タイムスリップしてまで変えたい過去

かじ(Kazi)

第1話 始まり

私の名前は、鈴木桃子(すずき ももこ)。

大学は関東にある建築学部の建築工学科の学生である。

年齢は、19歳。

大学1年生である。

季節は冬。

「あー・・。今日は冷えるなー・・」

桃子は独り言をつぶやいた。

大学の勉強にもようやく慣れてきて、大学の生活にも慣れてきた。

しかし、友達は誰もいない。

(なんで私って友達いないんだろう・・。他の人と話が合わないんだよな・・)

 私は大学へ向かう電車の中で考えていた。

 (あーあ、人生やりなおしたいなあ・・。リア充になって、友達たくさん作って、たくさん遊びたい・・。)

そんなことを考えていたら、大学のある駅に着いた。あやうく、乗り過ごしそうになった。(あぶない、あぶない。次の駅まで行っちゃうところだった。)

大学は駅から徒歩8分。わりと近い。

 (今日の授業はなんだったけ。)

今日の授業は都市環境の授業だった。地球の環境には興味あるので、興味深い授業だなと思って授業を受けている。

 授業が終わり、昼休みになった。

 お昼はいつも学食で定食を食べている。お金の支払いは交通系ICカード(Suica)を使って学食パスを使っているので、清算がスピーディーだ。小銭を使わないと計算ができなくなりそうだから、学食パスを持っているのに、たまに普通に小銭を使って支払っている時もある。

 食事は友達がいないので、1人で食べている。1人で食事するのは昔からなので、もう慣れた。今日の定食も美味しかった。学食の定食がよく「まずい」と言っている人がいるけど、その人の味覚がおかしいんじゃないかと思っている。自分が普段、食べているものと違う味のものを食べるとまずいと思うのだ。たぶん、普段偏った食事をしているんだろうなあ、いろんなものを食べていたら、あまり、まずいなんて感じることは少ないと思う。辛いとか甘いとか酸っぱい(すっぱい)って味はあるけど、まずいなんて、味はないのだ。


 食事が終わり、まだ昼からの授業があるので、いつものように図書館へ行った。図書館では、いろんな本を読んでいる。図書館でいろんなコーナーをぐるぐる歩きまわり、面白そうな本があれば立ち読みして、しばらく読んで先も読みたいと思えば、本をもっていき、席についてじっくり読んだり、本を借りたりしている。

 この日は、「タイムリープ」する小説を見つけ、面白そうだから読んでみた。(私もタイムスリップ(タイプリープ)して、過去に戻って人生やりなおしたいな・・)

そんなことを考えていた・・。(こんな普通の日常がいつまでも続くんだろうなあ・・。)しかし、こんな日常は長くは続かなかった・・。

 事件は突然、起きたのだった・・。

 (続く)

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