第2話 「光と闇の関係」

僕は今草原に寝転んでいる。

これからどうすればいいのか分からない。

けど、この数時間で分かった事がある。

まず、HPが上がらない事だ、先程からLvを3つ上げたのにHPだけ上がらない。

クロ

種族 闇の民

Lv5

HP 1/1

MP 210/210

STR 65

ATK 40

MTK 60

VIT 85

DEF 0

MDF 0

AGI 50

ちなみにLvはそこら辺のスライムを狩り続けて上げている。

スライム

Lv1

HP 1

ATK 1

しかしこのHPじゃ1発KOだから早く何とかしないと、それと地図も見つけた。

今いる場所が地図の真ん中の少し下にある草原first placeだそこから右が闇の領地、左が光の領地。

それとこれは多分ゲームじゃない現実だ、理由は痛みがあるから。

HP1だから少しつねる程度に腕を触ると、痛みがあった。

説明には痛みを再現する事は決してないと言っていた。

まぁまだ予想だしそんな事あるわけないと思うが可能性がある限りは気をつけないと。

とりあえず1番近い町に行くことにした。

光の町サディエト 闇への怒りが1番高い町

僕「ここか...」

町に着くと物凄く大きな門があった。

そして兵士らしい鎧を着た人が2人、このゲームに来て初めて会う人間だ

兵士1「光の印を」

そして並んでいる人が腕を出した。

兵士2「よし、通っていいぞ」

僕は馬鹿じゃない明らかに光の民じゃないと通れない場所だ諦めるか。

そしたら闇の領地が安全か?

確か1番近いのは闇の市場ヴァルイン市場か、少し遠いな走るか。そして僕は市場に向かって走り出した。

兵士1「おいあれ」

兵士2「ん?闇の民か、偵察隊かもしれん報告しておけ」

兵士1「ああ分かった」

僕「はぁはぁ少し休憩するか。」

今の位置は闇の領地に少し入った所だ。

あと少しか、遠いな。というか腹が減った思えばログインしてから何も食べてない。

まぁお金はスライムを倒した時に少し落ちたから市場に着いたら安い食べ物でも買おう。

そんな事を考えていると何処からか視線を感じた。

僕「誰だ!」

僕が気付いた瞬間視線の場所から何か飛んで来た。僕はギリギリでそれをかわす。

???「あー避けられたか」

僕「誰だお前?」

???「僕?僕はねぇ光の騎士団第五部隊隊長 マイルス=フォルサルテって名前、君は?」

ここはブラフでもかましとくか?いや相手は部隊の隊長だ変に警戒されたら困る今は一般人でも演じよう。

僕「私はただの商人ですよ。」

完璧な営業スマイル!どうだ?

マイルス=フォルサルテ「ただの商人が僕の弓をかわせるはずがないお前何者だ?」

その瞬間声の雰囲気が変わった。

不味いこっちは相手の居場所が把握できてない!どうすればいいんだ?

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