第261話 苦行

「拙者の…実力…?」


「お前は毎日、生と死の狭間はざまで戦ってきたんだろう?それで、その程度の実力なわけが無いだろう。

あの海底トンネルダンジョンのボスはそんなに甘い相手ではないはずだ。お前が何に対して謙遜けんそんしているのか知らないが、本来ならば俺達四鬼と遜色そんしょくない力を持っていてもおかしくはないはず。

そんなことさえ分からないから馬鹿だと言ったんだ。」


「……………」


つまり、拙者は本気で戦っていなかった…という事なのか…?


「そのせいで…サクラ殿が……」


無意識だったとしても、そのせいでサクラ殿が捕まったというのであれば、最悪の事態だ。


「おい。ゴンゾー。勝手に俺の妹を不幸な状況に陥れるな。まだ連れて行かれただけだ。

あのガラクとかいうクズ野郎に会わせなきゃ良いだけの話。サクラが危険な事に変わりは無いがな。

だから、俺は直ぐにでも向かうつもりだが…ゴンゾー。お前はどうする?」


「拙者は……」


無論むろん、サクラ殿を助けに行く。その為ならば命は惜しくは無い。でも、それが本当にサクラ殿を助ける為の最善策なのだろうか。

やはり、拙者は居ない方が良いのでは…?


シデン殿の言っていたことを疑うわけではない。


確かに、拙者はあの場所で三年もの間生き抜いてきた。

それに、シンヤ殿達が居たにせよ、拙者はあのダンジョンを抜けてきた。

それだけの実力が有ることは分かっている。しかし、それが師匠やシデン殿達と遜色ない力を持っている事の証明にはならないはず。

三年間のダンジョンでの苦行は、拙者を強くしてくれた。しかし、それだけで到達出来るようなものではないはず…


「お前は四鬼を過大評価しているんだ。」


「え……?」


「四鬼も一人の人だ。いくら一騎当千いっきとうせんとはいえ、限界がある。今回の戦いでゲンジロウが左腕を失ってしまったのが良い証拠だろう。」


「し、師匠がっ?!」


左腕を失ってしまった?!そんな…まさか…あの師匠が…?


「お前は俺を小さな時から知っているだろう。

俺がまだまだ弱かった時の事をな。

四鬼は誰よりも強く在ろうとする。だから強く見える。だが、実際はどうだ?俺が近くに居ながら、サクラは連れ去られた。」


ギリッ……


シデン殿が拳を強く握り締める。血が滲む程に。


「お前は越えられない壁の前に居るんじゃあない。越えられるはずの壁を、越えようとしていないだけだ。

そんな奴が行った所で、サクラを助ける事など出来ない。」


拙者が…壁を越えようとしていない…?


その時、拙者が帰ってきてからの、師匠の言葉を思い出した。


師匠が、ダンジョンから帰った拙者の成長を見た後……拙者がダンジョン内で、剛剣術、剛上ごうじょうしか使っていなかった事を聞いた師匠と話をしていた時の事。


「なにっ?!剛上だけで乗り切ったのか?!」


「乗り切れず、死にかけたでござる。シンヤ殿が居なければ死んでいたでござる。」


「…ったく…悪鬼の親玉とまで言われたゴンゾーが、随分と真面目になったもんだな…」


「どういう事でござるか?」


「普通それだけで乗り切ろうとはしないだろうって事だ。いや、それ以外は使うなとは言ったが…それは全員でダンジョンを乗り越えられる状況での話だ。

一人取り残された状態で……」


「ですが、拙者自身、剛上以外の剣技には自信が無いでござるから…」


「はぁ……いや、まあ良い。

俺が見たところ、剛上と同じ質で使えるのは、剛旋ごうせんまでだ。お前自身が納得出来ないならば、剛旋より後の剣技はまだ使うな。」


「承知したでござる!」


「……ゴンゾーよ。」


「??」


「お前が俺やレイカに恩を感じているのはよく分かっているつもりだ。だが、尊敬しているから、それ以上になってはいけないという事はないのだぞ。」


「それ以上に…?どういう事でござろうか?」


「あまり自分の実力にふたをするな。」


「??」


「まだ未熟な部分も多いから、これ以上言うつもりは無いが………お前が過ごしてきた三年間は、お前が思う以上のものを残しているはずだ。いつか、壁にぶつかった時は、この言葉を思い出せ。」


「よく分からないでござるが…その時は思い出してみるでござる。」


拙者は、自分自身がそんなに強くなっているとは思っていなかった。

神力の使い方も知らなかったし、まだまだ下っ端だと思っていた。


実際に、今の役目に任命されてからは、知らない事ばかりだったし、自分がまだまだ未熟だと思い知らされた。

しかし、それは四鬼に必要とされる、統治の力についてで、剣術についてではない。


考えてみれば、ダンジョンボスのダークデーモンは、四鬼と同等の強さを持ったモンスターだ。それは変身する前の状態でも言える。

そのダークデーモンに、一時的だとしても競り合っていた。

つまり、拙者の実力は、四鬼と一対一で打ち合えるものへと成長している事になる。


「拙者は……自分の実力に蓋をしていた…でござるか……?」


自分の掌を見詰める。

剣ダコが出来て、硬く厚くなった手。


「……もう時間は無い。ゴンゾー。自信が無いというなら、ここに残れ。

これは呆れて言っているわけでも、怒って言っているわけでもない。ここから先は、心に迷いがある状態で戦えば、即座に殺される。

今回は運良く生き残れたかもしれないが、次は無い。

そして、俺達四鬼も、お前を守りながら戦う余裕は無いはずだ。時と場合によっては、お前に多くを任せる事になるかもしれない。

………どうする?」


「……拙者は……」


迷いが無い…とは言えない。

師匠にも、シデン殿にも、自分の実力を出し切れていないと言われたが、当然ながら全力で戦ってきたと思っている。手を抜いてなどいない…つもりだった。

今頃言われても、本当なのか半信半疑だ。


でも……


もし、本当に拙者が自分自身に蓋をしていて、それが原因でサクラ殿が連れ去られたのだとしたら、ここで行かねば一生後悔することになるだろう。

サクラ殿が泣きながら、拙者に手を伸ばしている場面が、瞼の裏に焼き付いて離れない。


「ゴンゾー様。行ってください。」


ハツ殿が拙者の手を取り、優しい笑みを浮かべて言ってくれる。


「ゴンゾー様ならば、きっと出来るはずです。

サクラ様も、きっとゴンゾー様をお待ちしておられるはず。

……本物のゴンゾー様になって下さい。」


ハツ殿が言っているのは、『ゴンゾーと悪鬼』の話に出てくる、英雄、ゴンゾーの事だ。


「……そうでござるな……悪鬼を倒して、英雄にならねば、この名がすたるでござるな。」


この名前を拙者に付けてくれたのは、サクラ殿だ。


そして今、サクラ殿は、悪鬼、ガラクに捕まっている。


ならば、ゴンゾーが向かわず、誰が向かうと言うのだろうか。


「覚悟は決まったようだな。」


「未だ自分自身の実力についてはよく分からないでござるが……サクラ殿を助ける為ならば、拙者の命一つくらい、賭けるでござるよ。」


拙者は青葉を手に立ち上がる。


「ハツ殿。助かったでござる。情けない姿をお見せしてしまった。でも、もう大丈夫でござる。

必ずサクラ殿を連れて帰ってくるでござるよ。」


「はい。ゴンゾー様ならばきっと。

私は忍の方と共に外へ向かいます。どうか、お気を付けて。」


「承知したでござる。ハツ殿もお気を付けて…でござる。」


ハツ殿が微かに笑い、送り出してくれる。

ハツ殿の元には、残っていた忍が付いてくれている。

最早、後顧こうこうれいは無い。

後は単純だ。

悪鬼を斬ってサクラ殿を助ける。それだけ考えていれば良い。


「時間が無い。覚悟が決まったならば行くぞ。」


「承知したでござる!」


走り出したシデン殿の後ろに付いて、サクラ殿の救出に向かう。


サクラ殿をみすみす渡してしまった上に、怖気付くなどと…何とも情けない男で申し訳ない。そんな拙者の事を考えて、時間をくれたシデン殿と、ハツ殿にも申し訳ない気持ちで一杯だ。

本来ならば、シデン殿は拙者を罵倒ばとうし、殴り倒していてもおかしくなかった。

拙者のせいで、大切なサクラ殿を連れ去られてしまったのだから。


でも、そうしなかった。

それには、色々と理由が有るのは分かっている。シデン殿とも、もう長い付き合いだから。

情けない拙者が、自分で立ち上がるのを待っていてくれたのだ。やはり、シデン殿は、拙者のに違いない。


拙者の汚名おめい返上へんじょうする為にも、この先に待っているはずの激闘で、全力を出し切ってみせる。


「シデン殿!魔力回復薬を使うでござる!」


走りながら、拙者はシデン殿に魔力回復薬を一粒渡す。

四鬼にとって、魔法は基本的に友魔が放つもの。しかし、友魔に対して常に魔力を与えている四鬼は、魔力を失い続け、長期戦となると体が重くなってくると師匠に聞いた事がある。


「…有難く貰っておこう。」


シデン殿と拙者は一粒ずつ魔力回復薬を飲み込み、戦闘に備える。


サクラ殿。今行くでござる。

ゴンゾーが悪鬼を討ち果たし、必ず助け出すでござる!


ーー・ーー・ーー・ーー・ーー・ーー・ーー



「…来てくれましたか。」


「当然でしょう。」


ガラクが声を掛けたのは、俺達の背後。


肩には、女性を担いでいる。


綺麗な着物は膝の辺りで破れ、ボロボロ。足先も泥だらけ。

でも、角度によって見える女性の顔は、よく覚えている。


「サクラ…」


「くくく……ははは!ここに来て彼女の身柄を抑えられたのは、起死回生きしかいせいというやつですかね!

ドガマが魔眼…いえ。紋章眼の能力を強化していてくれて助かりましたよ。」


ドガマも紋章眼の保有者……となると、テジムやシデン、ゴンゾーも一杯食わされたのか。無事だと良いが…


「いえいえ。現在、他にも逃げている魔眼保有者を捕まえております。既に何人か捕まえておりますので、直ぐに集まって来るでしょう。」


「それは素晴らしい……

それでは、ドガマ。まずは手始めに、私の元へその娘を。」


「はい。神人様。」


ガラクの元へ向かおうとする前に、ランカとニルが立ちはだかる。


「おっと…それ以上近付けば、この女の命は無いぞ。」


サクラの体に向けて刀を構えるドガマ。


下衆げすめ…」


「戦えもしない女性を人質にして、ほこりは無いのですか?」


ニルは疑問を投げ掛けながらも、助け出す為の機会を伺っている。

俺も当然、隙が有れば即座に動くつもりだ。


「そんなものは無いさ。いや、正確には、誇りを捨てざるを得ない状況にさせられた…とでも言えば良いか。

聞いた話では、枷付きってのは、大陸では奴隷と呼ばれる存在なんだってな。下民に似た立場のお前なら、そういう状況ってのも理解出来るんじゃあないのか?」


「そういう状況が有ることは否定しませんよ。

ですが、それは自分達が生きる為にやむを得ず…です。

あなたが今している事は、それとは違うでしょう。」


「いいや。違わない。

俺にとって、この先にふんぞり返っている奴らへの復讐は、俺が今生きている意味そのものだ。」


「………そこまでの恨み…ですか。」


「ああ。そこまでの恨みだ。」


復讐こそが生きている理由、意味だと言い切るドガマ。

ともすれば、俺も同じような状況に陥っていた可能性は有る。いや、大きく見れば同じ部類の人間だろう。

俺はサクラのように、聖人の様な存在ではない。

むしろ、元の世界では犯罪者となって然るべき人間だ。そもそも、元の世界でも人殺しだったのだから。


ただ、この世界に来て、俺はここまで、何かを為に剣を取り、人を殺してきた。

いつかニルが言ってくれた言葉だ。

守る為…ただその一点のみで彼らと違うだけ。

だが、その一点が、有ると無いとでは、全く違う。


俺が元の世界で受けてきた暴力と、俺がこの世界で振るった暴力の違いは、そこにある。

守る意志の無い暴力は、ニルの言うところの、なのだ。


「分かりますよ。恨みは人を変えてしまいますからね。」


「あの下民といい、お前といい、嫌いじゃあない。

俺の言いたい事が理解出来るならば、こちら側につけ。」


ドガマがニルに言う。


ニルの事を知らないのだから、仕方ない。そんな申し出を、ニルが嘘でも受けるはずがない。


「気持ちは理解出来ます。私も恨みの中に囚われていた時がありましたから。

ですが、あなたは、自分を捧げる主人を間違えてしまった。

もし、あなたがそこの下衆より先に、ご主人様…シンヤ様に出会っていたならば、あるいは共に肩を並べて戦っていたのかもしれません。

あなたの敗因は……ご主人様に出会えなかった事です。」


「ははは!敗因とは、勝ってもいないのに、面白い事を言う女だな!

神人様以上に俺の気持ちをんで下さる方はいない!俺の生きる意味はここにある!」


「実にあわれな人ですね。そこにしか生きる意味を見付けられないとは。

恨みを晴らす為、復讐にのみ囚われていては、到達出来ない場所があるのですよ。私はそれをご主人様に教えて頂きました。」


ん?俺、そんな事教えた覚えは無いのだが…?

寧ろ、守る為に…という話はニルから教えてもらったのだが…


そう思いつつ、考えてみると…ニルを買ったあの日から、ニルが自分をしいたげてきた者達に、復讐したいと言ったり、それを感じさせるような行動を取ったところは見たことが無い。


ついつい忘れてしまいがちになってしまうが、ニルは奴隷だ。

これまでいくつもの非人道的な扱いを受けてきたはず。

恨みを持ち、復讐したい奴は俺より多いだろう。

それなのに、そういう話を聞いた事が無かった。


ニルはそれでも笑って付いてきてくれている。その理由は、流石に俺でも分かる。

それは、復讐よりも、俺との旅を大切に思ってくれているから。

復讐がどうでも良い事だとは思っていないと思う。

もし、その機会が訪れたならば、迷わず復讐に身を投じるだろうし、俺も最大限の助力をするつもりだ。

そして、それは逆もまた然り。


これまで、そんな暇など無い程忙しく修羅場続きの旅路だったし、詳しく聞けば、ニルの憎しみの心も聞くことが出来るだろう。

恐らく、ニルはその事を俺に隠したりはしない。というか…大きな隠し事をする事は恐らく無い。

ニルが、魔族だと明かした日から、彼女はどんな事でも話してくれる。

女性がそんなに無防備でも良いのか?と、俺が心配になる程だ。


でも、恨みを持った相手の事や、復讐の事を聞いたとしても、これからの生活が今までと大きく変わる事は無いと思う。

復讐自体は全力でサポートするが、それはあくまでも機会が有れば…の話だ。

俺の事についても、復讐の為だけに、これまで俺に託されてきた思いを踏みにじる事はしたくない。

俺は、復讐の為だけに動き回る気も無ければ、復讐を最優先事項にするつもりも無い。

ニルも俺と同じ気持ちでいるのだと思う。

恐らく、その気持ちは俺との旅を通してそう思ってくれたのだと思う。


言ってみれば、俺が教えた…とも言えなくはないが、俺もまた、それをニルから教わっているのだ。


とどのつまり……ニルが俺を持ち上げ過ぎて、そういう言葉になってしまった…という事なのだろう。


「恨みを晴らさずに生きる人生に意味などない。」


「だから哀れだと言っているのですよ。」


「俺からしてみれば、お前達の方が哀れに見えるがな。」


「話し合いはそこまでにしましょうか。」


ガラクが傷だらけの顔を歪ませる。笑って…いるのか?


「彼女の能力を奪っても、死ぬわけではありません。もしかしたら…意識を取り戻す事が出来るかもしれません。

死んでいなければ…ですが。」


四鬼華の情報を敢えて聞かせたのはガラク。俺達がサクラの為に動いている事は当然知っている。

ここで俺達がサクラを見捨てて動く事が無いことも。


「折角の計画が、あなた達のせいでボロボロです。

実に腹立たしいですが…目的を達成出来るのであれば、良しとしましょう。」


ドガマがゆっくりと迂回してガラクの方へと歩いていく。


「ドガマ!」


「っ?!」


ドガマが向かってきた方向から、知った声が聞こえてくる。


ゴンゾーとシデン。二人が走ってくる。

かなり急いで走ってきたのか、肩で息をして、ひたいに汗を流している。


「ほう。あの傷を耐え抜いたか。」


「白々しい事を…」


「貴様………一体誰の妹に無断で触れているのか分かっているのだろうな?」


あ。シデンブチ切れモードだ。

確かに…着物が破れて、女性としては、はしたない格好と言われる状況のサクラを担いでいるのだから、シスコンのシデンからしてみれば、万死に値するだろう。


「どいつもこいつも……私の邪魔ばかりして…」


「あ?んー?お前がガラクか?物凄い顔だな。」


シデンが仮面を外したガラクを見て、遠慮無く言い放つ。


「それだけ醜い顔なら、隠したくなるのは分からんでもないな。」


「…………」


ブチ切れモードだとしても、シデンは四鬼だし、いつも、どこかに冷静さを備えている。

つまり、これはガラクを敢えて挑発しているのだろう。

しかし…サクラが捕まっている状況では、逆効果なのではないだろうか。


「貴様……」


と思っていると、プルプルと震え出したのはドガマの方だった。


シデンの方を見ると、してやったりと言った顔をしている。


どうやら、最初からガラクではなく、ドガマへ対しての挑発だったらしい。

ニルとの会話からも分かるように、ドガマはガラクの事を恩人のような感覚で見ている。

自分の恩人をバカにされれば、大抵の者は怒りを覚えるだろう。


「ドガマ。落ち着きなさい。早くこちらへ。」


「ちっ!」


ギリギリと、ここまで聞こえてくる程の歯軋はぎしり。


「やはりあの顔面崩壊野郎が居ると厄介だな。」


シスコンシデン…妹以外に対する口の悪さが尋常ではないな…相手が敵だと余計に、なのだろう。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る