作戦実行!【前編】
何で見つかったんだろう。スケレヌは普通の人には見えないはずなのに。そう考えていると、メガネのおっさんが俺たちに向かっていきなり剣で切り掛かってきた。
「危な!」
俺はとっさに持っていた剣で防いだが、結構ギリギリだった。剣道やってたからそこそこ自信あるんだけどなぁ。そう思ってるとおっさんが、衝撃的な言葉を口にした。
「お前ら誰だ?言っておくが俺に無属性魔法はきかんぞ。」
じゃあ俺達透明になってるつもりだったけど全部見えてたってことかよ。でも何で?
するとおっさんが俺たちの心を読んだように言った。
「この俺がしているメガネは魔道具でこの世界で一番付与するのが難しいと言われている、【無属性魔法無効】が付与しているのだ!分かったら有り金を俺に渡せ!今直ぐに渡せば奴隷にしてやってもいいぞ!」
メガネに付与がついてる事は分かったけど、何でそんなに上から目線なんだ?意味がわからん。
というかドラがこの前無属性以外の魔法も効かない【全魔法無効】みたいな付与してくれたんだけどな。
あれってそんなに難しいのか?
まあ、とりあえずあいつら二人をどうにかして倒さないとな。俺は王累達にテレパシーを送る。
(どうするか?)
(そうですね。というかスケレヌって無属性魔法だったんですね。まあそれはさておき、あの犯人を魔法を使って捕まえるには二つの方法があります。一つ目はどうにかしてあのメガネを外すこと、もう一つは無属性以外の属性の魔法で捕まえること。どちらにしても、相手の不意をつかなければなりません。で、不意を突くには僕達が先日買った武器で相手の魔法の特徴、剣の使い方などをとりあえず把握し、相手の出方を見る必要があります。なので筋利と羅人は剣で、僕と美稲は魔法で、相手の様子を見ようと思います。それでいいですか?)
(いいーんじゃない)
(OK!)
(俺も賛成!)
(じゃあ実行ということで!頑張りましょう!)
(((おー!)))
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます