第148話 酒席

ホーンラビットの皮が口の中でパリッと弾けた後、スーッと広がっていく淡白ながらも奥深い味。

最上級の鶏肉と言えば良いのだろうか…いや、それより俺は好きかもしれない。

しかも、噛まずとも肉の繊維がポロポロと剥がれていき、噛むと僅かな弾力と、心地よい歯切れ。

皮の油と共に、味が口の中に広がると、永遠にこの味を楽しんでいたくなる。


「これは美味いなー…」


「なんという奥深い味でござろうか…」


「皮がパリッパリで美味しいです!」


『ちょっと小さいけど美味しいねー!』


俺達の一口サイズに合わせてあるから、ラトには小さいわな。


「塩味も良いけど…」


俺はデントビ大根おろしを上に乗せ、醤油を掛けて口に運ぶ。


「んー!これ最高!!」


「私もやってみてよろしいでしょうか?!」


「拙者もやるでござる!」


「「んー!」」


二人とも至福!と言った顔をしている。


『僕も僕も!』


ラトにも同じようにして口に入れてやる。


『んー!このデントビっていうのがちょっと辛いけど美味しいね!』


「辛いのが良いんだ。これを食った後には…」


徳利とっくりとは若干異なるが、酒が入った花瓶の様な陶器とうきの入れ物から、お猪口ちょこより少し大きな入れ物に酒を注ぐ。


「これだよなー…って。これもしかして日本酒か?」


見た目は透明の液体で、匂いは僅かに米の甘い香りがする。


「ニホンシュ?その言葉は初めて聞くでござるな…これはファルスって名前の酒でござる。」


「ファルス…」


俺は注いだ酒を口に含んでみる。


「んー。なるほど。」


完全に日本酒だ、米から作られた酒に間違いない。

日本酒は大好きな酒の一つだったから直ぐに分かる。


「最高。マジ最高。」


「本当だ…少しアルコールが強いですが、米の甘さがあって美味しいですね。」


ニル…いける口だな。


今日は酒屋には行かなかったから、近いうちに絶対行って大量に買う事を決意した。


「気に入ってくれて拙者も嬉しいでござるよ!」


ゴンゾーも喉を鳴らして酒を飲み、笑っている。


「ニル。醤油にベーイフを垂らしてから食べるとまた美味いぞ。」


俺はニルにベーイフすだちの使い方を実践して見せてやる。ただホーンラビット希少種の肉が食いたいという感情もあるが。


「さっぱり美味い!最高!」


「本当だ!このベーイフという実は今日買いましたよね?」


「ああ。沢山な。」


「色々なものに使えそうですね…」


「考えるのは後にして、今はただ飯を楽しむぞ。ほら。ニルも飲んで飲んで。」


「い、いえ!ご主人様!そんなに注がれてしまうとまた…」


俺は隣に座るニルの器にファルスを注ぐ。無理に飲ませたりはしないが、どうせまたセーブするから何杯かは注いでやらないとな。


「おー!やってるなー!」


そろそろ他の料理も楽しもうかと言う時、ゲンジロウが部屋の中へと入ってくる。


「師匠?!」


ゴンゾーは立ち上がろうとしたが、ゲンジロウに手で制されて座り直す。


「俺も一緒に飲みたいんだが、良いか?」


そう言って手に持った酒瓶を見せてくる。


「ここはゲンジロウの領地で、この料理も酒もゲンジロウの物だろ。確認が要るのか?それに、さっき飲む約束してたろ。」


「常識の話だ。そんな無作法は、立場上出来ないからな。」


「四鬼ってのも大変そうだな。」


俺は手で座ってくれと促し、ゲンジロウがゴンゾーの横に座る。


「ま、色々と責任があるのは否定しないさ。」


「師匠…」


ゴンゾーはゲンジロウの言い草に対し、溜息混じりに首を横に振る。


「なんだ?」


体面たいめんというものがござろう…」


「ゴンゾーにだけは言われたくないな。」


「ぐぬっ…」


「それに、話をした感じ、シンヤ達にはそういうものは必要なさそうだからな。」


俺の方を見るゲンジロウ。

確かに、俺もニルも、もちろんラトも、そういう面倒な体面なんか無い方が取っ付きやすい。下手に距離を置かれたりしたら、相手はこの島では偉い人だし、こっちもそれなりの態度を取らなければならないし…

それに、ゴンゾーは知らないが、あれだけに土下座されたのだ。今更体面も何も無い。というのが実際のところだろう。


「俺達は気にしていないし、その方が楽で良い。」


「ほらな?」


「師匠…」


「まあ気にすんな!ぐははははは!」


大口を開けて笑うゲンジロウ。ゴンゾーも弟子としての苦労があるらしい。


結局、ゲンジロウも混ぜて五人で食事を楽しみ、酒を飲んだ。

程よく酔いが回ってきた頃、ゴンゾーは眠りに落ち、ニルはふにゃふにゃしてそろそろ眠るかどうか…という時の話だ。


「シンヤよ。」


「なんだ?」


「いくつか話しをしておきたい事と、聞きたい事があるんだが、良いか?」


ゲンジロウが唐突とうとつに話を切り出した。


「構わないぞ。答えられる事は答える。」


「……まずは、シンヤ達の目的の話だ。」


ゲンジロウには、俺達がこの島に来た理由についても話をしてある。助力を頼みたいと。

ゲンジロウから上の者に取り合ってくれるという話で、返事を待っていた。こんなに早く返事が来るとは思っていなかったが…


「結論から言ってしまえば、今すぐに返事は出来ない…との事だ。」


「まあそれはそうだわな。いきなり来た者に力を貸せと言われても、信用出来るかも分からないしな。」


「ただ、大陸側に俺達の住む場所を用意してくれるという話には興味を示していた。」


実は、鬼人族の話をプリトヒュに伝えた際、大陸側に鬼人族の街を建てることの許可を取ってあった。正確にはプリトヒュではなく、獣人族王やエルフ族王等、同盟に参加している族王からの許可のみだが…

その許可の中には、鬼人族達が大陸側に来た際の支援も当然含まれている。これが、こちらの切れるカードだ。

これに難色なんしょくを示されてしまえば交渉は無理かもしれないと思っていたが…


「拒否されなかったって事は希望はありそうだな。」


「歯にきぬ着せぬ言い方をしてしまえば、もっと見返りが欲しい…という感じだったな。」


「俺達に手を貸す見返り…か。」


同盟とはいえ、それぞれの種族の族王の集まりであって、差し出せるものを均等に割り振るのは難しい。必ずどこかに軋轢あつれきが生まれてしまう。


「どうしたものか…」


「これは俺の考えだが、今はシンヤに対する評価が定まっていないから、上もどこまで要求出来るか、しても良いのかを試しているのだと思う。」


「あー…そういう事か。」


「シンヤは今、大陸側の…同盟だったか?それの代表として来ているという認識だが、その代表がどれだけ使える者なのか…という品定めの期間だな。」


「俺が何かで力を示せば、良い返事をくれるって事か?」


「シンヤの申し出を受ける事自体が、俺達鬼人族にとって有益と判断出来るほどの者だと判断されれば、即物的そくぶつてきなものより、シンヤを含めた、同盟に恩を売る方を取るだろうな。

上の連中はそういう腹の探り合いが大好きな連中ばかりだ。」


「そういうのは苦手なんだがな…」


「ぐははは!そんな事言いながら、しっかり理解しているし、出来ない事は無いんだろう?」


まあ一応会社で働いていたし、暴力より発言力がものを言う時代を生きていたから…それなりに出来ないことも無いとは思うが…苦手で面倒で嫌いなんだよな。


「まあ交渉自体はシンヤがしなきゃならないが、そこまでの道程は俺が動いてやる。ただ、俺一人の発言力なんてのはそんなに大したものにはならない。」


「そうなのか?」


「四鬼とはいえ、まつりごとにはそこまで深く関われないからな。」


軍事と政治は違うということか…


「但し。四鬼全員からの発言となれば話は別だ。さすがに四人から同じように発言されたら、上も無視する事は出来なくなる。」


「軍事の頂点である四人が同じ意見を出して、それを無視したりしたら、民衆が黙っていない…という事だな。」


「そういう事だ。

自慢じゃないが、政ばかりに精を出して机にへばりついている連中より、身近で動いている俺達四鬼の方が、民衆からの信頼は厚い。」


「言い切るのな。」


「それが四鬼だからな。」


「なるほど…」


役人の看板的な扱いという意味合いも持っているという事か。


「となれば、俺のやることは…四鬼を味方に引き込む…という事だな。」


「言う程簡単な話じゃないぞ。

どいつもこいつも一癖も二癖もある連中だからな。

まあ、シンヤなら何とか出来そうな気もするがな。」


「何とかしないと、俺がここに来た意味が無くなってしまうからな。」


「俺はゴンゾーの件もあるし、既に味方だと思ってくれて構わない…が、一つだけ俺の願いを聞いてくれ。」


「願い?」


「………俺と試合をして欲しい。」


ゲンジロウの目が、ギラッと鈍い光を放つ。


「そんな事して良いのか?」


ここにどれだけの弟子でしが居るか知らないが、ポッと出てきた人族と四鬼が試合をするなんて…


「別に観客を集めてやるわけじゃない。ゴンゾーと…その他数人。後学の為に見せるだけだ。それに、結果はどうなったとしても、絶対に口外させたりしない。」


「……それを受けなきゃ味方についてくれないって事か?」


「そんな事は無い。既に俺はシンヤ達の味方だ。そこはどう転んでも変わらない。

だから、願いなんだ。」


「……………」


ここで拒否する道もあるにはある…が…正直、この島最強とうたわれる四鬼の一角。そのゲンジロウの強さを知りたい。


今後来るであろう神聖騎士団との戦闘に使えるのかを判断する、という事もあるが……単純にどれ程のものか見てみたい。


「分かった。受けよう。」


「本当かっ?!よしっ!」


本当に嬉しそうに喜ぶゲンジロウ。


「俺達、四鬼でも二週間は掛かるダンジョンを半分の時間で踏破したシンヤの力…期待せずにはいられんな!」


「そうなのか?」


「急げば出来なくは無いだろうが…そんなに急ぐ必要も無いからな。」


俺の場合イベントがあったからな…変に期待を持たせてしまったな…


「ガッカリさせないように善処するよ。」


「ぐははははは!良いねぇ!」


グビッと酒を飲み干し、次を注ぐゲンジロウ。


「それで?他にも話があるんじゃないのか?」


「お、そうだったそうだった。話をしたいことは二つある。一つは、ラトについてだ。」


「ラト?」


「聖魂とか言っていたが…俺達四鬼が契約を結んでいる友魔とは違うものだよな?」


「多分な。契約…という形ではないと思う。一方的に力を借りているからな。」


「やはりか…」


ゲンジロウは無精髭をジョリっと指で触り、斜め下を見た後、俺の目を見る。


「友魔ってのは、基本的に一人一体。力を借りる時には、同等の魔力を消費する。

魔力を友魔に払って、力を借りる。という事だ。

他にも色々と制約があったりするが…とにかく、俺達から見ると、聖魂ってのは代償無しに使える巨大な力…という事だ。」


「確かにそうなるな…」


「良い力だが……んだ。」


誰から見ても、欲しくなる力だろうな。人前でバンバン使えば、問題の火種となる可能性は高い。それは常に感じていた事だ。だから、普段は紋章を隠しているし、人前ではあまり使わないようにしている。


「もし、当分この島に滞在するつもりなら、ラトの事は友魔として扱った方が良い。魔力を消費して一緒に戦ってくれる…という事にしておくんだ。

大陸側に居る友魔とでも言っておけば、皆納得するだろう。魔力を消費しているかどうかなんて、外から見ただけでは分からないしな。」


「そうだな…忠告感謝するよ。これからはそうやって周りには言っておくよ。」


「おう。」


「そういえば、友魔ってのは基本的に常に一緒に居るんだろう?ゲンジロウの近くには見えないが…?」


「あー。普段は見えないように隠れてもらっているからな。」


ゲンジロウが掌を上に向けて胸の前辺りに出すと…


ポンッ!


コミカルな音がした後、ゲンジロウの掌の上に拳大の小人のような生き物が突然湧いて出てくる。


一応人型で、目や鼻や口もあるが、全身が青い炎で出来ている。髪や体、全てだ。


「これが俺の友魔、鬼火おにびだ。」


「おぅ…」


ちょこちょこ手の上を動いている。


超可愛いんだが…


「ーーーーー」


ゲンジロウの顔に振り返り、鬼火が口を開くと、早送りした時の音声のような声がする。

何と言っているのかは全く分からない。


「何て言ったんだ?」


「よろしく伝えてくれってさ。

一応、見えなくしているだけで、常に一緒に居るから、今までのやり取りは全て鬼火も知っているからな。」


「そうなのか。俺からもよろしく伝えておいてくれ。」


「よろしくだってよ。」


ゲンジロウが俺の言葉を伝えると、鬼火は俺の方を見て小さな手を振る。


可愛いなぁおい!


シュルル…


少しすると、鬼火はまた姿を消してしまった。


もう少し見ていたかったな…


「もう一つの話なんだが…」


「あ、ああ。なんだ?」


ボーッとしていた俺に、ゲンジロウが話を続ける。


「あのダンジョンを踏破してきたのなら、数珠じゅずを持っているだろう?」


「共鳴の数珠か?」


「それだそれ。」


俺はインベントリから取り出した木製の数珠を机の上に置く。


「これは確定で手に入るアイテムなのか?」


「そうだ。必ず手に入る。シンヤが持っているってことは、ゴンゾーも持っているんだよな?」


「ああ。さっきある程度の素材は換金してきたが、数珠は残してあるぞ。」


何に使うか分からない物は売ってしまうより、手元に置いておいた方が良いと判断しての事だ。インベントリに大量の物資が溜まっているのは、この収集癖とも呼べる癖が原因なのだが、RPGをやった事のある人には何となく分かるだろう。


「それは良かった。言うのを忘れていたが、それはかなり大切な物でな。」


「そうなのか?何に使うか分からないんだが…」


「そいつは神力しんりょくを引き出すのに使うんだ。」


「神力って確か…」


俺が飛ぶ斬撃を出した時にゴンゾーから聞いたな。

四鬼は全員使える力だとも聞いたし。


「その数珠は、体内に眠る神力を呼び覚まして引き出し、扱う助力をしてくれる物なんだよ。」


「扱う助力?」


「シンヤは確か、既にある程度解放されているんだったな。斬撃が飛ぶとか。」


「ああ。」


「神力ってのは、体内にある、魔力とは別の力のことを言ってな。色々と条件はあるが、使いこなせればかなり強力な武器になる。

使い方も色々とあってな。飛ばすだけが神力ではないんだ。」


「そうなのか?!」


勝手に出てしまっていた感じだったし、思い通りに扱う事が出来れば…とは思っていたが、その為に必要な物が、この数珠だったとは…

確かにこれを持って斬撃を飛ばしたりはしていない。


「神力を使えるならば、俺達の強さの目安としても分かりやすいし、それを使って神力の操作を覚えた方が色々と良いと思う。」


「それが可能なら是非にってところだな。」


「神力を使えるのは、限られた者ばかりでな。条件について後日話すとして、明日…は試合があるし、明後日の朝にでも教えようか?」


「良いのか?!」


そんな渡りに船な提案、受けるに決まっている。


「俺で良いなら教えるぞ。」


「頼む!」


「ぐはは!分かった!

この島に居る間はここに泊まってくれて構わない。

朝一で道場で練習。どうだ?」


「至れり尽くせりだな!本当に助かる!」


「俺が受けた恩に比べれば、この程度、些細ささいな事だ。」


ゲンジロウはニカッと笑って、また酒を飲む。


「むにゃー…ご主人様ー…」


ニルは既に眠りに落ち、気持ち良さそうに机に頬を付けている。


「ニル。こんな所で寝ると風邪ひくぞ。」


「はーいー……」


ニルは薄らと開けた目で近くの布団ふとんを見付けると、フラフラとその中に入り、そのまま寝息を立てる。


「ニルは奴隷…だったか?」


「その呼び方は嫌いだが…まあそうだな。」


「この島にもそこまであからさまではないが、似たような存在は居てな…それは島でも大陸でも変わらない…か。」


暗い顔をするゲンジロウ。


「…実は、ゴンゾーは、元々そんな連中の一人でな。」


「えっ?!」


立場の低い者だったとは聞いたが…まさかそこまで酷い生活をしていたとは…いや、考えてみれば、平民の下なんて、それぐらいしかないか…

今のゴンゾーからは全く想像が出来ない過去だ。


「詳しくは俺の口から語ることじゃあないし止めておくが、そんなゴンゾーの友として…これからもよろしく頼む。」


「よろしく頼まれなくても友だ。身分の差で付き合い方を変えるなら、俺はニルを連れていないさ。」


「…それを聞いて安心した。本当に渡人は良い奴ばかりだな。」


「ただ友達を友達と呼んだだけで良い人扱いなんかされても…」


「ぐははははは!違いないな!何でもいい!飲め飲め!」


なみなみと注がれた酒の水面がゆらゆらと揺れる。


「そろそろ寝ないと明日につかえるぞ。明日は大事な用があるだろう?」


「それもそうだな…そろそろ寝るかー…」


ゲンジロウは残念そうな顔で酒瓶を持ったまま部屋を出ていく。


足取りが少しふらついていたが、まだ飲むつもりだろうか?


「ゴンゾーは暑そうだな…」


ゴンゾーは伏せして寝ているラトの腹に、もたれかかって眠っている。


「折角布団があるのに…風邪ひかないように上だけ掛けてやるか。」


薄い掛け布団だけ、ゴンゾーの腹に掛けて、自分は行儀良く寝ているニルの横の布団に入る。


「神力か……」


神力やゴンゾーの過去、それにラトの事など、この島に来てから分からない事も増えたが、分かった事も沢山ある。


恐らく神力というのは、元の世界で言うところのみたいなものだと思う。ここでは眉唾物まゆつばものではなく、本当に映画の中のような効果があるのだ。

俺が実際に使っているのだから、間違いない。


それより、交渉の余地よちが残されて本当に良かった。

早々に手持ちのカードを切らなければ門前払いという事もあっただろう。


「間違えなくて良かったな……」


俺は微睡まどろんでいく意識を感じながら、ゆっくりと眠りに落ちていった。

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