綺麗な人ほど汚れて見える

カボタクス

第1話

「どうして悠介こんなこともできないの!」

「優也はできるのにな」 父と母から浴びせられる言葉。僕は家族が嫌いだ。

いつからだろう、1つ下の弟(優也)が産まれた時からかな。

優也が産まれた時から僕の父と母は変わった。

それは親故のことだからかな。でもそれだけじゃない。父と母はあきらかに優也を溺愛している。どんな時だって兄は我慢しないといけない。優也がこれ欲しいと言ったらすぐ買ってあげるくせに僕がこれ欲しいと言うと

「お兄ちゃんなんだから我慢しなさい」

どうしてお兄ちゃんだから我慢しなきゃだめなの。ねえ、どうして、どうしてどうしてどうしてどうして。

それだけじゃない。優也はいわゆる天才だ。

小学生の時だって毎回テストは100点だ。

それに比べて僕は成績も中の下。

そんな僕だから親からはなんも期待されていない。それからとゆうものの優也への溺愛はどんどんエスカレートしていき優也が欲しいものはなんでも買って、それに僕を実家に預けて3人で食事に行くなどのことだ。

優也も優也だ。僕が優也より下なのをいいことに

「おい、バカ兄貴俺の部屋の掃除をやれ」

などのまるで奴隷のように扱ってくる。

でもそんな僕でも耐えれるのは僕が中学3年生、優也が中学2年生の時だ僕には同じクラスの「沙優莉」とゆう幼馴染がいる。

沙優莉は学校では学校一の美人でそしてとても綺麗で成績優秀の完璧の人だ。

そして僕の彼女でもある。

僕は沙優莉のためならなんでもできる。

沙優莉とデートの時、少ないお小遣いだけど沙優莉が欲しいものはなんでも買ってやる。

そしてあるデートの時、僕のお金が尽きてしまって

「ごめん沙優莉。お金がなくなっちゃって今買ってあげられない」

そう沙優莉に言ったらいつも笑顔の沙優莉が急に態度を変えて

「お前みたいな無能と付き合ってあげてるのにどうゆうこと」

沙優莉がそう僕に告げた。

僕は一瞬何が起こったか分からなくなった。

だって、いつも笑顔で綺麗でそして美人で優

しい沙優莉が罵倒してきた。

「どうして・・・」

「わからないの?お前みたいな無能は私の財布でしかないの。そのために付き合ってあげてるの。なのにその財布も尽きて本当に無能ね。」

嘘だ。そんなはずない。僕が動揺していると

「それにね、あんたみたいな無能より私にはお前の弟の優也くんがいるもん。それじゃ金づるのあんたには興味もないし私はこれで、じゃあね無能くん」

ポカンとしていると沙優莉の姿はもうなかった。僕はその場で目から涙が溢れてきた。

僕は今まで何をやってきたんだ。家族から見放され、彼女にも見捨てられた。

そして次の日僕は学校に行くとやたら視線を感じる。そして教室に行くと僕の机にはサイテーなどキモいなど学校くんななどの言葉が書いてある。どうゆうことかわからない。そうしたらある沙優莉のファンが

「お前よくも沙優莉さんを泣かせたな」

そう言って僕を殴ってきた。意味がわからない。そう言ったら沙優莉は泣きながら

「悠介に付き合えと脅されて」

と言った。訳がわからない。僕はすぐ

「そんなことしてない」

と言ったがクラスのみんなは僕の言葉に聞く耳も持たない。それからとゆうものの僕の学校生活は地獄の生活と変わった。毎日教室机にひどいことを書かれたり、教室で僕を殴ってくる奴もいる。それに何より悲しいのは、とても仲の良い担任の佐々木先生にまで「いじめはほどほどにな」と笑いながら言ってくる。いつも他の先生は「弟はいいのにな」と言ってくるけど佐々木先生は僕の事をちゃんとわかってくれて信頼できる人だった。なのに。ボロボロの制服で下校の途中僕はわかった

「そうだ、悪いのは全部優也のせいじゃないか。僕が何したってゆうんだ。あいつが産まれてきてから家族はおかしくなった。あいつがいたから沙優莉からも見放された。あいつがいたからいじめられた。いや、こいつら全員が悪いんだ。」

僕は笑いながら言った。         「 そうだ殺そう。いや、殺すだけじゃだめだ。殺すより辛い思いを味合わせてあげよう。」

僕は僕をいじめら人たちを殺すことを決めた




優也「ここは何処だ」

悠介「やあ。ようこそ。僕の世界へ」

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綺麗な人ほど汚れて見える カボタクス @kairiogawa

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