第十三章 サクラとゴンゾーとセナ

第156話 悪鬼

「見て見て!これ凄いよ!」


「わぁー!綺麗!」


「私には似合わないけど、サクラなら似合いそう!」


「セナちゃんの方が似合うと思うよ?」


可愛いかんざしを見付けた私とセナちゃんは、露店の前で騒ぎながら楽しんでいた。


「二人ともはぐれないようにな。」


紫色の髪を頭の両側で編み込み、紫色のタレ目。紫色の刀をいつも腰に携えている。

私は父上似だといつも言われ、それがとても嬉しかった。


兄上は、母上似と言われる。

母上は、ピンク色の腰まである長いつややかな髪に、ピンク色の瞳。目は兄上と同じように鋭いけれど、いつもニコニコしているので、キツい目付きだとは一度も思った事がない。


何か悪い事をした時、叱る父上からいつも私や兄上を庇ってくれる母上だった。

兄上も、そんな母上に似た事を、とても喜んでいた。


「父上!僕が見ているから大丈夫です!」


「ははは。シデンはお兄ちゃんだからな。よろしく頼むぞ。」


「お任せ下さい!」


父上が優しく手を兄上の頭の上に乗せると、兄上は気合いを入れて私とセナの近くに立ってくれる。

兄上は剣の修行があるにも関わらず、私とセナが遊んでいると、いつも近くに居てくれる。何か危ない事があったりすると、直ぐに助けてくれる頼りになる存在で、そんな兄上が私もセナも大好き。


「サクラ。シデン。セナちゃん。ちょっとこっちに来て見てくれないか?」


父上がそんな事を言って、手招きする。


「これ、留守番している母上に買ってあげたら喜ぶかな?」


そう言って父上が手に取ったのは桜色の長い髪紐。


「うん!絶対に喜ぶと思う!」


「サクラの母上にピッタリだね!」


「僕も良いと思います!」


「そうかそうか!それならこれを…ん?」


私達三人は、今日の為にお小遣いを貰っていた。


子供だし少ないけれど、お金という物がどんな物かを理解する為に、という事らしいけれど…

私達三人は、その中からいくつかお金を取り出して、父上に渡す為に差し出す。


「サクラ。それは多いよ。これだけで丁度四等分になる。」


兄上が私の取り出したお金を見て、四等分になるように調節してくれる。


「お前達…ここは父上が払うから、そのお金は菓子でも買う為に残しておきなさい。」


「ダメだよ!皆で買って母上に渡すんだから!」


「うちもそれが良い!」


「父上。皆で買って母上に渡しましょう。」


「……お前達ー!」


父上が目の端に涙を溜めながら私達三人を抱き締める。


「シュンライよ。子供達が可愛いのは分かるが、こんな天下の往来でする事じゃあないぞ。」


ボサボサの赤色の髪、赤い瞳の腕の太い男性。この人がセナちゃんの父上、トウジ様。


「何を言う、トウジ。子供を抱き締めるのに場所など関係無い。」


「まったく…四鬼ともあろう者が、子供には弱いのだからな…」


「ち、父上は弱くありません!」


弱いという言葉に反応した兄上が即反論する。


「いやいや。シデン。そういう事ではないぞ。」


「??」


「この場合の弱いというのは、言い換えるなら…甘いかな。俺は子供達に甘いところがあるから、トウジがそう言ったのだ。」


「甘い…のですか?父上は最強です!」


「シデンにはまだ難しかったか……

そうだな。一つハッキリさせておきたい事は、四鬼とはいえ、俺も一人の人だ。最強とうたわれていても、抗えぬものはある。

当然、何者にも負けないという自信はあるが、それとこれは話が別なのだ。」


父上はこういう人だった。


自分が四鬼であり、皆から最強と言われても、決しておごらず、決してたかぶらず、私達子供にさえ、自分を含め、人は完璧ではない、と教えてくれる人だった。


「さあ。それより、皆が出してくれた金で、母上への贈り物を買おうか。」


「「「はい!」」」


長い桜色の髪紐を買い、店主の男性から品物を受け取る。

私は母上に渡したくて、両手を出来る限り伸ばして店主の男性から買った品を受け取った。


そんな時の事だった。


「出たー!悪鬼あっきが出たぞー!!」


急に辺りの店の人達が騒ぎ出した。


「あっきって悪い鬼の事だよね?」


「…サクラは知らなくて良い言葉だよ。」


父は私にそう言ったけれど、後に、その言葉が下民の人々を強く批判する言葉だと知った。


「最近この辺りに出るようになってねー…こちとら商売でやってんだってぇの。困ったもんだよ。」


露店の店主が腕を組み、鼻から大きく息を吐きながらそう言う。


「まあ他人の物を盗むのは良くありませんね。」


「本当だよ。四鬼様、何とか出来ませんかね?」


父上は四鬼で、街に出ると、こういった雑多な依頼も沢山入り込んできてしまう。当然無下に断る事なんて出来ないし、父上は優しいから、出来ることは全て引き受けてしまう。

いつも忙しくてなかなか遊んでは貰えないけれど、私達の自慢の父上。

兄上はいつも、父上の跡を継いで、四鬼になると剣の練習をしているし、私も、母上のように、優しくて人に頼られるような大人になりたいと、いつも思っている。


「そうですね……私に出来る事があれば、最善を尽くしますよ。」


父上はそう言って笑いかけているけれど、あまり出来ることなど無いというのが、本音だと思う。

そもそも、下民という貧しい者達を作り出してしまったのは、自分達の責任でもあると、常日頃から父上は言っていて、盗むのは悪い事ではあるけれど、そうしなければ生きていけないというのも事実。それを考えてしまうと、辛く当たる事もまた間違っていると悲しい顔で言っていた。


当時、私はその言葉の多くをあまり理解しておらず、ただ、そんな鬼人族の人が居るんだ…くらいにしか思っていなかった。

父上の苦い表情の意味を、その時の私には読み取る事が出来なかった。


「そっちに行ったぞー!」


「捕まえろ!」


「逃がすなー!」


悪鬼を追う声が、こちらへと近付いて来る。


「行ったぞー!」


人々が騒ぎ立て、動き回っている間からヒュッと影が出てきた。


その姿を目にして、私は強い衝撃を受けた。


ボサボサでギトギトの黒く長い髪。ボロボロで汚い、どこかに捨てられていた布地を巻き付けただけの姿。その布地から出ている腕や足は細く、筋張っていて、所々黒く汚れている。

そして、その悪鬼と呼ばれた存在は、私やセナちゃん、そして兄上とそれ程変わらない歳に見えた。


私は悪鬼という存在が、勝手にだと決めつけていた。


まさか、自分達と変わらない歳の子が、他人の物を盗み、食うに食えない生活をしているなんて想像していなかった。


後々知る事になるけれど、悪鬼と呼ばれる下民の人々は、その大半が

大人も当然いるけれど、子供の数に比べたら微々たるものらしい。


理由は、口減らしで捨てられたとか、両親が亡くなったとか…様々。

大人ならば、選り好みしなければ、それなりに働き口があるし、どうとでもなるけれど、子供の体ではそうはいかない。

力仕事も出来ないし、汚れた子供を使ってくれる場所はほとんど無い。

そして、その子供が大人になれる事も…ほとんど無い。


食うに食えず死んでいくか、盗みを働いて捕まり怪我をして死んでしまうか…彼らは抗えない死の前に、いつも立たされている。


その汚れた子供の一人が、今、目の前で大人達に取り囲まれている。


「ウガァァ!!」


その子は言葉が喋れないのか、獣が威嚇する時のように、歯をき出しにしてえる。


そして、その子と目が合った。


まるで、この世界には光など無い、と言いたげな黒い瞳。

ただただ生きる事に必死なだけの男の子。


これが、私とゴンゾーとセナの、初めての出会いだった。


「サクラ!セナ!危ないから下がっていろ!」


兄上が私とセナちゃんの前に立って、視界を切ってくれたけれど…私はその時、何故かただ悲しかった。


私達が当然のように食べられるものが食べられず、当然のように与えられる親の愛情を知らず、当然のように学ぶ言葉を学べず……そして、彼にとって、明日というのは当然のようには来ない。


それが私はとても悲しい事に思えた。


「こいつ…今日こそは逃がさねぇぞ!」


「取り囲め!」


「ウガァァ!ウガァァ!」


次々と大人達が男の子を威圧し、男の子は近寄るなと威嚇する。


「父上!!」


私は思わず、父上にすがった。


このまま彼に明日が来ないのは、許して良い事ではないと思ったから。


「皆。落ち着くのだ。」


父上は、私の言葉を聞く前から、皆を止めるつもりだったらしく、直ぐにその群衆の中へと入っていく。


「シュンライ様!」


「悪鬼を捕まえました!」


「四鬼様!」


街の人々は、自分達が悪鬼を捕まえたと、それがさも素晴らしい事かのように胸を張って言う。

別に彼等が悪いという事ではない。ある一面だけを見れば、男の子は盗人ぬすっとであり、街の人々はそれを捕まえた者達。

しかし、私はそれが酷く怖い事の様に思えた。


男の子にとっては、ただそこに食べ物が有るから、食べなければ死んでしまうから食べた。

彼に誰かが言葉を教え、お金の稼ぎ方を教え…そんな優しさを持つ人が一人でも居れば、こんな事にはならなかったはずなのに。


「皆の気持ちは分かるが、ここは俺に任せてくれないか。」


「まあ…四鬼様がそう仰るなら…」


「シュンライ様なら間違いはねぇよ。俺は賛成だ。」


「そうだな。シュンライ様なら悪い事にはならないな。」


父上ならば…と、皆が納得して気をしずめてくれた。


「やはり父上は凄いな…たった一言で……」


兄上はそんな父上の背中を見て、目をキラキラと輝かせていた。


「おい。チビすけ。言葉は分かるか?」


「ウガァァ!」


父上が優しく問い掛けても、男の子は威嚇するばかり。


「……駄目か。ならば、少し手荒くなるが、許せ。」


そう言った父上は、男の子に真っ直ぐ寄っていく。


「ウガァァ!!」


骨と皮だけの体のどこに、そんな力があるのか…と思う程、男の子は素早く父上に走り寄って、歯を剥き出す。


その時、男の子が突然足を止め、直ぐに後ろへと跳ぶ。


その顔には警戒と恐怖。


私達からはよく見えないけれど、周囲の大人達も、息を呑んでいるように見える。


「父上の殺気を前にして、動けるのか…あいつ。」


兄上は男の子の動きを見て、かなり驚いている様子だった。


「ウググッ……」


頬を何度かひくつかせて、男の子は歩み寄ってくる父上に対して威嚇の声すら出せなくなっている。


タンッ!


父上が地面を蹴ると、どうやったのか、いつの間にか男の子の真横に居て、手刀で後頭部をトンッと叩いていた。


男の子の瞳がグルッと上を向いて、まぶたの中に入っていくと、そのまま倒れそうになり、それを父上が受け止める。


「…す、凄ぇ…」


「シュンライ様!」


「ありがとうございます!シュンライ様!」


群衆からは拍手の嵐。

その中には悪鬼を倒した事に対する賞賛も混じっていたのだろうけれど、父上は困ったように笑い、男の子を脇に抱えて歩いてくる。


「おいおいシュンライ。そんなガキを連れて来てどうするつもりだ?」


トウジ様がシュンライに溜息混じりにそう言う。その時は、酷い事を言う、と思ってしまったけれど、今ではその言葉の真意がよく分かる。

四鬼である父上の地位や体面、子供一人を育てる事の大変さ…そんな色々な意味を込めての言葉。


「あのまま放置しておくわけにもいかないだろう。」


「まったく…それで?これからどうするつもりだ。」


「とりあえず、この子は俺のところで預かる事にするよ。その後の事は…また後で考えるさ。」


「はぁ…いつもは冷静沈着なのに、子供が絡むと後先考えないのは困りものだぞ?」


「子は宝だからな。」


そう言って私達を見る父上。


「こんな事になってすまないな。また今度連れて来てやるから、今日はもう屋敷に戻ろう。」


「はい!その子…大丈夫?」


「気絶しているだけだ。じきに目を覚ます。」


「良かった…」


「サクラ…怖くないの?」


安心して胸を撫で下ろす私に、セナちゃんが聞いてくる。


「え?なんで?」


「なんでって…」


「ははは!サクラはアザミの子だな!」


「ですね。」


あきれるセナちゃんと、笑う父上と兄上。何がそんなに面白いのだろう?


こうして、私達は、セナちゃん達と別れ、男の子を連れて屋敷へと戻ることにした。


屋敷に戻り、いつも慌ただしく動き回っている女中さん達が、今日は更に慌ただしく動き回っている。


「皆は一体どうしたのかしら?」


私達が帰り、母上の元に向かうと、そんな事を不思議そうに言ってくる。


「じ、実はだな……」


父上は言い難いのか、母上の様子を伺いながら話を切り出す。


「今日、街に行って…その……子供を…」


「子供?!何の話ですか?!」


いつもニコニコしている母が、驚き、少し怒っているように見える。


「あっ!いや!違う違う!そういう事ではなく!

下民の子が現れて、大人達に取り囲まれてしまったから連れて来たのだ!変な誤解はしないでくれ!」


「もう…心臓が口から飛び出てしまうところでしたよ…」


「す、すまない…驚かせまいと考えていたら、変な誤解をさせてしまったな。」


「??」

「??」


私と兄上は何を言っているのか分からず、疑問符を頭に付けて見合う。


「それより、下民の子供というのは…?」


「シュンライ様ぁ!」


話をしようとしていると、屋敷の奥の方から父上を呼ぶ女中さんの声。随分と慌てている様子。


「どうした?!」


ふすまを開けた女中さんは、父上に向かって頭を下げつつ、口早に言う。


「あの子供が目を覚ましまして!」


「おお。そうか。それは良かった。」


「良くありませんよ!少し目を離した隙に勝手に台所へ行って食べ物を片っ端から食べているのです!

止めようとしても暴れてしまって!このままでは食料が枯渇こかつしてしまいます!」


流石に四鬼の家にある食料全てを食べる事は出来ないと思うけれど、それくらい酷い有様なのだと伝えたいのだと思う。


「…ははは!そうかそうか!」


「笑い事ではありませんよ?!」


「良い良い!腹が減ったのだ!食わせてやれ!」


「シュンライ様?!」


「あなた。それでは女中の皆が困ってしまいます。責任を持って、何とかしてきて下さい。」


「うっ…」


こういう時の母上は、父上より強い。

父上も、母上の言葉には強く言い返せず、いつも苦笑いして行動に移している。


「ま、まあそうだな。女中の皆が困るのは良くないな。」


父上はその場を立って部屋を出ていく。


「母上!私も見てきて良いですか?!」


「こら。サクラ。女子がそのような物言い。はしたないですよ。」


「あ……えっと、私も見てきてよろしいですか?」


姿勢を正し、声量を絞り、母上に聞いてみる。


「駄目よ。」


あっさり却下されてしまった。


「えー…」


「父上が何とかして下さるのを待ちましょう。邪魔をせぬよう、私達はここで待つのです。」


「僕は母上とサクラを守るため、ここに残ります。」


「ふふふ。それは頼もしいですね。シデン。ありがとう。」


「は、はい。」


父上とは少し違って、優しくふわりと兄上の頭を撫でる母上。

兄上は少し恥ずかしそうにしながらも、嫌では無さそう。


「狡い!私もー!」


「まったく。サクラはいつまで経っても甘えたですね。」


そう言いながらも頭を優しく撫でてくれる母上。その時にいつも、かすかに甘い香りがする。


そんな母上と、少しの間部屋の中でじっとしていると、父上が戻ってくる。


「入るぞ。」


「はい。」


父上が襖を開けると、その小脇こわきに抱えられた男の子。


「ウガァァ!」


口の周りには食べカスが沢山。バタバタ足を動かして暴れているけれど、父上の力に勝てるはずもない。


「あら。その子が先程の?」


「ああ。暴れ回っていたから捕まえてきた。」


「ウガァァ!」


「こらこら。暴れるな。落ちたらどうする。」


父上は男の子に言うが、男の子は全身を使って暴れ回る。


「そんなに暴れたら駄目だよ?」


私は男の子が暴れているから、素直に思った事を目を見て言った。


「サクラ!あまり近付いたら危ないだろう!」


直ぐに兄上が立ち上がろうとするけれど…何故皆そんなに怖がるのだろう?


「ウググ…」


男の子は、叫び続けて喉が枯れたのか、少しかすれた声でうなる。


私には、それが、ただこんな事は初めてでどうして良いのか分からない…だから戸惑って威嚇しているだけにしか見えない。


単独で行動する野生の獣は、周りに居るものが敵か、敵ではないかで判断すると聞いた事がある。多分、それと似たような状態なのだと思う。


それなら、どうしたら、私達は敵ではないと分かってくれるのか。

単純な話だと思う。傷付けず、ただ、普通の人と同じ様に接するだけ。それだけで良いと思う。


「暴れなければ、皆困らないし、嫌な顔もしないよ?」


「サクラ!それ以上近付いたら噛まれるぞ!」


私にそう注意する兄上。でも、私はこの男の子は分かってくれる…と、何故か感じた。


思えば、この時から、私の中に眠っていた魔眼という力が目覚め始めていたのかもしれない。男の子の中に眠る漆黒石と共鳴し、その人の事をある程度理解出来てしまうという…特異的な力。


男の子は、私すらまだ知らない、そんな私の力など知らないはずなのに、何故か大人しくなり、私の目をじっと見てくる。


「グッ……」


「うん。そうやって暴れなければ、皆安心出来るからね。」


私は、母上がいつもしてくれているように、頭を優しく撫でた。


「サクラ?!」


兄上はその光景にきもを冷やしたと、今でもたまに仰るけれど、私にとってはそれ程危険な事だと思っていなかったから、あまり気にしていない。


「グッ…グ……」


どう反応して良いのか分からず、言葉を詰まらせてしまう男の子。


「ふふ!可愛い!」


「サクラの言う通り、可愛い子ね。」


「グッ……」


母上も頭を撫でるが、男の子はまた言葉を詰まらせてしまう。


「な、なんだ?大人しいな…」


「グガァァァ!!」


「な、なんで僕の時だけそんなに吠えるんだよ?!」


兄上が触ろうとすると、吠えて噛み付こうとする。

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