ユラの事で大変な事になってるのです
キャサリンが話し合ってるところにメイドが来訪者の知らせを持って来る
「キャサリン陛下、冒険者ギルドからご挨拶したいと来られてますが」
「通してあげて」
「テレスト冒険者ギルド責任者のマーシャルと言います」
「元フェアール冒険者ギルド長ユリスリーデと申します」
「元公爵家メイドユラの自称婚約者でクリスと申します ニコ♪」
「「「!!」」」
「元公爵家メイド長のマリと申します」
「陛下この度は、建国おめでとうございます」
「ありがとう、あなた方は、私達と同じ方を求めてるようね、どうしてわかったのかしら」
ユリスリーデが答える
「はい、王妃様一行が数ヶ月前に魔物に襲われ、その後行方不明になりかなりの捜索隊が派遣されたが行方はわからず、突如1ヶ月前に王都に戻られたと聞きました、噂と、そのお姿で確信しました。ユラちゃんに会われたのですね」
「何故そう思ったのかしら?」
「ユラちゃんが公爵家を出て行方不明ミラブルの森で見たとの噂、陛下もまたミラブルの森で行方不明になった事、ユラちゃんは、とんでも野菜を作る能力がある事以上です、陛下!我々もユラちゃんをお慕いしています、どうか仲間に加えて下さい」
「「よろしくお願いします」」
「なかなか鋭い分析ね、公爵家と言う事は、ユラちゃんの事は、私達より詳しいのね、わかったわ許可します」
「ありがとうございます」
「私が統治する領土は、ほとんどがひどい状態だと聞いています、あなた方も是非力を貸して欲しいわ」
「陛下始めここにいる方々は、凄くお若くていらっしゃいます、ひょっとしたらユラ様が関係してるのでしょうか?」
キャサリンは、頷きながらクリスを見る
「その前にクリスって言ったかしら?先程の発言が気になって、この者達が調査に行こうとしないのよ、話してくれるかしら」
「はい、私は元公爵家メイド、ユラちゃんが生まれた時から知っています、陛下は、ユラちゃんといろいろ話し合われ、ユラ様が、どうやってあの力を身につけたかご存知だと思いますが、ユラちゃんは、5歳の洗礼神託の儀で、大きく運命が変わりました。」
『この時か、ユラが女神様に目を付けられ力を封印されたのは』
「?陛下お話し続けてよろしいでしょうか?」
「あら、ごめんなさい続けて下さい」
「公爵家のバッカス様は、ユラちゃんを廃嫡扱い、婦人のサマンサ様は、ユラちゃんを奴隷のように扱いそれは、酷かったです、そんな中で私達は、ユラ様に変わって、嫡男になったトータスに必要以上に迫られ、エッチな要求を何度もされました。そんな時に何度もユラちゃんに救われました。婦人のサマンサ様にも無茶苦茶な事を要求された事もありました。そんな時、ユラちゃんが、言葉でサマンサ様の行動言動を指摘して助けて下さいました。私達は、そんな聡明さと、ご自身が酷い扱いの中でも他人を思いやる優しさにひかれ身も心も捧げた「ちょっとまったぁー!」い」
シルキーとソアラが出て来る
『はぁ…またややこしいのが』
「シルキー、ソアラ待ちなさい!今話してるでしょ」
「陛下この巨乳エロメイドが、私の旦那様に身も心も捧げたとか、言いました」
「ユラの子種は、私が一番にと思ってるくらい好きなのに先に奪うとは許さん!」
暴走する二人にイレリーナが諭す
「落ち着きなさい!二人とも、陛下の前ですよ!ユラ様は、成長止められてるのでしょ?あのお姿なら5歳でしょ!なら子種なんてまだ出るわけないでしょ!」
「しかしあの巨乳エロメイドが… 」
マリが頭を下げ謝罪する
「すみません、クリスの妄想です!こらクリスちゃんと言い直しなさい」
「ちっ、ユラちゃんには、身も心も捧げたいくらい好きだと言う事です、しかしさっきからエロ巨乳って失礼な事ばかり言ってますけど、ユラちゃんは、湯浴みするとき私のこのおっぱいを優しく揉んでくれて、ち 」
パーーン!
「な・何をするのよ!マリ痛いじゃない!」
「な・何を言ってるのよ!それはまだ、ユラ様がもっと幼い時でしょ!病気で寝たきりの母親が恋しくて抱きついてただけじゃない!私だっていっぱい吸われたから」
「はぁーーー!」
「あ!」
プシューー
「なんだマリも気持ち良かったんだ」
クリス達を見る女性達の目付きが変わる
『可愛いユラ様におっぱいを……』
『ユラに吸われただとぐぬぬ…』
『私も揉まれたい…』
『いいなぁ…』
イレリーナが咳払いをして質問をする
「ユラ様が5歳以降扱いが変わりあなた方が何度か助けられて好きになったと、言う事ですね、はぁ…確かにあの方の能力は、素晴らしいです私も認めます、それだけです、私には理解出来ません、あんな子供に恋愛感情を抱く事が… 」
「イレリーナもユラの事をもっと知れば好きになるわ!」
「ソアラそれは、あり得ません!私子供には、興味ないですから!」
「そうか?男なんか全く興味のなかった治癒部隊のセリス達全員ユラにラブラブ状態だぞ」
「え?あの頭の悪い男なんて興味ないって言ってた子達が?」
シルキーがニヤニヤしながら話す
「だいたいユラの子種が欲しいって言い出したのあいつらだぞ!」
「え?あの子達がね、ふーん そうなのね… 」
『あれ?ヤベエやつの火をつけた?』
マリがキャサリンに話す
「陛下クリスの説明では、再び火種をばらまく発言すると思いますので、私にお話しさせていただきます」
「な・何言ってるの!」
「いいから黙って!ユラ様に言いつけるよ!」
「うぅ……」
「今一度お伺いします、陛下達は、ユラ様に助けて頂いたと言う事で間違いないのですよね」
「間違いないわ!」
「よかった、生きていてくれた… グスン 」
ユラの無事を聞き涙ぐむマリにキャサリンが近づくと手を握る
「マリ、私達の知らないユラちゃんの事教えて下さい」
「はい!」
マリが周りを見渡すと全員席につきマリを見つめていた
「皆様は、ユラ様の人となりは、ご存じだと思いますので、私公爵家でのユラ様の扱いについて、お話しさせて頂きます」
マリによって語られたユラの扱いに皆が言葉を失い、涙する者もいた。
日々の鍛錬、食事の扱い、そして神託の儀以降の奴隷のような扱いとそのひどさを、話し出した時は、クリスも涙をながしていた。
話の途中でシルキーやソアラが反応して、叫びだし中断しその度にイレリーナが、いさめる
「殺すための遅効性の毒使ってただとー!私のユラに何をしやがる!」
「落ち着きなさい!公爵家での事だぞ!」
「すまぬ…」
話しが続けられると今度は、ソアラが反応する
「奴隷につける隷属の魔道具が、壊れて作動したままだとー!私のダーリンに何て事しやがる!」
はあ…今度はソアラ… ほんとにこの二人はもう
「ソアラ!あなたまで、冷静になりなさい!」
「あ!申し訳ない…」
マリが、話し終わると、キャサリンが話す
「ユラは、そんな事が有ったのに、自分の能力を私達のために使いまた、今困ってる人を救うために、いろいろ努力されてる、ほんとに素晴らしい子供ね、エレンとグレープには是非ユラちゃんと結婚して、子供を生んでほしいわね」
それを聞きエレンもグレープも嬉しそうにするが、他の女性達が騒ぎだす
「もちろんですわお母様!ユラちゃんと結婚して沢山ユラの子供生みます」
「嬉しいです♪グレープは、しあわせになります」
「陛下!それはあんまりです!私達にもチャンスを下さい!」
「そうです!私達もユラちゃんの子供が欲しいです」
「「私達も!」」
「あらあらどうしましょう、大変な事になりそうね、でもユラ次第じゃないかしら、私はユラの母親として、誰と結婚しても構わないわよ、ここにいるいえ、私の国にいる全ての女性にその権利があるわよ」
皆がそれを聞きざわつく
ゴホン
「皆が知っての通りユラは、平民の子供よりステータスが低いんじゃないかと思うくらい弱いわ、それにユニークスキル以外あの子は、ほとんど魔力を使えないわ、だからユラを大切にし、ユラのために尽くし、ユラがスキルを使う助けになる女性なら許可するわよ♪皆ユラに好きになってもらえるように頑張りなさい」
「「「「「はい!」」」」」
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