使用人の募集

「「こんにちは。」」

「こん‥‥。って羅人様、クース王子!?」

「あの、使用人を雇‥‥。」

「ギルド長ー!」

行っちゃったよ‥‥。

俺にはギルド全体の人が慣れてきてくれたけど、さすがに国の王子をいきなり連れて行くのは悪かったか‥‥。


「あ、羅人さん、王子、どうされましたか?」

ギルド員の人がレイパルさんを連れてきてくれる。


それにしてもレイパルさん、反応が薄い!

国の王子が隣町のギルドに来たらもう少し、驚くでしょ。

まあいいや、取り敢えず募集の手続きをしないと。


「うちの屋敷で使用人を雇いたいのですが。」

「わかりました。種類をお聞きしてもよろしいでしょうか。」

「主な募集内容としては、メイド、料理人、大工ですね。」

「メイド、料理人はそれぞれのギルドで募集いたします。大工は専用のギルドがありませんので、また別で募集をかけます。」


「ありがとうございます。」

「では、数日後にまた、来ていただいてもよろしいでしょうか。」

「分かりました。では、お願いします。」


そんな手続きを終わらせてギルドを出た。

というかクース、空気だったな。

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