恐怖はたいてい小さなことから始まるが、この作品の主人公の場合はポイ捨て。
しっぺ返しがこなければ人は調子に乗ってしまうことが多く、主人公も罪悪感をもっていない。
でも悪事の代償はちゃんと数えられていて――　

登場人物たちの情景がリアルに描かれています。
ポイ捨てする主人公に最初は嫌悪感をもっていたのですが……「拾う神」でよかったです。