英雄になりたかった Ⅱ
5:30
俺はランニングをしにいった
スタッスタッと足音を立てて走っている
1時間くらい走って寮に帰ってきた
寮の入り口を見るとそこには俺の部屋に入ろうとしてる詩織がいた
なっ、俺の部屋に入ろうとしているだと
蕾は部屋を移して貰った
としたら何故入ろうとしてるわからないぞ
もしかして、俺がこれまで殺してきた奴らの
手先というやつか
よしって開いた!と声が聞こえてきた
俺は部屋のドアに近づいた
「あー居ないのか汐谷くん」
そう言うと俺のタンスをあけ
洋服の匂い嗅ぎ始めた
「男臭いけど懐かしい匂いだな」
そして洋服を嗅いだ後机を探りはじめた
「あれあるかなー、あったー!」
そこには俺がよく使っているペンがあった
「やっぱり持っててくれたんだ」
うん、どういうことだ、これは
あのペンと詩織が、関係があるのか
まぁいい、そこはと考えてたら
ベッドに向かってジャンプをしていた
待て待て、まるでただのビッチだ
俺は急いでベッドに飛びつく前に首根っこをつかんだ
「誰ですかー!」
「ここの部屋の主様だがなにか」
「え…」
顔を真っ赤にしていた
「い、いつから見ての」
「部屋に入る前のころから」
「そ、そんなー、」
「取りあえず着替えるから部屋から出ろ」
だがとどまろうとするから無理矢理追い出した
「俺は先に行ってるからな」
「えー!待って!!」
ゆっくりと歩き始めた
「先に行くとか酷いじゃ無いですか」
そう話していると鈴音もやってきた
「2人とも何の話してるのー」
「今日の朝詩織が俺の部屋に入ってたことだ」
「あらHなことでもやろうとしてたの?」
詩織は顔を真っ赤にして
「違うよー!寝起きドッキリ仕掛けようとしただけ!」
「そうだったのか」
「というか時間ギリギリー」
俺達は無言で走り始めた
「やっとついた」
「ちょっと遅れましたか」
「いえ、間に合ってます大丈夫ですよ、」
天城はさっさと授業を始めようぜと言ってる
「そうですね、始めましょうか」
全員テストが近いからと言うことで
真面目に授業を受けていた
昼休みに入るとまじめにうけていたからか
疲れ切っていた
そんな中俺は天城を校舎裏に呼んだ
「なんだよ」
「お前、根っこに何かあるだろう」
天城は動揺して言葉が詰まっている
「俺に話してみろ」
「何で話さなきゃいけない」
「お前が力を使えないのはそれが原因だろ
いくらでも俺は話を聞くし、答えを出す」
「そうか、じゃあ今日の21時俺の部屋に来い」
「わかった」
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