2020 #30文字以内で小説を書け その2

三分間クッキングで、神様は海を作りました。


星の孤独はいつまでも続くが、君の孤独は百年で終わる。


猫の足音を聞きながら眠りに落ちる夜だった。


海の話をして、と娘に言われたが、知らないほうがいいこともある


整数で割りきれる人生を送りたかった。


きれいな鼻濁音を出せる人といっしょになりました。


あなたは今まで言った冗談の数を数えているような人ですね。


光と重力のあいだの居心地はどうですか。


海鳴りだと思ったのは、森の葉音でした。


猫が5/4拍子で歩いている。


あなたと皮膚で隔てられていることを恨めしく思います。


僕で遊んだのは君だけだと高を括っているんだろう。


空は空っぽだと誰が決めた。


あなたの精神が纏足されるのを、私は黙って見ていました。


あの子は性ではなく愛に飢えているけれど、周りはそうは見ないね


水に色があるのは、空と海の区別をつけるためだ。


通り過ぎる。 私はただ通り過ぎる。


僕はゲリラ豪雨の日だって君を応援する鼓笛隊なんだよ。


やっぱり君でもゴジラを見たら逃げるかい?


「足下がなかなか消せないんです」 「外国では見えてますからね」


雨に隙間がなければ誰も生きていけませんよ。


星が死ぬんだから、僕も死ぬんだ。そう思いました。


ミントティーを飲みながら、今日は誰と別れようかと考えます。


泣きながら笑うのって、意外と難しくないですか。


推しの誕生日がパスワードなのですが、変わりすぎてわかりません


痛い話に首をすくめる君のかわうそみたいな顔が好きです。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る