第2話 事件発生
鈴木桃子は図書館でタイムリープ(タイムスリップ)するという小説を読み終わり、何気(なにげ)なく右のポケットを触ってみた。
「あれれ、ない」
思わず、図書館で1人で叫んでしまった・・。
周りを挙動不審で見て、何人かに顔を見られてしまい、恥ずかしくなり、その場をすぐに立ち去った。
何がなくなっていたのか・・。それは、いつも右のポケットに入れている大事なものだ。それは財布だった。
財布の中には3千円が入っていた。(お金、なくした・・。財布の値段は税込み1万5千円。その中に3千円入れていた。銀行のキャッシュカードや交通系ICカード(Suica)、学生証は別の所に入れていたので、それは大丈夫だった。)
(どうしよう・・。財布をなくした時、どうするんだっけ・・?ええと、クレジッドカード、キャッシュカードを止める・・。クレジッドカードは持ってないし、キャッシュカードは別の所に入れてるから大丈夫だから関係なし。
次は警察に届けるか。ううん。どうしよう。警察、怖いイメージあるし、関わりたくないなあ・・。自分で捜すか・・。さっき、昼食を食べた時、お金を払う時に学食で落としたか、図書館で落としたか、その間の道で落としたか・・。自力で見つけられるだろう。よし、とりあえず今、来た所を逆に歩いて、捜そう。)
(財布捜索開始!)
私は、財布捜索を開始した。(財布捜索って今ふと、なんとなくかっこいい言葉を生(う)みだしたと思って、一応、ツイッターで他に使っている人がいないか検索してみたら、わりといた(笑)。まあ、誰も使ってなかったら、それはそれで嫌だけど。)
財布捜索を開始して、すぐに財布を発見した。学食で学食パスにも使っているSuica(スイカ)を財布から出した時に落としたのだ。学食の人に聞いたら、普通に「財布を落としていたよ。」と言われた。財布が戻ってきてこれで一安心だ。
しかし、本当の事件はこれから起こるのだった。
この時の私は知る由(よし)もなかった。
(続く)
第1話を読んで第2話でどんな大事件が起こるのかと思っていた読者の皆さん。すみませんでした。意外にたいした事件は起こりませんでした。いや、財布をなくすってわりと大きい事件かもしれないけど。自分は財布をなくしたことがあるかどうかはあんまり覚えていませんが、警察に連絡したことはないですね。財布じゃなくて、携帯電話は落として、なくしたことがあります。スマホじゃなくて、ガラパゴス携帯です。2010年くらいまであった普通の携帯電話のことですね。ガラケーと言われているやつです。さすがにこの説明はいらないな・・。みんな知っている。ガラケーは見つからず、新しいのに買いかえました。さて、この小説、次回はどんな事件が起きるのでしょうか。次回も楽しみにしておいてください。次回もお楽しみに。
(とし)
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