澄む色

たとえ幻であったとしても


僕は君に出会えたことが嘘偽りのない真実だと信じている


たとえこの感情が偽物だとしても


僕はあの日貰った君の言葉を大事に出来る


たとえ君の両手に僕の記憶が消え失せてしまっていても


僕は其処からまた始めることが出来る


あの 青空が僕を見捨てたとしても


心の中に澄む青い色は無くならないから



膝を抱えて耳を閉じる


沈黙が僕を揺り動かすだろう


見上げれば 空

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