私の話
私がこの家で暮らし初めた話をしましょう。
葛城家は仲の良い家族でした。
ある日、葛城家の夫婦は1人の女性を助けます。私のことです。
私はある人達に追われていました。その時、彼らは私を匿ってくれたのです。しかし、それが悲劇の始まりでした。
彼らは標的を私からこの夫婦に変えたのです。それから起きた事件で奥様が無くなりました。私が殺したのですが。
それでも旦那さんは私を警察へ突き出すことはできませんでした。それもそのはずです。
旦那さんと私は共犯関係だったのです。かれは奥様を殺さずにはいられませんでした。息子と奥様、どちらかを殺さなければならなかったのですから。
今、奥様はこの家の庭に埋まっています。いずれ誰かに気がつかれることでしょう。
彼らの監視はすでになくなっています。しかし、私達はまだ囚われの身なのです。
後戻りの出来ない中で今日ももがき苦しむしかないのです。
ぼくと俺と私の話 あきかん @Gomibako
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
近況ノート
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます