天才と秀才の作業
材料もそろったことだし、特訓・武器づくりを始めるか。
ちなみに、今日はあと二か月と神様から宣言されてから、四日がたっている。
俺は、引っ越してから何となく部屋に貼っておいた布製のカレンダーの、四日分のチェック欄を羽ペンでチェックした。
部屋を出て、屋敷の外で魔法を練習していると、同じように魔法の練習をしていたネリーとマリーが話しかけてきた。
「てっぽうと、そのしゅりけんというものの製作は進んでいるのですか?」
「ぼちぼちだな。」
あいまいに答える。
実際、鉄鉱石を熱するために必要な火属性を持っている人は、俺たち転移した四人を除いて、マリーとエル君しか、今のところいないので六人で大量の鉄鉱石を熱することになるため結構大変だ。
「まあ、がんばって。私たちにできることがあれば手伝うから。」
そんな会話をして、また魔法の練習をすることにした。
しばらく、練習しているとコミハム君が勢いよく玄関のドアを開けて外に出てきた。
「どうしたんだ?」
そう聞くと、嬉しそうに答えた。
「鉄砲、手裏剣の試作品が出来たんです!」
展開が早いな!流石魔道具の天才。
「一人で作ったんですか?」
マリーが聞く。
「いや、王累さんと協力して作りました。」
コミハム君が答える。
はやくその手裏剣と鉄砲を持ってみたいな。
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