ユラは冒険者ギルドで噂になってる見たいです

ユラが森で王妃達の回復薬作りをしていた頃、王都では、キャサリン王妃一行が襲撃後行方がわからず大騒ぎしていた


国王のモルトンは、バッカス達に指示をする


「国内でのキャサリンの人気は高い、何も見つからぬでは困るぞ!本当に襲撃は、成功したのじゃな?」


「はい!少し前に定時連絡で、王妃、王女達を捕らえたと、連絡ありましたから間違いないはずです」


「死んだのなら仕方ないが、遺体がないと国民が納得せん、キャサリン達を捜索する者達数名の部隊と遺体捜索隊こっちは規模を大きくしてなんとしても見つけ出せ!」


「は!直ちに」


モルトンは指示をしたのちしたのち分割統治予定地の状況を農政大臣のリクトルに確認する


「統括予定地の状況はどうじゃ」


「はい、コールスラー大平野を半分を統括してるビクトラ・キルエ領はそれぞれ昨年比1.2倍の収穫量を見込んでいます、その他フェアール、バース、ラプトテクス、アラムス、クラーレの各領地は、前年同様の収穫量を見込んでます」


「そうか、ならわが統括領地は、問題ないな、もしキャサリンが戻り会談場に現れたらお荷物領地を割譲してやるわ!それで問題の領地はどうじゃ?」



「はい!全て順調です、キャサリン様予定地は、廃村が3、モントペール、ビーストモール、ブランドール領は、深刻で大凶作、テレスト、リカートラス、チェルキスは、農作物に害虫が食い荒らし、各領地は、深刻な食糧不足におちいり、各領地より緊急の食糧物資要求が来てます」


.「要求は、無視じゃ自分達でなんとがするよう伝えよ!キャサリンよ生きてるなら早く戻れ、お前の望む割譲してやるからその領地で、心身共にぼろぼろになるがいいわフフフ」


シュワ…☆

『上手く乗ってきたわね、心に闇ある人間は楽なのね、頑張ってね王様ふふ』 シュワ…☆


☆・☆・☆

その頃フェアール冒険者ギルドでは、問題が発生していた、


「ユリスリーデ様、また公爵家からグリス・テスラートの引き渡し要求が来ています」


「その件は無視しろ!問題ない、でもそろそろ警備隊がくるな、グリスとマリとクリスも呼んでくれ」


「わかりました」


しばらくしてユリスリーデの執務室に入って来た3人にユリスリーデは、命令する


「すまない3人共悪いが、しばらくテレスト冒険者ギルドに行ってから、ミラブルの森の調査に行ってくれ、ああマリ君は、テレスト冒険者ギルドの受付業務に移動だ」


「ユリスリーデ様、公爵家ですか?」



「ああしつこくてな、そろそろ警備が動き出すと思うから、その前に向こうに移動してくれ、申し訳ないな」


グリス・テスラートは、頭を下げ謝る


「いえ、私が少々やり過ぎたのです、申し訳ございません」


「元々公爵家は、私も気に入らなかったから気にする事ないわ」


「それでこのミラブルの森の調査は、仮にの依頼でなく本当に向こうから調査に行くのですね?」


「ああそうだ!我々にとって興味深い噂がある」


「王国の特殊職人として扱われてるポーション職人の一人がミラブルの森で護衛数人と薬草採取調査中にコブリンのコロニーの集団に襲われ危機一髪のところで森の妖精に救われたらしい」


クリスとマリが森の妖精って言葉に食い付く


「森の妖精ですか?」


「どのような格好とか情報ありますか?」


「フードを被りハッキリわからなかったらしいが一人がちらっと長い銀髪が見えたらしい、身長もかなり低かったと報告されている」


「「もしかしてユラ様?」」


「さすがにそこまでどうかと思うが、可能性はあるな、それでここにいてもあまり動くことが出来ない3人に依頼したと、言うわけよ」


「なるほど、ユリスリーデ様の配慮に感謝いたします」


「それでだ、尋ねるのは、ポーション職人のパラオラースだ、まだテレストにいるはずだ」


「わかりました、早速移動します」


グリス・テスラートは、ギルマスに


「ユリスリーデ様、無茶言って来たら呼んでくれいつでも戻るから」


「気にしないで、さっさと調査に行きなさい」


アスティは、ギルマスに尋ねる


「ユリスリーデ様、公爵家が本気で乗り込んで来たらどうするんです?」


ユリスリーデは、ニヤリと笑い


「もうひとつの噂に乗って、別の町に行くかな」


「何ですか?その噂は」


「キャサリン王妃が国の半分を分割統治するって噂だ」


「なるほど、その噂ですね、それなら私もお供しますよ」


「私が調べた噂では、キャサリン様姫騎士部隊は、分割地調査中に行方不明、現在調査中とのことだ」


「えーー!行方不明ですか?はぁーせっかくの希望が…」


ニヤニヤするユリスリーデ


「その行方不明になった場所がセントラーズに向かう途中のミラブルの森の中らしいわ」


「またミラブルの森ですか?東の端と西の端ですか、距離にしたらめちゃくちゃありますね」


「ああ距離は離れてる、しかしミラブルの森の中で今何かが起きている」


「じゃ私達もいつでも出る準備しておきますか?」


「ああそれがいい、恐らく乗り込んで来るのも時間の問題だ、その時は、代わりのギルマス用意してくるはずだ」


「公爵家ならやりますね」


「さて引き渡し今回も無視したわよ、さてどうするかしら、公爵婦人様フフフ」




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