第98話 復讐心 (2)

「ルファナの気持ちが少しでも晴れたなら、戦った甲斐があったよ。」


「ありがとう…ございます……」


本当に辛く苦しかったのだろう。もう我慢できないと、目からポロポロと涙が零れ落ちてくる。


「涙なんて…うぅ…とっくに枯れたと…思っていたのに…」


ニルがルファナに寄り添うと、骨ばった背中を何度もさすった。

ルファナは、ありごうございます、ありごうございますと、何度も何度もしゃくり上げながら切れ切れの言葉で伝えてくれた。ほとんど言っている言葉は形になっていなかったが、俺にとっては何より嬉しい言葉だった。


「ふぅー……こんなに泣いたのは子供の時以来かもしれません…

ごめんなさい。まだ話の途中でしたのに。」


「良いさ。積年の恨みだったんだ。これくらい当然の権利さ。」


「…ありがとうございます。本当に…

もっと何でも聞いてください!全てお話しますから!」


「そうだな…聖女は、ルファナみたいに皆扱われているのか?」


「どうでしょうか…他の聖女を見たことがありませんので…ただ、中には進んで神聖騎士団としてその力を使っている聖女もいると聞いたことがあります。」


中には…という事は、殆どの者達はルファナと似たり寄ったりの扱い…と考える方が自然か。彼女達が治癒魔法しか使えないという事を利用して、捕え、監禁。これが神聖騎士団のやり方だろう。


「しかし、ここまでの事を聞いていると、神聖騎士団の連中が光魔法を独占しているのは、聖女達の存在が大きいのかもしれないな。」


今回の戦闘を通して、聖女達の力は巨人族に負けずおとらず、強力なものだと分かった。


治癒魔法が使えれば、世界中に派兵はへいする数が少なくて済む。単純に死ぬ兵士の数が減るからだ。さらに、治癒魔法が有るとなれば、一般兵でさえ厄介な存在となる。ルファナの様に強力な治癒魔法なら更に厄介だ。

そんな事が出来てしまう聖女と呼ばれる存在を、自分達のみで独占出来てしまえば、傷を受けても直ぐに回復し、何度でも立ち上がって来る集団、対、その力のない集団。という構図になる。


「治癒魔法は非常に強力な魔法でしたから…その可能性もありますね…」


ニルも俺の言葉に納得の表情を見せる。


「巨人族レベルの強力な種族ならば、まだ勝てる可能性もあるが…」


「普通は勝てませんね…」


「聖女達を独占するために、神聖騎士団の連中が光魔法を独占したかもしれない…か。

いや、逆かもしれないな。光魔法、そこから聖女までをも独占出来る状況にあったからこそ、世界への進行を考えた…」


どちらが原因だったとしても、結果として、今現在神聖騎士団の手中しゅちゅうに大半の聖女が握られている。これが事実だ。

そして、それに対する対策は間違いなく必要になって来るだろう。


「聖女の治癒魔法を無効化することは出来ないのか?」


「無効化…ですか?」


ルファナは真剣に考えている。彼女の弱点とも言える事柄だが、そんな事は気にしていないようだ。


「私の知る限り、無効化出来る方法は考えつきませんね……」


「…そうか。」


「聖女の弱点という意味で言えば、他の魔法を使えないこと、もう一つは、身体能力が著しく低い。という事が分かっています。」


「身体能力が低い?それは文字通りの意味か?」


「はい。聖女は基本的に剣は振れません。振れたとしても、剣術と呼べる物にはなりません。これは私もそうでしたから、間違いありません。

さすがに今程虚弱きょじゃくというわけではありませんでしたが。ふふふ。」


自分の体に目をやって笑うルファナ。なんとも笑い難いジョークで困る…


「聖女本人は、戦闘能力がほぼ皆無。それが弱点…か。」


聖女自身の弱点としては十分だが、戦場で聖女が居る場所となると最後方。その上多くの護衛がついているはずだ。今回も、聖騎士が聖女の近くについていた。相手も聖女は戦闘のかなめだと重々承知しているという事だ。

ただ、これは戦場での話だ。今ここで考えていても仕方がない。


「他に、何か神聖騎士団の事で、情報があったりしないか?」


「そうですね……これが役に立つのかは分かりませんが…シンヤ様とニル様は、神聖騎士団の中では随分と有名な存在になってきております。

聖騎士を殺して回る、銀髪の女奴隷を連れた黒髪の男がいると。」


「まあこれだけやれば、有名にもなるわな。」


既に、死聖騎士、吹聖騎士、愛聖騎士の三人を仕留めた。焼聖騎士、ミグズにも手傷を負わせた。

相手の主戦力と呼ばれる者達を殺したのだから、当然だろう。俺を殺す為の討伐隊が組まれていないのが不思議な程だ。


「恐らく、愛聖騎士が死んだことは、程なくして神聖騎士団全体に伝わると思います。そうなれば、お二人の話はさらに広まることでしょう。」


「動き難くなりますね…」


「出来る限り早く次へ向かった方が良いな。」


有名になればなる程に、危険度は増していく。今まで以上に気を付けて旅をしなければならないだろう。


「忠告ありがとう。気を付けるよ。」


「いえ。お二人は、神聖騎士団の蛮行の被害にあっている者達からしてみれば、希望の光。まさに救世主様ですら、これくらい当然です。」


ルファナが言っていることから…いくつかの街や村々にも話は広がっている。そちらでも有名になりつつあるという事が読み取れる。

これは、俺達のしてきた事が認められつつあるという反面、下手に素性すじょうを明かせば騒ぎになり、神聖騎士団に動きがバレる可能性もはらんでいる。

あくまでも俺達は自由に動き、同盟を裏で結んでいく事が役目だ。出来る限り自分達の素性を隠しながら旅をしなければならなくなってきた、という事だろう。


「助かるよ。

最後に、ルファナの今後についてだが…」


「……はい。私のしてきた事は、間接的にだとしても、多くの人の命を奪ってきました。それは自分でもよく分かっています。ですから、どのような沙汰さただとしても、素直に受け入れます。」


ルファナは驚く程に落ち着いていた。


本意ではなかったにしろ、自分が神聖騎士団の連中を治癒してきた。それは間接的に神聖騎士団が相手にしてきた者達を殺してきたという事になる。それを理解し、受け止め、殺されても文句は言えない、そう言っているのだ。

もし俺がここで彼女を殺すという選択をしても、彼女はただ静かに頷くだろうと思った。


「何を勘違いしているのか知らないが、俺はルファナを殺すつもりは無いぞ。」


「…えっ?!」


本気で驚いている。自分はここで死ぬのだと覚悟していたのだろう。


「もしルファナが、まだ殺して欲しい、この世に居続ける事が苦痛でしか無いというのなら、話は別だ。

だが、もし…ルファナが神聖騎士団と戦いたい。俺達の助けになってくれる。そう思ってくれるなら、力を貸して欲しい。」


「…………」


ルファナは少しだけ口を空けて、ボーッとしている。


ルファナが戦いたくないと言うならば、出来る限りそれを尊重してやりたいとも思っている。

力が力だけに、完全に放置するわけにはいかないし、多少窮屈な思いをするかもしれないが…愛聖騎士達のように無理矢理彼女を使うという事だけはしない、

ただ、本心を言えば彼女には仲間として戦って欲しい。彼女の力は俺達にとっても、かなり強力なものだからだ。


「戦いたくないと言うなら」

「戦います!!その願いが許されるならば!戦わせて下さい!」


俺の言葉を遮りながら、前のめりになって懇願こんがんするルファナ。


「…良いのか?これまで以上に激しい戦場を見る事になるぞ?」


「……もしそうだとしても、神聖騎士団の連中に殺されていく人々を一人でも減らせるならば…そうして罪を償う機会を頂けるのであれば…これ以上の幸せはありません!」


細い指を力一杯に握り締めるルファナ。


「それに…あのクズ共を一人でもこの世から減らせるのならば、私の命など燃え尽きても構いません。

どうか…私をお使い下さい。」


「…いや。共に戦おう。」


聖女は人だ。使ものでは無い。


「共に……はい!」


ルファナの瞳が、少しずつ濁った色から澄んだ緑色へと変わっていく。


「受け入れてくれてよかったよ。

ルファナには、エルフの街に行くか、俺と連携を取ってくれているプリトヒュという獣人族王の娘の所に行くか選んでほしい。」


「シンヤ様とニル様に同行は出来ないのですか?」


「ルファナの力は、軍隊の中で最も効果を発揮できる。俺一人の為に使うよりずっと効率的だ。今現在戦っている街や村もある。それを助けて欲しい。

それに、俺とニルだけではルファナを守り切れない場面もこの先増えてくるはずだ。それを考えると、このまま連れて歩くより、もっと大勢の仲間に囲まれた環境に居た方が良い。」


「…分かりました。

シンヤ様としては、どちらに向かった方が良いと思っていますか?」


「そうだな……エルフ族…かな。

元々ヒョルミナに居たのだし、故郷に帰るだけだ。

それに、同盟が成ったとはいえ、エルフ族は厳しい状況にあるし、助けが必要だろう。ルファナ自身もエルフだから、枷をしていても、他の種族の中に入るより気分が楽だろうし、エルフの皆も歓迎してくれるはずだ。」


もう一つ付け加えるとすれば、エルフ族は数が大きく減って、同盟間でも弱い立場にあると思う。その立場を改善し、同盟間の均衡きんこうを保つという意味でも、戦後の力関係の優劣を無くすという意味でも、ルファナはエルフ族の中に居た方が良いだろう。


ルファナの決定次第だが、どちらに行ってもないがしろにされることは無いだろうし、こちらの戦力にはなる。


「分かりました。それでは私はヒョルミナに向かいます。」


「俺の意見をそのまま受け入れても大丈夫なのか?」


「現在の世界情勢じょうせいについては詳しく知りませんし、私はお二人を信頼していますから。」


「……分かった。それなら、ヒョルミナまで護衛してもらう奴らを紹介するよ。」


「護衛…ですか?」


「ルファナ一人でヒョルミナまで行かせるわけないだろう。

先程話したプリトヒュの部下達に護衛してもらう予定だ。」


「え…その…大丈夫なのですか?」


ルファナが気にしているのは、プリトヒュは獣人族王の娘だ。その部下を使うというのに、獣人族ではなくて、エルフ族を強化する形になるわけだから、嫌な顔をされるのではないか?という事だ。

神聖騎士団の進行が始まる前だったならば、確かにその可能性はあっただろうが、今、世界はかなりの危機的状況にある。今は他の種族より優位に立つ事よりも、種族間で摩擦が生じないように歩調ほちょうを合わせる事の方が重要だ。

それはプリトヒュも分かっているだろう。


「大丈夫だ。そんなに器の小さな女性ではないからな。」


「は、はい。」


「それと、向こうに着いたら、ペネタ-ヒョルミナに会うんだ。」


「だ、第二王女様ですか?!お知り合いなのですか?!」


うん。これが普通の反応だよな。


俺はペネタが族王になった事や、書簡を受け取ったことなど、大まかにエルフ族の現状を話した。


「だから、向こうに着いたら、後で渡す書簡をぺネタに渡すんだ。それで分かってくれる。」


「何から何まで、ありがとうございます。」


ルファナの今後についてはこれで決まった。ゼイブに明日までは護衛として見ていて欲しいと伝えると、任せとけと引き受けてくれた。


その後、少し集落から離れて呼び笛を吹くと、ナームの部下達が即座に姿を現してくれた。近くに来ているかは分からなかったが、相変わらず優秀な連中だ。


彼らにルファナの事や護衛の話をすると、ただ頭を下げて了承の意を示してくれた。

プリトヒュにもこのことは伝えておくべきだろうと書簡も用意した。当然巨人族からの支援を受けられる約束についても記してある。


書簡を受け取ったナームの部下が、一歩下がった後、口を開く。


「シンヤ様。お耳に入れておきたい事が。」


「なんだ?」


「魔界にて動きがあった模様もようです。」


「ホーロー達か…何があった?」


「なんでも、重要な情報が手に入り、その確認を急いでいるとのことです。」


曖昧あいまいな言い方だな…?」


「簡単に口に出せない程に重要な事柄らしく、真相を突き止めるまでは我々にも話せない…と。」


話すことも出来ない…?そんなに重要な事柄…?一体何があったんだ?


「俺達も魔界に向かった方がよさそうか?」


「いえ。情報の精査の為にまだ時間が掛かるとのことで、シンヤ様方は情報の真偽を確かめる間に、出来る限り同盟種族を…とのことです。」


「……こうして報告を受け取るだけというのもヤキモキするものだな。」


「…………」


ナームの部下は、一度頭を下げる。


「分かった。俺達は明日ここを発って次に向かう。ルファナの事は頼んだ。」


「はい。」


ナームの部下は返事をすると直ぐに山間へと消えていき、気配も消えた。


「何があったのでしょうか?」


ニルも随分と気にしているようだ。


「気になるところだが…俺達にも言わないとなると、予想以上に大きな話なのかもしれないな。」


「…………」


ニルは何が起きているのかを、軽く俯いて考えている。しかし、考えて分かることではない。

それより、今はニルに聞いておかなければならない事がある。


「ニル。」


「あ、はい!」


俺の声に反応して顔を上げるニル。


「ここなら誰かに聞かれる心配も無いだろう。今のうちに聞いておきたいことがある。」


「はい。」


「まず、ニルは俺と別れた後、ブライアンと戦ったんだよな?」


「はい。ですが、ブライアン自体はそれ程問題にはなりませんでした。」


金騎士相手に問題にはならなかった…か。ニルも随分と強くなった。


「それにしては随分と傷だらけだったように見えたが?」


「……はい。黒犬に襲われました。」


ニルは悔しそうな顔を浮かべる。


「前にニルを狙った連中か?!」


「はい。三人現れました。以前に襲ってきた者達とは違う者達のようでした。

一人は爆発によって殺しましたが、二人は逃走しました。残った物も無く、正体や私を殺そうとしている理由についても分かりませんでした。」


こんなところまで追ってきた…のか?俺達が黒雲山へ向かっている事はここに来るまでにあった村に聞いて回れば分からなくはないと思うが…そこまでしてニルを殺したい理由が全く浮かんでこない。

暗殺に特化したタイプに見えたし、気が付いていないだけで、今も俺達の事を見ている可能性もある。そう考えると背筋が凍る。

もしかしてこれから先ずっと付きまとうつもりなのか…?勘弁してくれよ…


「ですが、分かったこともあります。連中は恐らく、神聖騎士団とは違う勢力の手の者だと思われます。」


「根拠があるのか?」


「聖女の治癒魔法の効果が適用されていませんでした。それに、神聖騎士団にも見付からない様に行動していたように感じました。」


確かにあの能力があって、協力関係にあるならば、使わないとは考えにくい。それに、協力関係にあるならば、愛聖騎士の兵士達と協力して俺達を…というかニルを殺しに来たはずだ。敢えてニルが、一人になった時、神聖騎士団の目が無い時、そしてニルが戦闘によって体力や魔力を消耗した時を狙ったのは、独自に動いている可能性を示唆しさしているように感じる。

それだけで神聖騎士団と切り離して考えるのは危険かもしれないが、ニルが口に出したという事は、今回刃を交えた彼女には何か感じるところがあったのかもしれない。


「分かった。これからは神聖騎士団と黒犬は別の組織として考えよう。

神聖騎士団との繋がりを完全には除外出来ないが…」


「はい。」


「連中は何か特別なことは言っていたか?」


「いえ。特には。

次は殺す、とだけ。」


「そうか……」


徹底して自分達の情報は漏らさないし、分かっていることは、奴らの目的がニルを殺す事。という事だけ。

本当に厄介な連中にばかり目を付けられる。


「奴らの事は常に注意しながら行動しよう。なるべくニルが一人にならないようにするぞ。」


「は、はい…」


何故か恥ずかしそうにするニル。俺、変なこと言ったか…?


「もう一つ聞いておきたいことがある。」


「はい?」


「ニルが俺と愛聖騎士の戦闘を見た後から気を失うまでの間の事を覚えているか?」


朧気おぼろげには……防護魔法のような、何か黒い物が私から出てきて、愛聖騎士の事を攻撃した…ような気がします。」


「……その時なんだが、ニルの瞳が赤く光っていたんだ。何か覚えていることとか、知っていることは無いか?」


「私の目が赤くですか?」


目をぱちくりさせているが、今は綺麗な青色。あの時見たものが気の所為せいだったのかと思えてくる。


「い、いえ。全く覚えていません…それに思い当たる事も……」


ニルの頭の上に?が大量に湧き出ているのが見える。


「…そうか。」


何があったのか分からないが、あの時のニルは完全に我を失っていた。それこそ、魔力を全て使い切る勢いだった。

その原因があの目にあるのだとしたら、あれが何だったのか把握しておきたい。しかし、覚えていない、思い当たる事も無いとなれば、それも難しいかもしれない。


「ご主人様…私は何かの病気…なのでしょうか?」


物凄く心配そうに眉を寄せて聞いてくるニル。


「ははは。病気という事は無いと思うぞ。大丈夫。心配するな。」


そんな病気は無い、と言い切れるわけではないが、敢えて軽く振舞ふるまった。

何か分からない以上、不安になるのは当然だ。しかし、分からないからと、必要以上に不安になれば精神的に良くない。


「……ご主人様がそう仰って下さるのであれば、心配は無用ですね。」


敢えて明るく振舞ったが…ここまで信用されているとなると、少しは心配させるべきだったかな…?いや。俺が気を付けて見ていれば良いだけの事か。


「分からない事を考えていても仕方ない。この話はここまでにして、皆に明日発つ事を伝えて別れを済ませよう。」


「そうですね。分かりました。」


俺とニルは巨人達に別れを済ませに行く。


「そうかぁ。残念だなぁ。」

「また必ず来いよ。」


巨人の皆は別れを惜しみ、俺とニルを取り囲む。

最初に集落を訪れた時のことを思い出すなぁ。


「よーし!今日は飲み明かすぞー!」

「酒だ酒ー!」

「どわっはっは!」

「あの聖女にも飲ませろー!」


「衰弱している人に酒なんか飲ませんな!」


「あ?ダメなのか?」

「さあ?俺達は酒で大体の不調は治るのにな?」


巨人族め……


結局、巨人族の晩餐ばんさん会にそのまま突入し、ガバガバ飲む羽目になってしまった。

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