最初のエピローグ
「お前は何者なんだよ」
「ただの、君達のクラスメイトで君たちと同じ殺し屋さ」
あいつはそんなもんじゃない
ただの殺し屋とは思えない
見えない速度で敵の後ろに行き首を落とした
普通ならそんな事が出来る訳がない
学園長に話を聞きたい
「ちゃっちゃと帰ろうぜ」
「そうだな、ちょっと待ってろ」
「あ、なにをするつもりだ?」
「蕾来い」
「なに?」
「治癒能力の発動を許可する」
許可の確認、これより治癒を開始します
「無理はしなくて良い」
「わかった」
そういうと回りに草木が茂りだした
「全員分の回復は確認できたし、大丈夫だ
ゆっくり休め」
蕾は眠った、俺は眠った蕾を持ち上げた
「な、俺らボロボロになってないだと」
「蕾に感謝しろ、蕾のお陰で回復したんだならな」
「あれ、私傷がない」
「取りあえず帰った方がいいじゃないのか」
「そうだった、取りあえず先生立てますか」
「うん、大丈夫たてるよ」
「先生は取りあえず病院に行った方がいいですよ、それに人の死を目の前で見たんですから精神的には辛いでしょう」
「は、はい、そうします」
全員が車に乗ったのを確認して
一ノ瀬先生以外を学園の寮に下ろした
俺はそのまま一ノ瀬先生を病院に送り届けた
その頃寮の中では
「あんたら任務だったの」
「そうだけど、二人はなんで休んでたの」
「それは、ちょっと色々あっただけ」
そんな暗い雰囲気になった瞬間に
天城が割り込んで話してきた
「そうだ、あの転校生って何者なのか、分かる奴いるか?」
「あの転校生がどうしたの?」
「見えない速度で動いて敵を切ったんだよ」
「待って、私があいつと戦ったときは棘を槍のように使ってきただけだったよ」
「あいつは何者なんだ」
学園の皆の彼への疑いは深まってしまった
彼の正体をしろうとしてる中に一人だけだ
顔をうつむけ目をそらしてた奴がいた
そして次の日
先生以外は全員学校に来ていた
「これ、先生来ないのかな」
「その可能性はあるわ」
「そうだね」
「まぁ、人の死ぬ姿見せちゃったもんね」
「まぁまぁ、そこは信じてみようぜ」
少し暗い雰囲気になってる中
俺は1人別のことを考えていたのだ
来たとして、一ノ瀬先生は耐えれるのか
これから沢山の人の死を見ることになるのに
彼女が精神的に壊れるのは一番避けたい
そんな現実だからだ
そう俺は考えていると
ガラガラとドアが開いた
「すいません!少々遅れました」
一ノ瀬先生が来たのだ
「だ、大丈夫なんですか」
「大丈夫かはわかりませんが、皆頑張ってるんだから私も頑張ろうと思います」
俺は彼女に頑張ってとだけ声をかけた
そして今日も授業が始まった
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