26 出撃

俺(堀田)は、レンタル倉庫へ向かう。ワスプの皆が集まってる。


「おはよう。腕時計の、アイテム欄見てみ?」

いきなりなんだろう?俺は言われた通り見ると


アイテム

素材(C 2分の1)と(Y) 1100L


手に入れていた。これは前のダンジョンで取り損ねたアイテム。


「これから、買い物だ」

って事はコハルちゃんの、学校に行かないとな。


「その必要はあらへん」

海老名は言うと、辺りがスライムの壁の囲まれて、ダンジョン?内へ。


「いらっしゃいませ」

カウンター越しに海老名が居て、RPGのお店みたいになってる。俺の、腕時計には、アイテムと値段。なんで?


「わいの特技や。元~渦~の開発者の1人やったんや、ダンジョンの以外なら、アイテム売り買い出来るんや」


へー、そりゃ便利だな。まあ学校は、正直何度も行ってて、怪しまれつつあったから助かった。蓮賀さんの指示で買い物。現在 2927L持ってる。


(アイテム合成)を選んで、

素材Cを、1000L使って合成(祝福)を入手。何だろうこのアイテムは?更に素材Bと、素材Yを合成(眠りの矢)を作る、これに1200Lかかる。


残り727L・・。


(買い物)を選んで、


 ➡眠りの矢×1本 70L


これを10本買う。


残ったのは27L・・。ああ、せっかく貯めたのに。


「ありがとう!」

まあ、矢はコハルちゃん専用だし、蓮賀さんの指示だし、なにより喜んでるのが救いかな。良かった。


――そのまま、駅に行って、電車で向かうのは、ここから、60分かかる郊外。レベル上げ用ダンジョンが見つかったらしい。蓮賀さんは、近くでどうしても見つからずに、こんな郊外まで探してたらしい。詳しい方法は解らないけど。1週間、俺は家で寝てただけなのに・・。なんだか、情けない・・。


ゆったり座りながら移動。朝早いという事で空いてる。皆、眠たそうに、揺られて、着いた。


降りると、そこは何の変哲もない、普通の町。そこそこ発展してる。可もなく不可もなしの町。目立った所もない。


「さて、準備はいいか?」

いよいよダンジョンに入る。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る