一千年前、この星は『神』と呼称される何者かによって破壊され、残った僅かな人類は、細々と旧世代的な生活を送ることを余儀なくされていた。
主人公の両親が神からの無慈悲な攻撃に消失させられ、神への復讐……の焔が燃え上がった。
神の目を欺くように、隠れるように進むうち、仲間を得ていく主人公。得た仲間たちも、目的や意義や意味をそれぞれが持っていた。
そんな仲間との旅を進めるうち、主人公の想いに変化が現れはじめ……。
神と呼称される何者かとの最終決戦。主人公の刃は、正義として振るわれるのか? 復讐鬼の邪心として薙ぎ払われるのか?
そして、そこに残された仲間たちは……?
この物語は、SFとして読んでもおもしろいと思う。手にする武器がそうさせる。
また、ファンタジーとしても世界観に破綻は感じない。流れた刻がそう思わせる。
すべては、読まれるあなた次第……。わたしは、どちらの視点でもおすすめできる。