『小さなお話し』 その87

やましん(テンパー)

『マスク人類』

『これは、まったくの、フィクションであります。とくに、なにかを、批判したりする意図はありません。』



        😸




 西暦2000年台になり、さまざまな病原体が、人類を襲ったことは、わかっているが、その後の混乱もあり、途中、しばらく、ほとんど記録がない時期が、最低400年はつづいたのだ。


 現在、地球には、顔に皮膜がある、マスク人類と、顔がむき出しの、ノーマスク人類とがいる。


 なぜ、短期間で、そのような進化があったのか、あるいは、人為的な何かがあったのかも、わかっていない。


 マスク人間は、顔面が、皮膜で覆われていて、呼吸や、視力は、薄くなっている皮膜を通して行い、食事のときだけ、口が皮膜のなかから飛び出してくる。


 しかし、ノーマスク人類と、マスク人類とに、本質的な違いはなく、交配にも障害はない。


 知性も感性も同等であり、優劣などありえない。


 交配した場合に、マスク面ができるかどうかは、結果でしかない。


 マスク人間は、病原体に強く、呼吸器や口からの感染をしにくい上、もし、感染しても、相手に感染を、広める可能性が低い。が、表情が作りにくく、また例えば、口を使う楽器の演奏が困難である。


 そうした、ある種の個性はあるが、ともに人類であることには、なんら違いはない。


 しかるに、双方に、相手方に対する差別的な発言や、暴力事案が頻発していることは、まことに、残念としか言いようがないのである。


 人類の歴史は、差別と戦争の歴史でもあった。


 それが、いまだに、解消されないのは、遺憾であり、嘆かわしい。


 もし、これが、人類の本質ならば、行きつく先は、もう、決まったようなものだ。


 絶滅である。


 わたしは…………………



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

      

            🐈




にゃん・シュタチイン博士


『これが、発掘された、磁気データの解読できたところにゃんこ。』



ごき・シラーズナ博士 


『この時期には、人類がまだ、存在していた証拠ごき。』



チュー・ユカハ博士     🐀


『時期の特定が可能かどうか、調べなくては。チュー。』



ごき・シラーズナ博士 


『人類は、年号を記録するのが、特性ごき。必ず書いたはずごき。しかし、消えているかもしれない。他に埋もれてないか、調べようごき。人類が絶滅したなぞが、解けるかもごき。』



にゃん・シュタチイン博士


『そもそも、ここが、なんだったのか。それを、解明しなくては、にゃんこ。』


パンダ・ナスキューリ博士   🐼


『みなさん、ただいま、この下に、さらに新たな空間が見つかりました。これまで、気がつかなかったらしい、ぱんだ。しかも、なにものかが、いるようなのです。ぱんだ。』



にゃん・シュタチイン博士


『なんと‼️エイリアンか?にゃんこ。』



ごき・シラーズナ博士


『念のため、兵を呼びますか。』



にゃん・シュタチイン博士


『いやいや、そんな必要はないにゃん。』



ごき・シラーズナ博士


『いや、いや、猛毒生物かもしれない。』



にゃん・シュタチイン博士


『いやいや、……………………




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


やましん


『なんだ。やつら、なに、言ってるの。なんで、こんな場所に、タイム・スリッパしたの。』



はとさぶろ


『やましんさん、スリッパじゃなくて、スリップです。ぽ。』



カージンゴ


『やましんなら、そのていど、かあ〰️〰️〰️。』



ねこママ       😸


『あんたたちの、せいだろにゃんこ。』



ねこカフェに現れたなぞの巨大ふたごきたち


『いや、すいません。コントロール、間違えたみたいです。きみ、なにやったの。これは、我々の未来ではないかもしれない。パラレル・ワールドに、入ったかもごき。』



『おかしいなあ。博士、なにかが、ちがったごき。装置が、壊れたかなあ。』



一同


 『なに〰️〰️〰️〰️〰️😃❗』





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


      続くかもしれないです?   






 

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『小さなお話し』 その87 やましん(テンパー) @yamashin-2

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