第158話 桜の木

一頻ひとしきり泣いた後、ゴンゾー様が何故こんなに長い間外に居たのかを聞いた。


私は、その理由を聞いて、また大泣きしてしまった。


ゴンゾー様は、私が酷く傷付いたのを見て、あれだけ注意されていたのにも関わらず、大切な物を壊してしまったと自分を責めたらしい。


何とか、あの桜の木を救えないものか、と街中を駆けずり回ったものの、彼は既に四鬼の家に巣食う悪鬼として名が知れており、手を差し伸べてくれる人は居なかったらしい。


そこでゴンゾー様がとった行動は、昔、私達と出会う前の記憶を頼りに、街の外から桜の木を事だった。


子供の頭でも、それがどれ程、困難な事なのか…それは分かった。


ただの桜を見付けるだけならば、それ程難しくは無い。この島には野生の桜の木は沢山あるし、屋敷の庭に生えている桜の木は、一般的な桜で、数も多い。

しかし、野生に生えている桜の木の中で、私と同い年の桜の木となると……簡単に見付けることは出来ない。いいえ。私なら多分、一生を掛けても見付けることは出来ないと思う。

それをゴンゾー様は、文字通り、野を駆け山を駆け、見つけてきてくれた。完全に同じではないかもしれないけれど、見た限り同じ年齢に見える。


子供が一人で運ぶには大きな桜の木。


ゴンゾー様の手の爪は割れ、血が滲んでいて痛々しい。大切に大切に掘り起こされた事が分かるように、根には一つも傷は無く、全て手で掘られた事が分かった。


山の中、モンスターだって出てくる。それなのに、ゴンゾー様はたった一人で、食べる物を探すことですら難しい野山の中、ひたすら駆けずり回っていたのだと思う。


そして、それを何事も無かったかのように私に見せて……泣くなという方が難しい。


「どうして…ひっく……どうして……」


「ごめんなさい。桜の木を折ってしまったから……」


暗い顔をするゴンゾー様。


「違う…違うの…ひっく……」


そんな事はもうどうでも良かった。


あれ程酷い仕打ちをしたのに、こんなにも優しい受け答えが返ってくるなんて、夢にも思っていなかった。


要領を得ない私の問いに、ゴンゾー様は微かに笑い、こう答えてくれた。


「サクラに笑って欲しくて。」


「たった…ひっく…たったそれだげのだめにー!!ごめんなざぁぁいぃ!!」


本当にたったそれだけの為に、ゴンゾー様はこの桜の木を掘り起こし、ここまで持ってきてくれた。


本当に嬉しくて、申し訳なくて、私はただただひたすらに泣きじゃくった。


これより前にも後にも、ここまで号泣ごうきゅうした事は無かったと思う。


泣きながら、ゴンゾー様が持ってきて下さった桜の木を、庭に植えた。接木をした桜の木の隣に。


この時のゴンゾー様の一言は、その後の私の人生において、命題めいだいとも言える程の重要なものになった。


この日から、少なくともゴンゾー様の前では、常に笑っていよう。私はそう心に誓った。

出来れば誰の前でも、そうでありたかったけれど…なかなか難しかった。それをやっていた母上は、本当に凄い母上だった。


そして、ゴンゾー様はその後、父上や母上に半分、無理矢理連行された。嫌いでは無くなった風呂に入り、出された食事を食べ、破れていない服を着させられた。


もうゴンゾー様は、色々な事が一人で出来るようになっていたし、少し困ったような、少し気恥しいといった顔をしていたのを覚えている。


こうして、身綺麗になったゴンゾー様は……父上、母上、兄上、そして私と話がしたいと言い出した。

当然私達も話がしたかったから、四人で集まってゴンゾー様と話をした。


この三ヶ月間の事とか、これからの事とか、沢山話をして、また一緒に楽しく暮らしたかった。


でも、ゴンゾー様が最初に言った一言で、私はまた泣きそうになってしまった。


「……この家を出たいと思う。」


静かに、決意の宿った目でそう言ったゴンゾー様。


「なんで?!私の…私のせい?!」


ゴンゾー様が出ていってしまう事が嫌で、口調が勝手に強くなってしまう。


「違う。サクラのせいじゃない。」


ゴンゾー様はキッパリと否定した。


「じゃあなんで?!」


「………………」


私の問いに、ゴンゾー様は苦い顔をして、黙ってしまう。


「………街に出て、噂を聞いたのか。」


父上が静かに言った。


「……うん。」


ゴンゾー様は頷き、そして俯く。


噂というのは、当時、南地区で流れていた噂だった。


内容は様々であったが、共通する事は一つ。ゴンゾー様を屋敷に住まわせている事で、父上を悪く言う内容…という事。

例えば、悪鬼を住まわせるなんて気でもれたか…とか、悪鬼をまねき入れた事で、シュンライ様は落ち目…だとか、酷いものでは、幼い男子を玩具として招き入れている…なんてものもあったらしい。


当然全て根も葉もない噂でしかなかったけれど、街中を駆けずり回ったゴンゾー様は、疫病神のような扱いを受け、言葉を覚えた事で何を言われているか…理解してしまった。


自分一人が責め立てられるならば、きっと出て行くなんて言わなかったと思うけれど、私達、特に父上が責め立てられている現状に、責任を感じてしまったのだと思う。


「そんな事、気にしなくて良いのだぞ?」


「………ううん。出て行く。一人で生きられるから。」


この三ヶ月。ゴンゾー様はたった一人で生き延びてきた。危険が無かったとは思わない。寧ろ、危険に満ちた三ヶ月だったと思う。

でも、ゴンゾー様は一人で生きられた…そして、生きる決意をしてしまった。


「父上!」


私はすがり付くように父上を見たけれど、父上は首を横に振った。


「ゴンゾーが決めた事だ。」


「そんな…そんなのって……」


私はゴンゾー様の前では泣かないと決めたのに…


涙腺が緩みそうになった時、ゴンゾー様が私に向かって笑いかけてくれた。


「サクラ。大丈夫。」


何が大丈夫なのかは分からなかった。でも、ゴンゾー様のその一言には確信に近い何かを感じた。


「ゴンゾー。お前がそう決めたのならば、そうすれば良い。だが、いつでもここに戻って来るのだぞ。」


「そうよ。私達にとって、あなたはもう、息子同然なのだから。」


「アザミ……シュンライ……」


「ぼ、僕も…別に戻って来たければそうすれば良いと思う。」


いつもは少し辛く当たっている兄上まで、ゴンゾー様に優しい一言を贈った。


私は、胸が張り裂けそうな思いだったけれど……ゴンゾー様に向かって笑顔を贈った。


ぎこちない笑顔だったかもしれない。上手く笑えているか分からなかった。


それでも、ゴンゾー様は嬉しそうに笑ってくれた。


「今日一日は泊まっていけ。今日でも明日でも、それほど変わらないはずだ。」


「…うん。」


こうして、ゴンゾー様がこの屋敷に居る、最後の日がやってきた。


その日は、偶然にもセナちゃんがやってくる日で、最後の一日と知ったセナちゃんは、直ぐにゴンゾーを問い詰めた。


「なんで?!わざわざ外に出なくてもここに居ればいいじゃない!サクラはどうするの?!」


「サクラには…シデンが居るから。」


ゴンゾー様が言っているのは、護衛的な話。私には常に兄上が護衛として居てくれるから、自分は居て

も居なくても…という意味。


「そういう事じゃない!」


ビシッ!


「あてっ!」


手刀をゴンゾーの額に打ち込むセナちゃん。


「セナちゃん。私は大丈夫だから。あまりゴンゾーを虐めないで?」


「……はぁ……なんでこうなるのよ…」


大きな溜息を吐いて、肩を落とすセナちゃん。


「セナちゃん……」


「……セナ。」


「え?」


「サクラもセナって呼んで。友達でしょ。」


「え?!」


「嫌なの?」


「う、ううん。分かった。セナって呼ぶ。」


セナは、この時、多分三人でこうして会える事は、この先ほとんど無いと気が付いていたのだと思う。

だから、よそよそしい呼び方を止めて、友達…ううん。親友としてそう呼んで欲しいと、この日に言ってきたのだと思う。


それから私達は、沢山の思い出を、出来る限り作れるようにと、限界まで遊び回った。


空が赤く染まってきた頃、接木をした桜の木と、ゴンゾー様が持ってきた桜の木の間に、三人で横になって、より赤くなっていく空を見ながら、一つの約束をした。


「……この、二本の桜の木が、大きくなったらさ。

また、三人で……ここで会おうよ。」


「うん!それ良い!さすがセナちゃ…セナ!」


「でしょ?!ゴンゾーも!良いわね!?」


「……うん。約束。」


「よーーし!!次に三人で会う時には、私はこの島一番の刀匠とうしょうとして会ってやる!」


セナは横になったまま両手を空へと突き出してそう叫ぶ。


「セナなら出来るよ!絶対に!」


「サクラは?」


「え?!私?!」


「せっかくなんだからドーンと言っちゃいなよ!」


「う、うーん……私は……」


「うんうん!」


「母上みたいになる!」


「な、なんだそりゃ…」


「ダメ…かな?」


「ほんとサクラはアザミ様が大好きなんだね。」


「うん!」


「それにはまず、走り回ったりしないようにしないとね?」


「それは………難しいかも……」


「サクラなら出来るよ!絶対に!」


「そう…かな?」


「絶対!ね?!ゴンゾー!」


「…うん。出来る。」


「えへへー。頑張る!」


私も両手を空へと突き出した。


「ゴンゾーは?」


「………サクラとセナを守れるくらい強くなりたい。」


思ってもいなかった一言だった。


ゴンゾー様は言葉を覚えてから、色々と喋るようにはなったけれど、その心の内側を言葉にすることはあまり無かった。


ゴンゾー様がそんな事を思っていたなんて、私は胸がグーッと熱くなり、締め付けられたような気がした。


「なにそれ。そんなのつまんない。」


「え?!セナ?!」


私の感動を無視して、セナはゴンゾーにダメ出しをした。

そして、こう付け加えた。


「どうせなら、四鬼になりなさいよ。それくらい強くなれば、誰だって守れるんだから。」


「四鬼……」


それが私やセナの夢よりも、ずっと困難で険しい夢だと、分からないセナではなかった。


でも、私もセナも…ゴンゾー様ならば出来るのでは…?と、心のどこかで思っていた。


身分の貧しさや、素質、色々な壁がある。でも、ゴンゾー様ならば、いつかきっと………


「ゴンゾーの夢は四鬼ね!決定!」


「そ、それは…」


「け・っ・て・い!!」


強引に決定してしまうセナ。


ゴンゾー様は、困ったような顔をした後、ボソリと言った。


「頑張ってみるよ。」


ゴンゾー様も両手を空へと突き出した。


「セナー!そろそろ帰るぞー!」


「はーーい!!」


三人の時間は、こうして終わりを迎えた。


その夜は、私の願いで、母上、父上、兄上、ゴンゾー様、そして私の五人で川の字になって寝た。


多分……この日が、私の人生で最も幸せな日だったと、今になって思う。


翌日。


ゴンゾー様は父上達から貰ったいくつかの餞別せんべつを手にして、門の前に立っていた。


「お世話になりました。」


「そんな言葉どこで覚えてきた?」


ゴンゾー様が頭を下げると、父上は驚いたように言った。


「だが、ゴンゾー。もう、ここはお前の家でもある。こういう時は、。だぞ。」


「シュンライ……」


「体を冷やして風邪をひかぬように…食べる物が無かったらここへ来るのですよ?それに……それに……」


ずっと気丈きじょうに振舞っていた母上が、手を口元に当て、目から大粒の涙を流す。


「泣かぬと…決めていたのに…」


「アザミ…」


「良いですか…あなたは誰が何と言おうと、私達の息子です。ほこりを持って…うぅ……」


母上がそれ以上言葉を続ける事は出来なかった。それでも、何が言いたいのか、それはゴンゾー様にも伝わったはず。


父上が母上にそっと胸を貸す。


「誇りを持って生きます。」


母上は父上の胸の中で、小さく頭を縦に振った。


「ゴンゾー!」


兄上が眉間にしわを寄せてゴンゾーの顔を見る。


「シデン…」


「良いか!僕は必ず四鬼になる!」


兄上が強い言葉をゴンゾーに向ける。


「父上の跡を継いで!雷獣とも契約する!そして、この南地区を守り抜く!それが僕の夢だ!」


多分、私達三人が桜の木の間で交わした夢の約束を聞いていたのだと思う。


ゴンゾー様がハッキリと言えなかった夢を、兄上はハッキリと言ってみせる。


「ゴンゾー!」


「…………」


「身分なんて関係無い!お前がやるかやらぬかだ!

僕のならばお前も四鬼になってみせろ!それまで僕はお前を認めてやらないからな!」


それだけ言った後、兄上は後ろを振り向き、目から落ちる涙を隠した。


「四鬼に……」


ゴンゾー様は、自分の小さな手を見詰めていた。


「…分かった。」


「ふんっ!」


ゴンゾー様の一言を、鼻を鳴らし、認めていないと伝える兄上。


「ゴンゾー。」


「サクラ。」


私はゴンゾーの前に立って、空いている手を取る。


「あの桜の木は、私がしっかり面倒を見て、立派に育てるよ。だから、絶対に大きくなる。

ゴンゾーも、大きくなって、セナと一緒に…また…」


私も泣きそうになってしまう。でも、もう泣いたりしない。嬉しい時以外の涙は、二度とゴンゾー様には見せたりしない。


「約束だよ。」


「うん。約束。必ず。」


ゴンゾー様の手を放すと、掌に、ゴンゾー様の温もりがまだ残っている気がした。


「………行ってきます。」


ゴンゾー様は振り返り、門を出て行く。


その目に涙が見えた気がしたけれど…兄上と似た者同士なのかな。きっとそれを私達に見せたくなかったのだと思う。


優しいゴンゾー様の事だから。


私達は、ゴンゾー様の背中が曲がり角に消えていくまで、見詰め続けた。


ここからは、セナや他の人達に聞いた事がほとんどだけれど、一応、その後のセナとゴンゾー様の生活の事を知っている。


まず、セナは、本格的に彼女の父上であるトウジ様からの指導を受ける事になり、あまり会えなくなってしまった。


たまに会う機会があったけれど、見る度に彼女は可愛らしく成長し、そして、刀匠としての実力も向上させていっていた。


会う機会は減ったけれど、私達には桜の木の間での約束があった。

寂しくなかったと言えば嘘になるけれど、それでも、セナが夢に向かって頑張っている姿を見ると、私も頑張らなきゃ、と力を貰えた。


そして、ゴンゾー様は、街に出た後、色々な場所を渡り歩き、下民の人々が働ける場所を作っていた。


正確には、言葉や簡単な計算が出来るゴンゾー様を筆頭にして、人が嫌がる仕事を安く請け負い、その働き手として下民の者達を起用きようしていた。


しかし、ゴンゾー様に関する噂は、酷いものが多かった。


下民をそそのかす不届き者。とか、悪鬼の親玉なんて噂もあった。

当然、そんな場所に身を置くゴンゾー様の生活には、荒事あらごとが絶えず、喧嘩も多かったらしい。

悪事に手を染める事は無かったらしいけれど、粗悪、粗暴の代名詞としてゴンゾー様の名前が上がる程。


セナからゴンゾー様の話を聞く時…


「でさぁ!皆ゴンゾーを悪く言うんだよ!?おかしいでしょ?!悪いのは向こうなのになんでゴンゾーが悪く言われなきゃいけないの?!

うちがその場に居たらゴンゾーの代わりにボコボコにしてやるのに!もう!」


矢継ぎ早に喋るセナが、そう言って怒っていて、私はその話を笑って聞くことが出来た。


私とセナは、ゴンゾー様の優しさを知っている。


だから、どれだけ周りの者達がゴンゾー様を悪く言おうと、私もセナも、決してゴンゾー様の行いを疑ったりしなかった。


ただ、ゴンゾー様の言葉遣いや、態度は、どうしても荒っぽいものになっていってしまう事は避けられず、それも粗暴と言われる事に拍車はくしゃを掛けていたのだとは思う。


それでも、私はゴンゾー様を一度も疑った事など無かった。


何故なら、ゴンゾー様は毎年、私の誕生日に必ず、桜の苗木を贈ってくれたから。


その苗木にどんな思いがあったのかは分からないけれど、あの約束を忘れていない。誇りを持って生きている。そう伝えたかったのだと、私は勝手に思っている。


毎年来る桜の苗木は、塀のすぐ内側に植えていった。

今では何本あるのか簡単には数えられない程になった。


こんな事をして下さるゴンゾー様を疑うなんて、私には絶対に有り得ない事だった。


父上も母上も、そんな噂を笑い飛ばしていた。特に父上は…


「下民の働き口を見付けるのは容易たやすい事ではない。ゴンゾーのやっている事は、俺がやりたくても出来なかった事なのだ。

褒める事はあっても、罵る事なんて決してあってはならん。」


と言いながら笑って嬉しそうに、お酒を飲んでいるのを何度か見たことがある。

母上は、ゴンゾー様が元気で居てくれるだけで十二分。と、口癖のように言っていた。


かく言う私は、母上のような女性を目指す為に、毎日鬼士の娘として身に付けるべき作法や知識の習得に精を出していた。


華道、茶道、書道、礼儀作法…思い付く限りのものを全て身に付けていった。


勿論、簡単な事ではないけれど、セナは…ゴンゾー様はもっと凄い事をしている。私など足元にも及ばぬ程の事を。

そう考えると、弱音なんて吐けなかった。

セナも、ゴンゾー様も、いつか必ず大きな夢を掴み取ると信じていたから。


こうして、セナとゴンゾー様、そして私は、それぞれの道を歩み始めた。


それから二十年程の月日が流れた頃…


私はその日も、鬼士の娘として…今思うと、それ以上の知識の習得に精を出していた。そんな折。


「サクラ様!」


体も大きくなり、私は一人の鬼士女性として扱われるようになっていて、女中さんの一人が慌ただしく私の元にやってきた。


「どうしたの?そんなに慌てて。」


「トウジ様が!!」


「っ?!」


女中さんが血相けっそうを変えてそう言うのを聞いて、思わず立ち上がった。


「何があったの?!」


「ご病気で卒倒そっとうなされたと!」


「そんなっ?!」

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