第115話 初級階層 (3)

俺とニルは空を飛ぶ相手に対する攻撃手段も考えていた。今こそそれを試す時だ。


まずは俺の魔法から。


ロックフォールを発動させる。


空中、しかも、ロックバード達の対空している高さに生成された大岩はゆっくりと重力に従って落下速度を上げていく。そのわずか数秒の間に、ニルの闇魔法をその大岩に掛ける。


中級闇魔法、スティッキーシャドウ。

シャドウテンタクルとよく似た魔法だが、こちらは何かに張り付くとなかなか離してくれない。使い勝手が良さそうに見えるが、効果範囲が少し狭いのと、鋭利えいりな物によって切れてしまう為、使い方は割と難しい。

俺とニルがやるアクロバティックな攻撃では、張り付いて取れなくなってしまうため向かないが……ロックフォールとロックバードを互いに繋げるように貼り付けると、非常に面白い事になる。


ロックフォールで生成された大岩の周りから、にゅっとシャドウテンタクルより一回り細い触手が沢山生えてきて、それが周囲にグッと伸びる。

伸びた触手のうち幾つかがロックバードの体や羽に張り付くと、ロックフォールの重みを受けて、三匹共々、地面に向かって引っ張られる。


ゴガッ!バシャ!


海水を飛ばしながら、足場と足場の間に挟まったロックフォールの大岩。ロックバードはなんとかスティッキーシャドウを外そうとするが、ロックバード自身には鋭利な部分が無いし、土魔法で切るという選択肢に辿り着くまでに時間が掛かりすぎた。


バタバタと羽を動かしているうちに、俺とニルがロックバードの首を飛ばし、飛行型モンスターが部屋の中から消える。


『全然当たらないもんねー!』


ラトは相変わらずレッドスネークとたわむれている。バブルクラブは最早背景と化しているし、さっさとレッドスネークを殺ってしまおう。と、思ったが、レッドスネークが大きく口を開き、ラトに向かって行くと…


バクンッ!

ガシュッ!


当然のように避けたラトは、そのまま喉元を爪で引き裂いて、俺とニルの前に着地する。


バシャーーン!


首を引き裂かれたレッドスネークは頭を水に突っ込み、尻尾をバタバタさせるが、数秒後に絶命する。


「Aランク程度の相手ならば、ラトだけで大丈夫そうですね。」


「そうだな。AランクとSランクの差を見せ付けられたな。」


Sランクのモンスターは災害級、Aランクは化け物級。その差は天と地程もあり、Sランクのモンスターの前では、Aランクのモンスターなど子供同然。遊び半分でも勝ててしまう。それがよく分かった。


「後はバブルクラブだけだな。」


口からブクブクと泡を出しているかにさん達……………南無なむ


半分はインベントリへ入れたが、半分は小腹の空いたラトがバリボリ美味しく食べました。


第十四階層と第十五階層は、第十一階層からここまでで現れたモンスターが別の組み合わせで現れた。

しかし、組み合わせが変わったからと言って、大して変わるわけでもない。俺もニルも、そしてラトもAランクのモンスターを単身撃破出来る実力を持っているのだ。その程度では崩れない。


サクッと第十四階層と十五階層のモンスターを殲滅し、第十六階層へと向かう。


ズズズッ…


扉を開くと、第十六階層はまた部屋の構造がガラリと変わっている。

水は無くなって、平坦な床に戻り、部屋の天井から床、天井から壁、壁から床と、ランダムに円柱状の石材が走っている。それも一本や二本ではなく、縦、横、斜めと何本も。

それぞれの柱は直径一メートル程で、ちょっとの衝撃ではビクともしないだろう。


そんな石柱には、全身が真っ赤な一メートルはあるカタツムリ。

レッドスネイルと呼ばれるBランクのモンスターだ。甲羅は俺が知るカタツムリとは違い、刃状のヒダが球状になっている。例えるならば、砂漠さばく薔薇ばらと呼ばれる鉱石のような形だ。

甲羅はとても硬く、あれにラトが噛み付いたり爪で攻撃したら、酷い事になるだろう。それは刀でも同じ事で、狙うならば本体の方。甲羅から出ている部分は色を除いて普通のカタツムリと同じで、うねうねしながら触覚をヒクヒクさせている。


動きは遅く、本体の防御力は紙なので、刀で斬りつければ簡単に倒せるが…外敵が近付くと、甲羅の中に入って転がってくるため、結構面倒なモンスターだ。

中級の火魔法を中心に攻撃してくるモンスターで、こちらの魔法も効くが、赤色のスネイルは火に強い為、火魔法は使えない。

部屋の中にいるレッドスネイルは全部で四体。


地面にはファストラット。

三十センチ程度の水色のねずみと言えば外見の全てが説明出来るだろう。

とても素早いCランクのモンスターで、鋭い切っ先のような牙で攻撃してくる。基本的に群れで行動し、群れで獲物を狩るモンスターだ。


その奥に二体だけ居るのは見た事がないモンスターだ。BとCランクのモンスターが居るから、恐らくAランクのモンスターだろう。


見た目は大きめのバッファロー。全長は二メートル半くらい。頭部には、グネグネとうねった、太く、大きな長い角が二本、左右に向かって生えている。


普通のバッファローと違うのは、全身を包む真っ白な外殻がいかく。アーマーベアの外殻とは色が違い、見た目は貝殻かいがらに近い色をしている。

名付けるならば、シェルバッファロー…だろうか。


「見た事が無いモンスターが出始めたな…」


「どうしますか?」


ニルは黒花の盾と小太刀を構えながら、俺の指示を待っている。


「今はレッドスネイルを先に倒そう。中級火魔法を四体で撃たれると厄介だ。」


『僕があのデカいの倒すよ!』


ラトがシェルバッファローに向かって走っていく。


「おい!」


ラトならばどんな相手でも楽勝かもしれないが…いや。どちらにしてもバッファローの動きを見なければならないし、ラトならば、最悪雷魔法で逃げられる。一番素早いラトが行くのが一番現実的かもしれない。

俺がSランク上位のモンスターの心配をするのは烏滸おこがましいというものか。


「俺とニルはレッドスネイルを倒すぞ!」


「はい!」


ニルはアクアスピアを、俺は中級土魔法、ストーンアローを展開する。


ザンッ!


ニルの放ったアクアスピアは綺麗に一匹のレッドスネイルの頭部を貫き、グデーっと倒れて伸びていく。


俺が発動させたストーンアローは、大量の石で出来た矢を、指定した位置から射出させる魔法だ。残り三体を一匹ずつ狙うより、面で一気に叩く方が効率が良い。


ガガガガガガガガガガガッ!


空中に出現した魔法陣から石の矢が、残り三体のレッドスネイルを含む範囲に降り注ぐ。一発の威力はあまり期待出来ないが、手数が多い範囲魔法だ。

対人戦では、一発の威力が低く、簡単な風魔法で吹き飛ばされてしまう為あまり使えないが、レッドスネイルは火魔法しか使えない。火魔法でも爆発系魔法ならば防げるかもしれないが…そんな頭は無い。

ほとんどの矢は地面、石柱、そしてレッドスネイルの甲羅に当たって弾かれてしまうが、何本かはファストラットとレッドスネイルの本体に突き刺さる。


ザクザクザクッ!


矢が刺さった二体はニルの倒した一体と同様にグデーと伸びて死んだが、一体は甲羅に上手く隠れて転がり始める。


ガリガリッ!


鋭い刃の固まりとなったレッドスネイルが床の石材を傷付けながら俺を目指して一直線に走ってくる。

しかも、その状態で火魔法を描いている。

レッドスネイルの回転に合わせて魔法陣も回転しているため、どんな魔法を使ってくるのか読めない。

ファストラットの残りも俺に向かって群れで突撃して来ている。


ゴウッ!!


レッドスネイルの周囲に出現した無数の、小さめの火の玉。


恐らくフレイムショットだ。


俺とニルはそれを認識した瞬間に石柱を盾にするように左右に別れ隠れる。


ボボボボッ!


炎が次々と飛んで来て、周囲を赤く照らし、床や石柱に焦げ跡を残していく。


「ニル!魔法で止められるか?!」


少し離れた所に隠れているニルに大声で聞くと、直ぐに返事が返ってくる。


「お任せ下さい!」


ニルは直ぐに魔法陣を描き始める。


ガリガリッ!


地面を削るレッドスネイルの音が近い。


石柱から飛び出し、近くにあった地面から壁の中腹に伸びている石柱の上に飛び乗り、そのままその上を走る。


レッドスネイルは器用に方向転換して石柱の上を付いてくる。回転しているのによく俺の動きが分かるものだ…


その後ろからはファストラット達もワラワラと付いてくる。


「ご主人様!いきます!」


隠れていたニルの手元が水色に光ると、俺とレッドスネイルの間、その石柱の上に水溜みずたまりが出来上がる。

石柱は曲面だが、それに沿った形で水が張り付いているような形だ。

アクアフィールド。中級の水魔法で、本来は水流のある水溜まりを、一定の範囲、地面の上に作り出し、その中に入ってきた者の動きをにぶらせる魔法だ。俺も使える魔法だが、曲面に対して使うとこんな風になることは知らなかった。


ビシャビシャッ!


そのまま突撃してきたレッドスネイルは、水を飛ばしながらも一メートル程は進んだが、その後はビシャビシャと水を巻き込みながら回るだけで、進んでいない。完全に空回からまわりしている。


車の免許めんきょを取得する時に習った事がある。確か…ハイドロプレーニング現象。勢い良く水溜まりに突っ込んだりすると、タイヤと地面の間に水が入り込み、タイヤが空回りしてハンドルやブレーキが効かなくなる現象だ。


ニルがそれを知っているとは思えない。ニルの驚いている表情を見ればそれが分かる。予想外の出来事だったのだろう。

恐らくスピードを落としてやろうくらいの感覚で水をいたのだろうが、結果的に素晴らしい援護となった。


ファストラットも目の前で空回りしているレッドスネイルの動きに足を止める。


こんなにな場所で足を止めるなんて、良い的だ。


ニルが任せてくれと言った時から描き始めていた魔法陣を完成させると、白く光り、ゴウッと魔法陣からホーリーライトが射出される。


レッドスネイルも、ほとんどのファストラットも包み込み消し飛ばして行く。

一石二鳥いっせきにちょうどころの話ではなく、一網打尽いちもうだじんだ。


残ったのはなんとか飛び降りた数匹のファストラットだけ。髭をヒクヒクさせてこちらを見ているが、向かっては来ない。この上が危険だと悟ったのだろう。

ただ、それを悟るのは、一手遅かった。


数匹のファストラット如きは俺とニルの相手ではない。簡単に切り捨てられて、全滅させる。


『シンヤー。これどうするー?』


ファストラットを全滅させた頃、ラトがシェルバッファローの首を咥えて引き摺ってくる。


奥には首が後ろを向いて倒れているもう一匹のシェルバッファロー。どうやらラトの相手にはならなかったらしい。


「インベントリに入れとくよ。どうだった?」


『突進してくるだけで弱かった!』


本来ならば外殻が硬い守りになっていて攻撃が通り難く、倒すのは面倒なのだろうが…ラトのあごの力が上回っていた事で、少し固い煎餅せんべいを噛み砕いた感覚なのだろう。

所々の外殻が噛み付かれて砕かれている。


一応外殻の欠片を見てみると、やはり貝殻の様な素材だった。魔法は使わなかったのか、それとも使えなかったのか分からないが…突進しかしてこなかったと言っている以上、角が主な攻撃方法なのだろう。


「次は第十七階層だな。」


「部屋の構造は五階層毎に変わるみたいですね。」


「それがずっと続くかは分からないから、あまり固定概念こていがいねんとらわれないようにな。」


「はい!」


部屋の構造が思っていたのと違う、とか、相手の見た目から想像していた攻撃と違う、という予想外の出来事は、判断を遅らせる要因となる。

ダンジョン内では何が起きるか分からない。そう考えてあらゆる可能性を考えていかなければ、難易度の高いダンジョンでは簡単に死んでしまう。

一人でダンジョンに潜っていた俺は、何度もそんな場面に遭遇そうぐうしたし、死にかけた事も一度や二度ではない。

お陰であらゆる可能性を考えるくせが身に付いて、私生活でも予想外の出来事に対して冷静になれるという副作用も発生した程だ。


ズズズッ……


第十七階層。


部屋の構造は変わらず。


部屋の中に居るのは大量のスライム。ただのスライムではない。

マジックスライムと呼ばれるCランクのスライムだ。赤、青、緑色のスライムが居て、魔法を使用する。スライムの亜種…ともされているが、こちらは死んだ時白濁はくだくするのではなく、完全に溶けて無くなる事から、俺は全くの別種だと考えている。完全に俺の個人的見解けんかいだが。


Bランクのモンスターはアシッドスライム。

普通のスライムはせいぜい五十センチ程度のサイズだが、このアシッドスライムは一メートルもある薄緑色の個体で、名前の通り、体を構成する粘液は強酸性。しかもその粘液を飛ばしてくる。

弱点…というか心臓である核はあるが、体の中を絶えず動いている。

金属製の物はほとんど全ての物を一瞬で溶かしてしまう。金属ではない武器ならば一応核を攻撃出来る。

魔法も水魔法と風魔法は全く効かず、火魔法では核まで届かない。倒し方が土、木、闇、光魔法による攻撃しか無いとされている。

とても珍しいスライムで、俺もダンジョンで見た事がある程度。野生のアシッドスライムは見た事が無い。

こいつは死ぬと白濁して体を構成する粘液が残る為、こっちがスライムの亜種だと俺は考えている。

このアシッドスライムは三体、柱にへばりついているのが見える。


残るは、一際ひときわ存在感のあるデカいスライム。ラージスライムと呼ばれるAランクのモンスターだ。

今まで数度しか発見された事がないスライムで、デカさはなんと五メートル前後。見付かったラージスライムは、体が透明な黒色か白色のモンスターで、ほぼ何でも溶かすらしい。俺も出会ったのはこれが初めてだ。

倒し方は……黒色のスライムは光魔法、白色のスライムは闇魔法でしか倒せないらしい。物理攻撃は全て溶かされる為ほぼ無効。他の魔法も全く効かない。

別名近接殺しスライム。黒と白が両方奥の柱に巻き付くようにしてモゾモゾしている。


黒色の方と出会った事のあるプレイヤーパーティが、デカいだけのスライムだと思って、散々攻撃した挙句、武器や防具を溶かされ、光魔法しか効かないと気付いた時には魔力が無くなっていて、全速力で逃げるしかなかったという逸話いつわが残っている。


救いなのは動きが遅いことだろう。逃げるだけなら簡単に逃げられる。


この世界で最も得体えたいの知れないモンスターは恐らくこのスライムというモンスターだろう。

他にも色々な種類が発見されているが、どれがどの亜種なのか、希少種なのか、ハッキリしていない。

プレイヤーの中には、その謎を解明してやると、自称スライム研究家を名乗って旅をする連中も居たくらいだ。


もしかしたら、今、この世界にもそんな人が居るかもしれない。それ程までにスライムという生物は謎に包まれた生き物なのである。

そんな興味をそそられるモンスターだとしても、ここは高難度ダンジョン。スライムは敵。敵は殺すしかない。


「ラト!ちっこい奴らを頼む!」


『分かったー!』


ラトが走り出し、飛んで来る火、水、風魔法を避けながら次々と爪でマジックスライム達をほふって行く。


「ニルは白色のデカいスライムに闇魔法を頼む!俺は黒色の方を殺る!」


「分かりました!」


俺とニルは別々に柱を伝ってラージスライムに近寄っていく。そこら中に居るマジックスライムが魔法を飛ばしてきて、アシッドスライムが、稀に強酸性の粘液を飛ばしてくる。それを避けつつラージスライムを目指す。

ファストラットとは違い、スライムは部屋の中全体にバラバラで配置しているため、まとめて一網打尽作戦は使えない。


ラージスライムは、核を常にその巨体の中で素早く移動させていて、魔法で狙うのも一苦労だ。


俺は複雑な魔法陣を描いて行く。


使おうとしているのは、速光そくこうという中級光魔法だ。名前の通り光速で飛ぶ光の筋を作り出す魔法なのだが、光の筋の太さは一センチ程度。言ってしまえば細いビームを一発撃ち込む魔法だ。威力も貫通力も低めだが速いという魔法だ。魔法陣は中級魔法にしては複雑なため、魔法自体は速くても、準備に時間が掛かる。

落光のような範囲の広い魔法で丸ごと包み込んでも良いが、初めて会うモンスターだし、出来ればラージスライムの素材を手に入れてみたい。

速光で無理そうなら落光を使おうと考えていると、黒色のラージスライムが俺に向けて魔法陣を描き出す。


「上級か?!」


ラージスライムの正面に描かれていく魔法はかなり複雑。間違いなく上級魔法だ。


直ぐに回避行動に移行すると、ラージスライムの正面に描かれた魔法陣が黒く光る。

俺も使える上級闇魔法、黒死砲こくしほう

簡単に言えば、ホーリーライトの闇バージョンだ。

ただ、ホーリーライトは中級魔法で、こっちは上級、威力も範囲も桁違いだ。


「ぬおぉぉお!!」


全力で石柱を蹴り飛ばし、回避すると、俺の居た場所が、石柱ごとまとめて吹き飛ばされていく。その延長線上に居たスライムも全て消し飛ぶ。


「あっぶねぇ!!」


ここまで割と余裕でクリアしてきていたから、若干じゃっかん油断していた。

まさかAランクのモンスターが上級魔法をいきなり放ってくるとは…


ただ、一発で打ち止めらしく、魔法陣がサーッと消えていくと、黒色のラージスライムの動きが更に遅くなったのが分かる。

捨て身に近い魔法攻撃だったらしい。圧倒的な防御力を誇るラージスライムゆえの行動だとは思うが…


「自分が殺られないと思って調子に乗ったみたいだな!」


俺の描き上げた魔法陣が白く光り、核に狙いを定めた瞬間、一秒で地球を七回半進む速度の光線が射出される。


ビュッ!


発射された光線はラージスライムの核のど真ん中を捉え、破壊する。

発射と着弾にタイムラグは無く、どれだけ動き回っていようが、俺が認識出来るスピードならば関係ない。


核が破壊された黒色のラージスライムは、ブルブルと体を震わせた後、白濁していく。

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