第159話 トウジ

女中さんからの知らせを受け、私は直ぐに父上と母上、兄上と共にトウジ様を訪れた。


「シュンライ様!アザミ様!」


セナは、私達の顔を見ると、直ぐに駆け寄ってきた。


「倒れたと聞いたが…容態は?」


「正直…かんばしくありません……」


セナの顔はかなり暗い。


これからもずっとトウジ様が居て一緒に暮らしていけると思っていたのに、それが突然…セナの心中を想像すると、胸が苦しくなってくる。


「分かった。後のことは医者に聞くよ。サクラ。セナちゃんと一緒に居てあげなさい。」


「はい。父上。」


セナは、いつものように明るく振る舞う事は出来ず、震える手を必死に握り締めていた。


肩を抱いてあげても、セナの震えは止まらず、祈るように目を閉じていた。


バンッ!

「セナ!」


そんな時、荒っぽく現れたのは、随分と久しぶりに見たゴンゾー様だった。


最後にその姿を目にしたのはいつの事だったのか覚えていない。久しぶりに見たゴンゾー様は、最初に見た時とは随分と印象が違い、力強く、たくましい姿になっていた。


ゴンゾー様は私とセナを見た後、少し言葉に詰まってしまう。


「ゴンゾー…」


「トウジさんは…」


「…ゴンゾー…」


泣き出しそうなセナを見たゴンゾー様は、唇を噛み締め、トウジ様の居る奥へと入っていく。


「セナ…」


「うっ…サクラ……」


セナにとって、トウジ様はたった一人の肉親。

怖くて仕方ないのだと思う。トウジ様の姿を見る事が出来ないほどに。


「セナ…トウジ様のところへ行こう?」


「…………」


セナも、トウジ様のところへ行きたい。行かなければならない。そう分かっていても、足腰に力が入らず、立てないのだ。


少しすると、容態を見たゴンゾー様が戻ってくる。


「……セナ。来い。来ないと後悔する。」


「でも……」


「ゴンゾー様…セナは足に力が…」


セナの言いたかった事とは違うかもしれないけれど、私はそう伝えた。無理矢理にでも、トウジ様の元へ連れていくのが、今の私とゴンゾー様の役目だと思ったから。


「サクラ。俺が連れていくから、入口を開けてくれ。」


「はい!承知致しました!」


私がセナから離れると、ゴンゾー様がセナに近寄り、脇の下と膝の裏に腕を通し、持ち上げる。横抱きで抱えたセナをそのままトウジ様の元へと運ぶ。


私は急いで襖を開け、二人を奥へと向かわせる。


ここに来て、私は初めてトウジ様を見た。そして…絶句した。


元気で力強かったはずのトウジ様は、どこにもおらず、全身が細り、肌がカサカサに乾き切っていた。


奪水病だっすいびょうと呼ばれる病で、体の中にある水分がどんどんと無くなっていってしまうという病だった。絶え間なく出る汗や排泄はいせつによっても水分が消えていくのだが、それだけでは説明出来ない程の、尋常じんじょうではない早さで水分が消えていくらしい。

医者は、汗や排泄以外にも、何かが水分を奪っていると考えていたけれど、それが何なのか…そして、どうすればそれを取り除けるのか…それは不明という難病だった。

人によっては、神のたたりだとか、呪いだとか、そういう妖怪ようかいだとか、色々と言っていた。


それがどんな原因で起きたにせよ、治療法は見付かっておらず、ひたすら水を飲ませるくらいしか対処方法が無かった。


人に移る病気ではないという事で、私達は医者の許可を得てトウジ様の側へ寄る事が出来たけれど…

医者が言うには、人と言うのは、そのほとんどが水分で出来ていて、どれだけ頑強がんきょうな者でも、水分の大半を失うと、全身が酷くしまい、死んでしまうらしい…

あれ程に大きく見えていたトウジ様だったのに…目は落ちくぼみ、頬がけ、唇は割れているのに血は出ず、全身の皮膚にしわが出来ていた。


体調に異常が有る事は、数日前から分かっていたが、今日になって一気に衰弱すいじゃくして倒れてしまったらしい。

この病気は、倒れてしまうと、そこから一気に病状が進行し…死に至る。


何故この病気になったのかは分からないし、父上や母上にも、どうすれば良いのか分からず、父上は歯を食いしばり、拳を強く握り締め、母上は涙を流していた。


「はっ……はっ……」


今にも止まってしまいそうな弱々しい呼吸が静かな部屋の中に響き、それを見たセナは、ギュッと目を瞑り、ゴンゾー様の首を強く抱き締め、顔を胸に埋める。


「……セナ。逃げちゃダメだ。絶対に後悔する。辛くても、苦しくても、逃げちゃダメだ。」


「……………うん……」


セナは震える声でそう返事をすると、涙に濡れた目を開き、ゴンゾーの腕から降りて、トウジ様の横へ座る。


「………父上……」


セナはゆっくりとトウジ様の手を取り、トウジ様を呼ぶ。


「はっ……はっ……」


しかし、トウジ様は弱々しい呼吸を繰り返すだけで、反応が無い。


「医者の話では、既に意識が無いそうだ………生きている事自体が不思議な程だと…」


父上がそう告げる。


「父上……父上ぇ……」


セナは自分の思いを伝えるように、トウジ様の手を強く握り締める。


私は、セナの背を撫で続けてあげることしか出来なかった。


そんな時。


「うっ……」


ピクリとトウジ様の手がセナの手を握り返した。


「父上!!」


トウジ様の落ち窪んだ目が開き、うつろな視線が宙を漂い、自分の手を握るセナに向かう。


「……セナ……」


「父上!!うちはここに居ります!セナはここに!」


後に聞いた事だけれど、ここでトウジ様が意識を取り戻し、言葉を話せた事は、奇跡以外の何ものでもなかった…との事だった。


「はっ……はっ……そうか……俺は……死ぬのか……」


途切れ途切れの言葉が、やけにハッキリ聞こえたのを覚えている。


「トウジ。」


「シュンライ…アザミさん…来てくれたのか…」


「当然であろう!来ぬわけが無いであろう!」


「そうですよ!」


「嬉しい…なぁ……」


「くっ……」


「四鬼でも…出来ぬ事は有る…お前の口癖であろう…気に病むな…」


「すまぬ…すまぬ…」


自分の力が何の役にも立たない事に、父上は何度も謝った。


「シデン…」


「はい!」


「父と母…そしてサクラを…よく助け…誰より…強くなれ…」


「はい!」


兄上は大きな声で返事をしているけれど、その目からは大粒の涙が膝の上にポタポタと落ち、生地に染み込んでいくのが見える。


「サクラ…」


トウジ様は私の顔を見て、名前を呼んでくれる。


「はい…」


「強くなったな…」


「…はい…」


その一言で、き止めていた涙がポロポロと溢れ出してしまった。


「これからも……セナと友達で…いてやってくれ…」


「…はい…はい…親友ですから…」


今、トウジ様は、私達が想像も出来ない程の苦痛の中に居るはず…それなのに、自分の事ではなく、残される私達の事を心配し、声を掛けてくれている。

これ程の愛が他に有るだろうか…


「ゴンゾー…」


「はい。」


ゴンゾー様は涙を見せず、毅然きぜんとし、トウジ様の目を真っ直ぐに見詰めている。


「セナは…これから…大変になる…」


「はい。」


「お前の…出来る範囲で良い…助けてやってくれ…」


「はい。必ず。」


ゴンゾー様は大きく頷く。


「父上…」


最後に、もう一度セナの顔に目を向けるトウジ様。


「セナ…」


「…はい…」


「ずっと父親しか…いなくて……寂しい思いを…させたなぁ…」


「そんなこと!そんなことない!うちは父上の娘で幸せだよ!寂しいなんて思ったこと一度も無いよ!」


「……俺は…鍛冶しか脳の無い…駄目な親父だったかも…しれないな…」


「そんなこと…そんなことないもん……」


「セナが…一人で打った…刀……」


「……うん……」


この時、セナはもう、自分一人で刀を打つ事が出来るようになり、何本か打っていた。

まだまだだと父上から言われたと愚痴ぐちを…つい先日聞いたばかりだった…


「まだまだ…だが……俺の打つ刀に……よく似てた…なぁ…」


そう言ってトウジ様の目の端から、涙がポロリと落ちていく…


「はは…体の水分が…無くなったのに…涙が出るとは…な…」


「父上!!父上ぇ!!」


「セナ…これからは…一人になってしまうが…幸せに…なるんだぞ……」


「なるよ!絶対になるから!だから…だから行かないでよ…ずっと私を叱ってよ…」


もうセナは、涙で前も見えていないと思う。


「愛している…一度も言った事が…無かったな…

俺はセナを……世界の誰より…何より…愛しているぞ……」


「父上ぇぇ!うわぁぁぁ!」


トウジ様の胸に顔を押し当てて、泣きじゃくるセナ。


「あー……セナの……花嫁衣装……見た………かっ…………………………」


「行くな!トウジ!行かないでくれ!」

「トウジ様!!」


「父上ぇぇぇぇぇ!!!」


あれ程強く、誰よりも逞しかったトウジ様の目から、光が消えていく。


「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」


セナの叫びに近い泣き声が、その後、暫く続き、共に居た私達は、その声に心が抉られる思いだった。


職人気質で、豪快なところがありつつも、四鬼である父上と話し合える程に熱い思いを胸に抱き、何より、言葉ではなく行動が優しさの上に成り立っている。そんな人だった。


セナには気恥しくて言えなかったのだろうけれど、トウジ様は、よく私に…


「セナと遊んでくれてありがとうな。」

「俺は男だから、サクラが居てくれて助かるよ。」

「セナは落ち着きが無くてなぁ…」


なんて、言葉を掛けて下さった。


きっと、本当はもっとセナと仲良くしたいのに、刀匠の師としての立場もあったから、なかなか上手く使い分けられなかったのだと思う。


でも、そんなトウジ様の胸にしがみついて泣き叫ぶセナは、きっとそんなことはずっと前から知っていたと思う。


事ある毎に、トウジ様をそれとなく自慢して、歯を見せて笑っていたから。


本当に…ただ本当に何も出来ない事が悔しかった。


そして、これが、この島で最高峰と呼ばれる程の刀匠、トウジ様の最期だった。


これは後に父上から聞かされた事。

ゴンゾー様はあまりトウジ様と関わりが無いように思えたけれど、実はそんな事は無かった。


私達の家を出て、下民の方々を率いて仕事をする上で、一番の問題は、仕事を渡して貰える場所が無い事だった。


少し高くても、下民ではなく、平民の者達に仕事を任せたい。

それが仕事を任せる側の本音だったと思う。


しかし、そんな時、誰よりも力を貸してくれたのが、トウジ様だったらしい。


父上の元を訪れたり、東地区の統括者であられるゲンジロウ様に頭を下げに行ったりと、あらゆる方面に、最高峰の刀匠という名を使って仕事を取ってきてくれたらしい。


父上いわく、ゴンゾー様を父上が引き取ると決めた時、トウジ様が、少しだとしても反対した事を悔いていたのでは…という事らしい。


当然、仕事を請け、その成果を見せて、また使っても良いかと思わせたのは、ゴンゾー様や下民の方々ではあるけれど、その後も、トウジ様は何かとゴンゾー様の面倒を見て下さっていたらしい。


それを聞いた時、トウジ様というお方は、どれ程大きな人なのだろうか…と思わずにはいられなかった。


ゴンゾー様はあの時気を失っていたけれど…もし、トウジ様が反対した事を覚えていたとしても、恨んだりしない事は誰しもが分かっていた事だった。

誰が責めたわけでもなく、誰が罵ったわけでもない。ただ、トウジ様自身が、自分を許せなかったのだろうと思う。


名もなき下民の子供相手に、そこまで思ってくれていた。


それは最早、刀匠だとか、男だとか…そんな話では無い。

として、トウジ様は高いところに居た。


書面にしてしまえば、最高峰の刀匠ではあるかもしれないけれど、平民であるトウジ様。


しかし、私はこの時、この島にとって、ううん。鬼人族にとって、致命的な程の方を失ってしまったのではないか…そう思っていた。


それを証明する出来事は、直ぐに訪れた。


トウジ様の葬式そうしきが行われた時の事。


トウジ様が亡くなったという知らせを聞き、老若男女ろうにゃくなんにょ、鬼士、平民、そして下民。東西南北関わらず、そして、この街の外から、あらゆる方々がトウジ様をとむらう為に訪れた。


一体何人の方々が押し寄せたのか分からない。

父上を亡くしたばかりのセナも、唖然あぜんとする程の数だった。


葬式に訪れた人々は、セナの顔を見ると、それがどれ程屈強な男だろうと、豪華な衣装を着ていようと、皆が皆、頭を深々と下げた。


「俺はトウジ様に救われたんだ。トウジ様が居なければ、今頃悪さして打首にでもなっていた。」


「あたしはトウジ様が居なければ、自殺してたよ。こんな世の中に唯一輝く光だったよ。」


皆、経緯は違えど、トウジ様が居たからこそ、この世にしがみついて居られた。そう口々に言ってくれた。


そして、必ず最後には、皆、セナにこう言った。


「何かあったら、俺のところに来い。絶対に何とかしてやるから。」


「強く生きるんだよ。何かあれば、あたしが何とかしてやるからさ。」


トウジ様の娘ということは、皆知っていたみたいで、一人一人がセナの手を取って、そう言って涙を流した。


「やっぱり…父上は…駄目なんかじゃないよ…こんなに凄いじゃない…」


セナは嬉しい気持ちと、悲しい気持ちで、また涙を流した。


セナが産まれる前から、トウジ様は困った人を見ると放っておけない性格だったらしく、自分の損得を考えず、色々な人に手を貸していたらしい。

もし、あの時、父上がゴンゾー様を引き取ると言わなければ、トウジ様が引き取っていただろうと、父上が言っていたくらい。


確かに、最高峰の刀匠と呼ばれていたのに、そんなに豪勢な生活はしていなかった。ううん。寧ろ、平民の中でも貧しいと言える程の質素な生活だったと思う。


その裏には、こんな事があったなんて、私も知らなかった。


自分の身を削ってまで、赤の他人を助ける。そんな事が本当に出来る人が、この世界にどれだけ居るだろうか。

自分の得になるよう、他人を蹴落とす者達は数え切れぬ程に居るというのに。


そんな葬式が終わりに近付く頃。


一度この場を離れたゴンゾー様が、喪服もふくに着替えて戻ってきた。


ゴンゾー様の後ろには、何十人もの痩せた人達。全員。買ったばかりと一目で分かる喪服に身を包んでいた。


多分。全員が下民の方々だと思う。


この人数が訪れると邪魔になってしまうと、人々が帰り始めたこの時間に来たのだろうか…それとも、下民である事を気にしてなのか…


ゴンゾー様は、後ろの方々に声を掛け、 中には通さず、一人だけで入ってくる。


「ゴンゾー…」


「セナ。遅れてすまん。」


「ううん…」


「…ここに居る者達は、全員。トウジさんの力添えがあったから、救われた下民の者達だ。」


「うん。」


「彼等は、自分が身分の低い者だと知っている。

そして、もし、セナが嫌がるなら、このまま帰っても良いと言ってくれている。」


下民が葬式に参列した…その事実は、色々と都合が悪い。それは、ゴンゾー様も、その後ろに居る下民の方々も承知している事だった。


「そんな事…父上の娘である、うちが言うとでも思ってるの?」


「セナ…」


「うちからお願いするよ。父上を弔ってあげて。きっと父上もその方が喜ぶから。」


「…ありがとう。」


そう言うと、後ろを振り向いたゴンゾー様の顔を見て、ゾロゾロと下民の方々が入ってくる。


一人、また一人とトウジ様の前まで行くと、その目に涙を浮かべ、感謝の言葉を口にする。


その姿は、平民や鬼士の人々と何も変わらないように見えた。


私達と、どこが違うのか、何が違うのか…私には分からなかった。


そして、その光景を創り出したのは、他でもない、トウジ様だった。


そこで初めて気が付いた。


これこそが、この島にとって最良の未来であり、その未来へと続く為に、最も重要な人物が、トウジ様であった事に。

だからこそ、鬼人族にとって致命的な方を亡くしてしまったと感じたのだと。

でも、いくら悔やんだところで、トウジ様が帰ってきて下さるわけではない。

それに、それを継いだセナが居るから。きっと大丈夫。


こうして、葬儀は幕を閉じた。


そして、店を継いだセナは、その日から一心不乱に刀と向き合った。

少し心配になる程に没頭ぼっとうし、数多の経験を積み上げていった。


あれだけ多くの人達がセナに声を掛けてくれたのに、セナは決してその人達に泣き付く事はせず、自分の力でその名を着実に周りへと広げた。

セナは鍛治職人には珍しい、女性であり、刀匠として名をせる事がどれ程難しい事なのかは、素人しろうとの私でも分かる。


だからこそ、没頭する必要があった事は理解出来た。

それがもし、トウジ様を失った悲しみを誤魔化す為の手段だとしても、悲しいかな、トウジ様の能力をを受け継いだセナの腕はメキメキと上達していった。


その頃、ゴンゾー様は、トウジ様の残した下民達への仕事を一人で取り仕切っていた。


ゴンゾー様は、その後も特に変わった様子は無く、地区に関係無く色々なところで仕事を請け負っては下民達に渡していた。


下民の者達からはとてつもなくしたわれていたけれど、日が経つにつれ、悪鬼の親玉という印象は濃く強くなっていった。

そのせいなのか、ゴンゾー様は荒事に出る機会も増え、街の人達からはあまり関わりたくない人物として認知されつつあった。


実際にゴンゾー様と関わった者達は、その信念ある行動に、変な噂を信じてはいなかったけれど、関わった事の無い者達の方が圧倒的に多かった為、極端な二面性を持ち合わせていた。


多分…ゴンゾー様は、自分だけが救われる世界ではなく、皆が救われる世界を目指していたのだと思う。明確に世の中を変えたいと思っていた…と言うよりは、漠然ばくぜんと、今のままでは駄目だ…くらいの感覚だったのではないかと思っている。


でも、彼は下民であり、取れる手段はあまり多くはなかった。だから、今出来ることに、ただひたすらに全力だったのでは…と思う。

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