決着!?

「よし!じゃあ始めるぞ〜!言っておくが相手を瀕死に追いやる怪我とか、気絶するまでの怪我ぐらいの規模の魔法や攻撃はやめてくれよな。それ以外ならまあオーケーだな。度が過ぎたら俺たちが止めるから。」


「「はーい。」」




俺は戦う時の条件をマリー、ネリーに言っておく。もし魔法の規模が大きかったらやばいしな。念には念をってやつ。




ちなみに今俺たちは屋敷のにあるゲートを潜ったところに存在する異世界にいる。こっちは人が一切いないから大きな魔法をぶっ放しても被害は無いからな。まあどれだけの魔法技術をもっているかを見させてもらいますかね。






「よし、両者とも準備いいか?」


「はい!」


「じゃあ!よーい、はじめ!」


「【地に育てられし水の精霊よ。我が祈りにこたえたまえ。アクアアロー】!」




ネリーが水属性らしき魔法を唱える。すると、水でできた矢が一瞬で作られマリーの方へと飛んで行った。




しかしマリーは平然と弓をよけ、魔法を唱え始めた。


「【地に育てられし火の精霊よ。我が願いにこたえたまえ。ファイヤーボール】!」




これは多分火属性だな。というかマリーの呪文とネリーの呪文、めっちゃ似てんじゃん。何でだろ。姉妹だからか?


すると、今度はネリーが水属性の魔法、【放水】でファイヤーボールの炎を消した。




どっちもよけてばっかりで勝負にならないな..




そう考えていると、マリーとネリーが武器を出して戦い始めた。マリーのは俺のと似ていて勇者の


剣みたいな形なもの、ネリーのは槍みたいな形のものを使っている。


マリーの剣の刃、ネリーの槍の刃がぶつかり合う。するとマリーが魔法を唱え始めた。




「【地に育てられし風の聖霊よ。我が願いにこたえたまえ。トルネード】!」


なるほど。近距離で魔法をあてるつもりか。それだとダメージも大きいし、致命傷になる...というか今、トルネードって言ったよな?トルネードって日本語に直すと竜巻だった気がするんだが...。




俺がそう思った瞬間、地面から大きな地響きがなり、ネリーのほうに竜巻が向かってきた。こ、これ、やばいんじゃないか!?






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