第3話 再び事件が起きる
大学の午後の授業も終わり、私は家に帰った。
鞄の中には今日、図書館で借りたタイムリープするSF小説が入っている。
私は鞄の中からその本を取り出してまた続きを読み始めた。
私はこういう小説を読んでる時以外にも、わりともし過去や未来に行けたら、私はどんなことをするんだろうかとよく空想している。今のところタイムリープしてまで変えたい過去とか特にない。過去にどんな選択しても現在にそれほど変わらないだろうと思っている。昔読んだ虎えもんの漫画の1話にも書いてあったような気がする。目的地が同じなら飛行機に乗っても、新幹線に乗っても同じなんだ。過去をかえてものび犬が生まれてこなくなることはないんだ。みたいなことがかかれていたような気がする。だいぶうろ覚えだけど・・。
次の日の朝、事件は起きた。
私は、寝坊した。普段、目覚ましをかけなくてもだいたい同じ時間に起きれるので、目覚ましをセットしていなかったのだ。
この日は天気も悪く、外も暗かったので目が自然にさめなかったのだ。
朝食も寝ぼけていたので食べるのが遅く、なかなか食べれなかった。
化粧したり髪をセットしないで大学に行くわけにも行かないので、この時間はけずれない。いろいろやっていたら、本当に時間がなくなってきた。いつも乗る電車の時間が近づいてきた。私はかなりあわてて、走って家のドアをあけた。その時だった。ガツン!大きな音がした。私は、ふらーとした。自分でも何が起こったのかわからなかった。どうやら、自分の家のドアに頭をぶつけたようだ。頭を手でさわってみた。
「血だ・・・」
手に少し血がついた。頭を怪我したようだ。そこまで大量出血しているわけではなさそうだけど、病院に行って頭を縫ってもらうしかなさそうだ。私は大学に行くのをあきらめ、病院に行くことにしたのだった。
(続く)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます