第173話 癖

「それにしても…めちゃくちゃ気持ち悪いモンスターだな…」


「そうでござるな…目ばかりで気色悪いでござる。」


「うちも苦手だなぁ…」


一応何かに使えるかもしれないし、大陸では見ないモンスターだから、回収はしておくが…まじまじと見たくないな。


「この場所は百々目鬼だけが出てくるのか?」


「先程言っていた危険なやつ以外は、百々目鬼ばかりのはずだ。少なくとも、俺は百々目鬼しか見てない。」


「これが続くだけなら、それ程危険な場所では無さそうか。」


「それはシンヤさん達だから…だと思うよ。うちにとってはいつ死んでもおかしくない場所だからね。」


「セナとタイガの事はしっかり守るから安心してくれ。

ラト。後ろは頼むぞ。」


『任せてー!』


こうして、俺達は最下部を目指してトンネルを歩き続けた。


何度か百々目鬼が現れたが、ニルとゴンゾーが有無を言わさず倒していく。二体目以降は相手の動きも分かっているため、出会ってから倒すまで数分も掛からない。


因みに、ニルの戦華が血液を纏う時間は数分というところだった。時間が経つと、パラパラと表面を覆っていた血液が砕けて落ちるのを確認した。

それでも十分な性能だし、文句は無いだろう。


次々と百々目鬼を倒して進んでいくと、少しだけ大きな空間に出る。

トンネルはここまで、基本的に同じ大きさでずっと続いていたのだが…


「ここは百々目鬼の巣でござるな。」


「巣?本体が居ないぞ?」


直径十メートルの綺麗な半球状の空間には、百々目鬼の姿は無く、気配も感じない。


「百々目鬼は巣をいくつも作り、巣の間を移動して、寝てを繰り返すでござる。

ここにいないとしたら、別の巣に居るのでござろう。

もしくは、新しいトンネルでも掘っているかもしれないでござるな。」


このトンネルは、日に日に数を増やしているらしい。トンネルの壁は鉄のように硬くなっているし、崩れるような事にはならないだろうが、これ以上複雑な迷路にしないで欲しい。


「スペース的にも丁度良いし、一度ここで休憩して行こうか。」


「そうですね。」


「うちは何もしてないし、疲れてないから気を使ってくれなくても大丈夫よ?」


「ふっふっふっ…」


ゴンゾーが嬉しそうに笑う。


「な、何よ。ゴンゾー。」


「セナ。こういう場所では、常に緊張しているから、疲れていても気が付かないものなのでござる。疲れていないと思っていても、休憩しておく事が重要なのでござる。」


俺がダンジョンでゴンゾーに説明した話だ。


「どうせその話もシンヤさん辺りに聞いたんでしょう?」


バレてるし。


「ぐぬっ……な、何故分かったでござるか…?」


「何年見てきたと思ってるのよ。」


「ぐぬぬぬ…」


「でも、ゴンゾーの言った事は正解だ。休める時に休む。特にこういう場所ではな。」


「分かったわ。シンヤさんの言う事なら素直に従うわ。」


「せ、拙者が言ったでござるよ?!」


「はいはい。」


「ぐぬぬー!」


悔しそうにしているゴンゾー。でも、懐かしんでいるようにも見える。

仲が良くて何よりだ。


「シンヤさん何してるの?」


「え?ああ。魔具の作成をな。」


ダンジョンからこっち、時間が空いた時は必ず魔具作成を行っている。場所もそう取らないし。


「そう言えば、魔具も作れるって話をしてたよね…今はどんな魔具を作ってるの?」


「ちょっと気になる事があってな。考えを纏めつつ型を作ってるところだ。」


実は、オンオフ機能付きの魔具は既に完成している。


結局、『+』の図形を二つ入れ込む事で、物理的な衝撃によってオンオフ切り替えが可能となる事が分かり、オンオフ機能付き炉の作成も終わっていた。

まあ出来たのは、つい先日の事だが…


今作成しようと考えているのは、全く別の物だ。


「どんな物を作ろうとしてるの?」


どうやら、職人魂に火が着いたらしいセナが、俺が作っている型を覗き込んで聞いてくる。

まあ…セナなら魔具作成の事を話しても悪用はしないだろう。


「今作ろうとしているのは、風を起こす魔具だな。」


「風?」


「あまり強い風じゃあ無いがな。初級魔法のガストを作ろうとしている。」


初級魔法のファイアは作成出来た。それじゃあ次は中級魔法!とはいかない。初級魔法にも魔具にすれば使えるものは沢山あるし、まずは初級魔法の魔具を慣れるまで作って、経験を積む。こういう事は、焦って難度の高い事をするより、じっくりやっていく方が意外と近道なのだ。


「形状はどうするつもり?」


「腕輪型にしようかと思っている。」


形状も簡単な平面だけでなく、曲線の多い形状だって作れるようにしておきたい。


「腕輪型か…」


セナは斜め下を見ながら何か考えている。


「見た感じ、型に魔石を流し込むのよね?」


「何だ?魔具の作り方は知ってるのか?」


「ええ。少しね。四鬼様の刀を父が打ったって言ったでしょ?」


「ああ。聞いたな。」


「四鬼様の刀には、それぞれ契約している友魔様に合った魔石陣が埋め込まれているの。つまり、魔具ね。」


「そうだったのか?!」

「そうなのか?!」

「そうだったでござるか?!」


タイガやゴンゾーも一緒になって驚いている。


「あー…これ、言っても良かったのかな…?一応、ここだけの話にしておいて。」


極秘事項というわけではなさそうだが、ゴンゾーやタイガが知らないとなると、少なくとも平民には知らされていない事実の類らしい。


「承知したでござる…」


「俺も誰かに喋ったりしないから安心してくれ。」


「ありがと。そうだな…シュンライ様の刀、今ではシデン様の刀だけど、あれは雷鳴刀らいめいとうって名で、柄の所に魔石陣が埋め込まれているの。」


「全然知らなかったでござる…」


「シデン様の友魔は雷獣様でしょ?だから、電撃を使う事が多いの。」


サクラの話の中でも、シュンライが刀に電撃を纏わせていたな。あれの事か。


「普通は刀に雷なんて纏わせたら、刀を持っている人もビリビリッ!ってなっちゃうでしょ?」


「言われてみるとそうでござるな。」


電気という概念は無いが、雷は自然現象として理解しているみたいで、感電する事くらいは理解しているみたいだ。

ほとんど全ての部分が金属で出来た刀は、電気をよく通す。刃に電気を通せば、それを握っている本人も感電してしまうのが道理。

サクラの話を聞いていて、想像していると、アニメや漫画のように疑問に思わなかったけれど、普通はセナの言うようにビリビリッとしてしまう。


「どんな仕組みなんだ?」


「魔力を柄の部分に送り込むと、魔石陣が反応して、熱を発するの。

その熱に反応したインシュライトっていう鉱物が柄より下、つまり使用者側への雷の伝達を阻害してくれるの。」


「インシュライト…?初めて聞く単語だな。」


「そうなの?この島じゃ普通にどこでも手に入るわ。大陸では違うの?」


「どうだろうな…」


この島に大量にあるという事は、大陸にもありそうな気もする。俺が知らないだけかもしれないな。

そもそもこの世界には、電気という概念が無いから、絶縁体ぜつえんたいの必要性もあまり無い。つまり、需要が無い。となれば、そのインシュライトとやらがあったとしても、ゴミ同然の扱いを受けているはずだ。

価値の無い鉱物として捨てられているならば、知らない可能性もある。機会があれば採取するか買っておいても良いかもしれない。


「それじゃあゲンジロウの刀にもそういう仕掛けがあるのか。」


「ええ。全員似たような仕掛けが施されているはずよ。」


「そうでござったかぁ。勉強になるでござるなぁ。」


「そんなわけで、父上が魔具の作り方についてはある程度知っていたから、私も習ったの。と言っても、シュンライ様の刀に埋め込んだ魔石陣の知識だけしか無いけどね。

本職は鍛冶屋だし、そういう仕事の人は別にいるもの。」


ゴンゾーは魔具についても元々知っていたし、この島にも魔具を作る専門家は居る。魔具を売っている店も見た。

話に聞く限り、この島内でも、魔石陣の作り方等についてはある程度規制されているのかな。それとも、専門分野として扱われているから一般の人は知ろうともしないのか…とにかく、常識的な知識ではなさそうだ。


「で、問題はこっちよ。

魔石陣を埋め込むとして、腕輪型にするならそれなりに小さくしないといけないでしょ?」


「そうだな。まだ初めて作るから取り敢えず魔石陣が発動するかを調べる段階なんだ。」


「そういう事ね。」


型の作成は慣れてきたし、直ぐに完了する。問題はここからだが…


「んー…そうね。ここから始めて、ここを通って…こっち。で、ここからここまで行って…」


と、セナが型の凹みを指で示しながら説明してくれる。


「ま、待て待て!どうしてそんな事分かるんだ?!」


「どうしてって…何となく?」


変な事言った?みたいな顔で疑問形。


「普通は何度も試して分かるものだろ?!」


「あー……うん。確かにそうね。

うちが口を出しちゃうとシンヤさんの学ぶ機会を奪っちゃうか…」


「どういう事だ?」


「そうね…魔石を溶かしたものって、鉄を溶かしたものに凄くよく似ているの。粘度とか、挙動とかね。」


「言われてみると…似てるかもな。」


「うちは鉄を毎日毎日触って、叩いて、溶かして…ってやってるから、流れ…って言えばいいのかな…鉄が無理なく自然に流れる方向っていうのが分かるの。」


「自然に流れる方向…?」


「うん。溶けて粘りが弱くなっても、必ず素材っていうのは、流れたい方向っていうのがあるのよ。父上やうちは、それを素材の『クセ』って呼んでるの。その癖が掴めると、どうやって流し込んで行くと一番無理が無いかって事が分かるようになるの。」


「へぇ……」


感覚的なものだと思うが…これぞ職人って感じだ。


「例えば、魔石を溶かして、平面に流すとするよね。」


「ああ。」


「慣れてないと、真っ直ぐ直線に垂らすって凄く難しいでしょ?」


「そうだな。グネグネする。それで何度か失敗した。」


「それも癖なの。

真っ直ぐ直線に垂らそうとして曲がる時って、素材が真っ直ぐに走りたくなーいって言ってるの。」


「感覚的だな…」


「この世界は感覚が全てだからね。

その曲がりたーい!とか真っ直ぐす進みたーい!とかが分かると、ここで曲がって…ここは真っ直ぐで…とか分かるようになるの。」


「面白いな。」


「へへへ。これが面白いって思えるなら、職人に向いてると思うよ。」


「セナに教えてもらったやり方で流してみてもいいか?」


「うん!」


話の最中にニルが溶かしておいてくれた緑色の魔石を型に流し込んでみる。すると…


「おお?!」


淡く光り出した魔石陣から風が吹き出してくる。


「本当だ!一発で成功したぞ?!」


「言ったでしょ。癖よ。癖。」


「さすがプロだなぁ…」


セナの言う通りやると、いとも簡単に魔石陣が発動した。


「じゃあこの図形を入れるとしたらどこが良いんだ?」


「そうね……多分ここと…ここかな。

でも、これはもっと効率の良い場所があるかも。その辺は何度かやってみないと分からないわ。」


明確ではないにしても、オンオフ機能の『+』模様の入れ込む場所まで分かるらしい…


「これって普通は分からないよな?」


「どうだろう?自分の能力を父上以外の他人と比べる機会って無かったからなぁ…」


この島で一、二を争う職人としか比べてなければ、そりゃ腕も上がるわな。


「普通は無理でござるよ。拙者の知る限り、この島では、十数人…いや、数人しかいないかもしれないでござる。」


「そんなに少ないのっ?!」


「セナは自分の腕の向上にしか興味が無かったでござるからな。」


能力だけで言えば、もうこの島で一番の職人に王手をかけている状態という事らしい。

俺達は凄い女性と仲良くさせてもらっているのかもしれないな…


「知らなかった……でも、うちが目指しているのは、一番だからね。

父上はもっと凄かった。未だに父上が打った刀と比べると全然駄目。聞かなかった事にして頑張らないと!」


「セナは頑張り屋だから凄いでござるなー。」


ゴンゾーは心からそう思っているのだろう。自然とその言葉を口にした。


「ゴンゾーが頑張ってるのに休んでなんていられないわよ…」


ゴンゾーには聞こえていなかったみたいだが、ボソッと口にしたセナの言葉は、俺には聞こえていた。


その後、セナに教えてもらったやり方で作った魔石陣は、一発で成功。オンオフ機能付きのガストの魔石陣の原型が完成した。


後は小さくして、腕輪に組み込めるように湾曲させれば良いだけだ。


ただ、ここでの休憩は終了。あまり長く休んで本題を忘れるわけにはいかない。


その場を後にした俺達は、百々目鬼との戦闘を繰り返しながら進み、下へ下へと向かっていった。


「…この辺りから常闇の森の下部に入る。そろそろ光を消して進もう。」


「分かった。」


俺達はタイガの指示通り、明かりを消す。


「完全な暗闇だな…」


どれだけ下って来たか正確には分からないが、かなりの距離を歩いた。

縦穴の上部は完全に木と葉に覆われているし、入ってくる光は極僅か。こんなトンネルの中に居れば皆無だ。

こんな場所となれば、昼でも夜でも関係なく、完全な闇だ。まさにという言葉をかんするに相応ふさわしい場所と言える。


「これじゃあ何も見えないな…」


「いや。大丈夫だ。ちょっと待っててくれ。」


「??」


タイガがそう言い、数秒後、本当に見えるか見えないかくらいの小さく、弱々しく、そしてほのかな緑色の光がトンネル内に現れる。

照らしているというにはあまりにか弱く、ほとんど暗闇と変わらない。

明るい所で見たら、ただの緑色の石にしか見えないだろう。


「これは何だ?」


その光の源は、タイガの手の中にある。


蛍火ほたるびと呼ばれる鉱石で、こうしてほんの少しだが光を放つんだ。これなら闇華は消失しない。

偶然このトンネル内で見付けてな。闇華が消えない事も確認済みだ。」


俺は鑑定魔法で手の中にある石を確認してみる。


【蛍火…小さな緑色の光を放つ鉱石。珍しいが希少という程ではない。】


どうやら鉱石の一種らしい。これも知らない鉱石だ。この島だけにあるのか…?今はそんな事どうでも良いか。


「確かに…目が暗さに慣れてくると、少しだけ視界が取れるな。」


「本当に少しだけね…」


「無いよりずっと良いでござるよ。」


「よく見ると、壁にもいくつか見えますね。」


「明るかった時は全く気が付かなかったな。」


「とはいえ、ほとんど先は見えないでござるから、気を付けて進むでござる。」


「そうだな。ニル。ゆっくりで良いからな。」


「分かりました。」


見えなくもない…程度の視界の中、俺達は更に下へと向かって歩いていく。


今思うと、百々目鬼は、この暗闇の中で、僅かな光を感知する為にあれだけの目が付いていた…と考えられなくもない。


暗くなった事で、百々目鬼の出現に気が付くタイミングが少し遅れるようになってしまったが、戦闘にはそれ程大きな影響は無かった。

ニルとゴンゾーのタッグと、百々目鬼の実力差は、その程度でくつがえされる事はない。


想像よりもずっと早くトンネル内を進んでいき、俺達は最下部周辺まで辿り着いていた。


「そろそろ最下部のはずだ。」


タイガが少し緊張した声でそう伝えてくると…


ゴゴゴッ……


どこかからか地鳴りのような音が聞こえてくる。


「これだ…この音だ…」


タイガは随分怯えている。


確かに、百々目鬼程度のモンスターが出せる音ではないし、何やら危険な雰囲気もする。


「ラト。何か分かるか?」


『うーん……何か居るのは分かるんだけど…まだ遠くてどんな奴かは分からないかな。』


「何か分かったら教えてくれ。」


『うん!』


ラトが居てくれて本当に助かっている。

最下部への道程も、何度かラトの指示に従ったお陰で、あまり迷わず下りて来られた。

すんなりと下りてきたが、中はかなり複雑な迷路状態になっていて、ラトが居なければ倍以上の時間が掛かっていただろうと思う。


「闇華は、まだ下か?」


「ああ。多分もう少し下だ。それ以上下へは下りられない所まで行ったからな。」


それから、いくつかのトンネルを通って、更に下へ向かって行く。

たまに地鳴りのような音が聞こえてきて、不安感をあおってくる。


「百々目鬼が全然現れなくなりましたね。」


「そうだな……地鳴りの主を避けているのか…?」


「だとすれば、それなりに危険な相手でしょうね。」


「出来れば出会いたくないな。」


「闇華を採取してさっさと上に戻るでござるよ。無駄な戦闘は避けるでござる。」


「うちもそれに大賛成。目的を果たしてさっさとこんな所からは出よう。」


セナは毎回百々目鬼が出てくる度に気持ち悪いと眉をひそめていたし、こことの相性が最悪なのだろう。


そこからは百々目鬼とは一切出会わず、すんなりと最下部へと到達した。


「これが…闇華か。」


これ以上、下へは行けないというところで、足元に生えている真っ黒な花を見付けた。


一本、二本の話ではなく、群生ぐんせいしている。


ヒョロりと長い茎の先に、細かくて尖った花弁が球状に開いている。

見た目を簡単に表すならば、真っ黒なシロツメグサだ。

シロツメグサという名前、一度は聞いた事がある花だと思うが、有名なのは花よりも葉の方かもしれない。

シロツメグサの葉は三枚か稀に四枚以上の葉を付ける。所謂いわゆる、クローバーと呼ばれているものだ。


ただ、目の前に咲いている闇華の葉は、クローバーではなく、タンポポに近い。細長く、両サイドがギザギザした形をしている。

当然、その葉も真っ黒だ。


周囲の土も真っ黒で、生えている花も真っ黒。そのため、ほぼ完全な保護色になっていて、そこに有ると言われなければ気が付かずに踏んずけていたかもしれない。


「一応確かめておくか…」


俺は鑑定魔法を使い、闇華を鑑定しようとする。


魔法陣から光が放たれると、俺の周囲に生えていた闇華が、一斉に霧散して消えていく。


「しまったな…魔法陣の光でも消えるのか…」


蛍火よりずっと魔法陣の方が光量があるし、考えてみれば当たり前の事だったのだが…そこまで思い至らなかった。

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