狐戦 (2)

「うおおおぉぉぉぉぉ!」

「はあああぁぁぁぁぁ!」

「やあああぁぁぁぁぁ!」

『ガアアアァァァァァ!』


ガガガガギィィィィィン!


両手、四つの尻尾。


それだけで俺達四人の攻撃を全て受け止める天狐。


俺とシデンの攻撃は、天狐の腕を僅かに斬るが、重傷には程遠い。


ランカとラトの攻撃も、尻尾に止められてしまっている。


「キケェェェェッ!」


バギィィィン!


天狐が回転しながら、両腕と尻尾を振り回す。


「ぐあぁっ!」

「ぐぅっ!」

「うぅっ!」

『ギャンッ!』


攻撃を防がれた状態だった俺達は、全員が吹き飛ばされてしまう。


浮遊感に襲われ、次の瞬間、背中に強い衝撃を受ける。


バギバギバギッ!


どうやら俺は倒壊した建物の残骸に突っ込んだらしい。


「っ!!」


打ち付けられた衝撃で、胃が冷たくなったような、吐き気を覚える。


「ぐ……はぁ!」


その数秒後、痛みが走り、やっと息が出来るようになる。


直ぐに体を起こし、周りを見ると、ラト含め、全員が吹き飛ばされており、ヨロヨロと体を起こしているのが見える。


ランカには黒防砂が掛けられているが、それでも圧で吹き飛ばされたらしい。


どうにか生きてはいるが、全員顔を歪め、痛みを堪えている。


あれだけ素早く動けて、雷を操り、強靭な爪と牙を持ったラトでさえ、天狐の一撃に大きなダメージを受けている。


ラトは既に半聖魂であり、そこらのモンスターならば、片手間で殺せてしまう強さを持っている。

俺と自然に会話出来る程の知性を持ち、周囲の兵士達など撫でるだけで殺せてしまう。

当然、弱点が無いわけではないし、ラトだけで鬼士隊全てを制圧するのは難しい。ミサ、ハラサキ、ドガマのようなレベルの相手に囲まれれば、流石のラトでも無傷とはいかないだろうし、全兵士による決死の突撃ともなれば、いくら速くても攻撃を避けきる事は出来ない。

だからこそ、セナの護衛として動いてもらっていたのだ。


それに、ラトや俺、ニルは、鬼人族ではないし、この島の住人でもない。そんな者達が全てを解決してしまったならば、鬼人族という種族にとって、都合が悪い。

言ってしまえば、日本国内の問題を、他国が勝手に解決した…みたいな状態になってしまう。そうなれば、当然色々と厄介な事になるし、面目めんぼくは丸潰れ。

そうなった場合、本来の目的である、鬼人族の者達にも協力を求めて、神聖騎士団の連中と事を構えるという時、上下関係が出来てしまう。

そうなれば、このような小さな島は他種族の良いかてとなるし、神力、友魔等の特殊な力を利用、もしくは搾取さくしゅされる未来が目に見える。

それは俺の望むところではないし、鬼人族も望むわけがない。そうなれば、協力を求める事は難しくなる。

あくまでも、この騒動が片付いた後の話になる為、最終手段としてラトの無双タイムを考えてはいたが、必要とならない限り、その手は使いたくなかった。という考えから、セナの護衛に回したところもある。


ただ、天狐の場合は、そうも言っていられないという事と、共闘という形の為、躊躇なく助けに入ってもらった、が…それでも押されている。


本当に、とんでもない化け物だ。


「ぐっ…まるで大きな壁に殴られたような衝撃だな…」


「海底トンネルダンジョンが、遊びに思えてきますね…」


シデンもランカも、立ち上がりはしたが、かなり辛そうだ。


「ラト。大丈夫か?」


『まだ戦えるよ…』


ラトの返事にも余裕は無い。


「キケケケケッ!」


ブワッ!


何とか立ち上がったところに、天狐が次の一撃を与えんと、ランカへ向かって走り寄る。


「くっ!」


ガンッ!


弱った者から狙うのは、戦闘における定石だが、執拗しつようにランカへの攻撃を仕掛ける天狐に、苛立ちを覚える。


ズァッ!


ランカの前に現れた天狐の攻撃を、黒防砂が止める。


ズバァァン!


「ランカ!あと二回でその魔法は切れるぞ!」


「はい!」


ザシュッ!


ランカは俺の言葉に返事をして、直ぐに対処に入る。薙刀で天狐の腕を斬り付け、直ぐに天狐から距離を取る。


「キケェェッ!」


それでも執拗にランカを狙う天狐。


「寂しい真似するなよな!!」


ガギィィィン!


シデンが背後から天狐を攻撃するが、尻尾によって止められる。


「キケェェェェ!」


邪魔だと言わんばかりにシデンの事を尻尾で攻撃するが、シデンはその場で体を捻り、尻尾を避ける。

シデンは高速戦闘に特化している分、目はかなり良い。

尻尾の動きまで見なければならず、慣れない戦い方に戸惑っていたようだが、少しずつ天狐の攻撃に慣れてきたようだ。


「二人共離れろ!」


俺は描き切った魔法陣を天狐へ向ける。


魔法陣が赤く光り、正面に巨大な火球が出現する。


上級火魔法、獄炎球ごくえんきゅう。ファイヤーボールの上位互換魔法だ。


ゴウッ!!


二人が退避するより先に、獄炎球が発射される。


ランカとシデンならば、到達する前に回避出来ると判断しての事だ。

案の定、ランカとシデンは即座に後方へと飛び、天狐から距離を取る。


「キケェェッ!」


当然、そんな炎の塊をまともに受け止めるつもりの無い天狐は、その場から逃げようとするが…


バンッ!!


獄炎球より先に、放物線を描くように投げ込んでいた、セナ特製、鉄球型ボーラが、上空で爆発、天狐へと降り掛かる。


ガシャガシャッ!


鎖が、天狐の体にグルグルと巻き付く。


「キケッ!」


ガギィン!


先端は天狐の体には刺さらなかった上に、この天狐相手に数秒すら鎖は耐えられないだろう。しかし、物理的な攻撃でも、魔法でも、神力でもない、のアイテムなど、天狐にとっては予想外であり、初めての体験だろう。


猫騙しやフラッシュパンチのようなものだが、獄炎球の到着までの時間は稼げた。


ゴウッ!!


全身に巻き付いたボーラを外そうとしていた天狐の元に、巨大な火球が到着する。


「キッ!」


バギィィィン!


炎が到着する瞬間、鎖が引きちぎられる音がする。


シデンやラトの雷魔法は効果があまり無かったし、魔法攻撃は愚策ぐさくに思えるかもしれないが、完全に防御されているわけではない。

火魔法ならば、高温の熱が伝わり、多少なりとも天狐へのダメージが望めるかもしれない、と考えて試してみた。


ボウッ!


天狐を包み込んで燃え上がる炎。

上級魔法の中でも、文字通り火力のある魔法だ。

少しは効いてくれていると良いのだが…


ゴウッ!

「っ?!」


炎の中から現れる天狐の腕。

それが斜めに素早く動くと、炎が切り裂かれ、消え去っていく。俺へ向かって風圧を放つおまけ付きだ。


ズガガガガガッ!


距離もあったし、避ける事は簡単だったが…


「キケェェ!」


「ピンピンしているか…」


鬱陶うっとうしそうに魔法を払った事や、ランカではなく、俺へ向かって攻撃を仕掛けてきた事を考えるに、ダメージは有ったと思うのだが、消費した魔力と比較して、ダメージが少な過ぎる。

これでは非効率過ぎる。


「やはり聖魂魔法を使うしか…いや、神力の膜が有るとなると、ダメージを軽減されてしまうな…やはり神力の膜をどうにかしなければ…」


ついつい癖で独り言を呟いてしまう。


「シンヤ。神力をどうにか出来れば、倒せる方法が有るのか?」


俺の独り言を聞いたシデンが返してくる。


「…天狐のような天災級のモンスターにどれだけ効果が有るかは分からないが、他の魔法より効果が望める魔法は有る。

だが、一度しか使えない。」


「一度限りか…」


「外したら終わりだ。その上、倒せるかは分からない。

前にセナから聞いたが、天狐は巨大な狐の姿になるらしいじゃあないか。もし、海底トンネルダンジョンのボスみたいに、一度消し去っても、再出現するような相手なら、そこで詰む。」


聖魂魔法は、俺にとっての奥の手。

セナの言う通り、巨大な狐の姿になるのならば、それを倒せる可能性は残しておきたい。


「……なるほど。そこまで考えての事か…」


「確かに、何度かその姿をした天狐らしきモンスターを目撃したという情報は有りますからね……

つまり、私達は、どうにかして、この天狐を倒す必要が有る…という事ですか。」


ランカは苦笑いを見せる。


「厄介な奴を呼び出しやがって…あの顔面崩壊野郎…許さんぞ。」


「キケェェッ!」


ズガガガガガガッ!

「ちっ!」


天狐が尻尾と腕を振ると、シデンとラトへ向かって、風の塊が飛んで行く。


距離があれば避けるのは容易いが、避けてばかりでは倒せない。


『腕を振っただけで、こんな事が出来るなんて、嫌な相手だよ。それに、僕の雷魔法も大して効かないし。』


「倒せるかは別にして、神力をどうにか出来れば魔法によるダメージがもう少し望めるはずなんだが…」


神力というのは、体内に有る漆黒石から力を引き出している。

それを遮断したり、取り除こうとするのは難しい。

ただ、無効化する方法は、無いわけではない。

方法としては三つ。

今俺達がやっているように、相手の神力を上回る程の一撃を打ち込む事で、神力を無視して本体にダメージを与える方法。

次に、神力の操作には、精神面が深く関わっている為、焦りや恐怖等、相手を精神的に追い詰める方法。この方法は、この島に来た当初、ゲンジロウから聞いた神力の話に出てきた。

そして、もう一つ。これはムソウとの修練の際に聞いたのだが、いわく、自分の神力を相手の神力と混ざるように操作すると、相殺出来る…らしい。

ただし、この方法は、それを阻止しようとする相手の神力の動きを感じ取ることが必要となったり、そもそもの神力操作能力が卓越したものでなければならなかったり……もしその技能が有ったとしても、その繊細せんさいな神力操作を、相手と超接近した状態で行わねばならなかったり… と、非常に条件が厳しく、実質的には不可能であるとされている。


つまり、俺達が天狐に対して行える方法は、前者二つ。


神力の膜を突き通すか、精神的に追い詰めるか…


「精神的に追い詰めるのは難しい…だろうな。っ?!」


「キケェェェェッ!」

スガガガッ!


俺の方へ腕を振り下ろし、飛んでくる風圧を転がりながら避ける。


相手はSSランクモンスター、天狐だ。絶対的強者であり、常に狩る側の存在。

精神的に不安定な状態へと追いやるのは、不可能だろう…と思っていたのだが…


「いいえ。そんな事はありません。」


否定したのはランカだった。


「先程から、攻撃を受ける度に、神力が揺らいでいるのを感じます。

大量の神力故に、多少揺らいだ程度では、ビクともしませんが、神力の操作能力は、低いと思います。

もう少し追い詰められれば、大きく揺れ、場合によっては消え去る可能性が高いはずです。」


ランカは、それとなく神力の事を認識出来る。

彼女がそう言うのならば、実際に揺らいでいるのだろう。


絶対的な強者たる天狐の精神が揺らぐ…というのは、実におかしな話だ。

天狐はイラついたりしてはいるものの、未だ戦いには余裕を感じる。そんな相手が何に動揺どうようするというのだろうか?

俺達の攻撃に対して…?それはどうだろうか。確かにダメージを与えられない事はないが、どれも致命傷を与えるには至らない攻撃ばかり。焦る必要など無い。

単純に神力を操作しながら攻撃を受ける事が出来ないのだろうか?その方が可能性としては高い気がする。


でも、ランカが言うには、場合によっては消え去る…と言っている。

単純に神力の操作能力が低く、自分の攻撃や相手の攻撃を防御しながら、神力を操作出来ないだけならば、消え去る事は無いはずだ。


ランカの言葉に、俺が?を浮かべていると。


「ふふふ。シンヤ様は、本当に自分が強者だとは思っていないのですね。」


「え?」


「キッ!」

ズガガガガガガッ!


天狐の攻撃は、定期的に放たれている。


「生まれつきの強者は、意外と精神的に弱いものが多いのですよ。」


そう言って微笑を見せてくれるランカ。


生まれつきの強者。

まさに天狐の事を示しているのだろう。それが、意外と精神的に弱い…?


「今は説明している時間は無さそうです。とにかく…私を信じて下さい。」


何が言いたいのかは、あまり理解出来ない。でも、ランカの信じて欲しいという言葉は単純明快だった。


「分かった。ランカを信じる。」


『僕も信じる!』


ランカの全てを知っているわけではないけれど、この状況で、彼女を信じられるくらいには、絆を深めてきたと思っている。


「ありがとうございます。

作戦は簡単です。攻撃を加えた際、天狐は必ず攻撃を受けた方へ神力を集中させます。

それが強い攻撃ならば、その強さに応じた量を。

つまり…」


「強力な一撃を、同時に逆側から打ち込む…か。」


「俺とシンヤで挟み撃ち…しかも最大火力で。単純だな。」


四人による同時攻撃を行っても、全て止められてしまった状況での作戦としては、単純でありながら不可能とさえ思えるもの。

だが、活路が他には見えない。


「……囮は私がやります。」


ランカからの申し出。


強力な一撃を見舞う為には、集中が必要な為、計画を実行する二人以外に、囮役が必要となる。

執拗に狙われているランカ以外には出来ない役目とは分かっているものの、一番危険な立ち位置でもある。


「……ラト。ランカを守れるか?」


『…分からない。でも、やる。』


ラトは正直だ。

嘘とは縁のないモンスターとしての生活が長かったし、嘘を吐く事を知らないのだ。

そんなラトが分からない、と言ったということは、もしかしたら、ランカを守り切る事が出来ないかもしれない…という事だ。


「…シンヤ様。私は四鬼ですよ。」


ランカは背筋を伸ばして立っており、俺に微笑を向ける。


「…そうだったな。」


四鬼は、守る側の者であって、守られる側の者ではない。

当然、そこにはプライドを持っている。

そんな相手を守ろうなどと…ランカでなければ激怒していたかもしれない。


「すまない。」


「ふふふ。シンヤ様なので、特別に許しましょう。」


これから死ぬかもしれないというのに、楽しそうに笑うランカ。


それを見て、俺は、何故ランカが他の女性とは違う存在に見えるのか理解出来た。


彼女は盲目であり、女性である。

それが彼女を苦しめた事もあっただろう。しかし、彼女は、それを跳ね除けて四鬼となった。

それらの努力や、折れない志が、彼女を格別な存在へと押し上げたのだと思っていた。

それも間違いではないのだろうが、彼女は、盲目という事や、女性である事。それらを寧ろ誇りに思い、それをけがしてくる者達を含め、心の底から守りたいと思っているのだ。

それは、ランカだけではない。ゲンジロウやシデン、そしてテジムにも言える。


四鬼というのは、実力が無ければなれない。それは分かっている。でも、それだけでは続けられない役目なのだ。

本気で自分の命を、人々の為に使える者達。それが、四鬼なのだ。


何と大きな存在なのだろうか。


死ぬかもしれないという状況で、人々の為に死ねるのなら、本望だと、本気で思える者は、そう居ない。


「それでも……ラト。ランカを頼む。」


彼女の覚悟を貶してしまう行為だと分かっていても、その指示をラトに出した。

俺は、ランカにも、シデンにも、ラトにも死んで欲しくはない。

欲張り…だろうか。


『分かった。』


ラトは俺の気持ちを正確に受け取り、返事をしてくれる。


これが上手くいったとしても、ランカや、同じ気持ちを持っている四鬼には、嫌われてしまうかもしれない。それでも…


俺は首に掛けたネックレスに手を当てる。


カチャッと音が鳴る。


「いきますよ!」


ランカが動き出す。


俺とシデンは天狐を挟み込むように移動を開始。


「キケェェェェッ!」


目の前でチラチラと動き回るランカに、天狐が狙いを定める。


「私が相手です!」


ブンッ!


走り込むランカに向かって、右腕を振り下ろす。


ズバァン!


黒防砂が弾け飛ぶ。後一回、黒防砂が発動したならば、効力が消えてしまう。


「はあぁぁっ!」


そんな事はお構い無しに、ランカは薙刀の攻撃範囲にまで近付き、足元から刃を振り上げる。


ギャリッ!

「っ?!」


天狐が空いた左手で、薙刀を横へと弾く。


ランカの薙刀が逸れたところへ、隙ありと言わんばかりに尻尾を突き込む。


ズバァン!


最後の黒防砂が反応し、尻尾を止める。


「やああああああぁぁぁぁぁ!」


ランカが薙刀に全力を込める。


そう何度も使える剣技ではないだろうに…彼女が放ったのは、乱渦らんか

ミサをほふった技だ。体への反動が大きい技だ。これが決まったとしても、ランカの体が壊れてしまうかもしれない。


「キケェェェェッ!!」


ランカの放つ、不規則な動きの回転する薙刀に向けて、天狐が右腕を伸ばす。


ガガガガガガガガガガガガガッ!


ランカの持った薙刀が、硬質な音を響かせて、突き出された天狐の腕に絡み付く。

いつの間にか、水虎の魔法も、薙刀へと付与されている。


「ギゲエエエェェェェッ!」


天狐の右腕に、次々と刻まれていく傷。

初めて、痛みに対する声をあげる天狐。


ガガガガガガギィィン!


何度も天狐の腕と接触を続けていたランカの薙刀が、衝撃なのか、回転する力なのか…とにかく、何かの力に負けて、刃の部分が粉々に割れて散っていく。


「くっ!」


飛び跳ねた欠片の一つが、ランカの頬を掠めるが、ランカは微動だにせず乱渦を完成させる。


薙刀に付与されていた水虎の水が、天狐の体へと乗り移り、締め上げに掛かる。


これ以上の状況など二度と無いだろう。


俺とシデンの全力の一撃が、天狐の左右から繰り出される。

僅かに天狐への攻撃が速かったのは、シデン。


全力の突き攻撃だ。


反対から突撃している俺も、突き攻撃。

海堂家流……いや、天幻流剣術。貫鉄尖かんてつせん

片手平突きの剣技だ。

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