第8話


 朝日が差し込む部屋で・・・・・

金髪ポニテのルーとユーゴ・・・・


 ルーはベットに座り・・・・

ユーゴはルーにもたれかかり・・・・


 二人白い果実を食べる・・・・


 其れはルーとユーゴ二人で試行錯誤し・・・・

念術で作り上げた木より出来た果実・・・・


 ルーは微笑み愛おしい日々を思い返す・・・・

表情をルーが得てからのユーゴは日々変わり続け・・・・


 やがて絵空を描き始め・・・・

ルーに理想を語り始める・・・・・・


 ルーにとってそれは喜びであり・・・・

其処に居るヒロインは自分では無いと・・・・


 喜びつつ悲しみ生きて来た・・・・


 ユーゴは気がついている・・・・

ルーの悲しみにだが悲しいかな・・・・・


 ユーゴには分からない・・・・

彼は壮大にステップを飛ばしている事に気がついて居ない・・・・


 念術で大概何でもできるが・・・・

出来ない事もあるという事だ・・・・・


 ユーゴは念術に優れていても・・・・

人としては未成熟・・・・


 ルーは紛らわす為に・・・・

「理想は何ですか?」


 聞いてしまったと・・・・・

ルーは・・・・・


 ユーゴは首をかしげ悩む・・・・


 いやだいやだいやだ・・・・・

聞きたくないと・・・・・


 ユーゴは笑う己の馬鹿さに気がつき・・・・

笑いに救われルーは落ち着く・・・・


 そうだヒロインに成れずとも・・・・

捨てられなければ良いと・・・・


 ユーゴは笑うのを止め・・・・

落ち着いた声で・・・・


 「だめだなー」

「何時もありがとルー」


 ルーは戸惑う・・・・・

ユーゴは変わった・・・・・


 ユーゴは突発的に劇的に成長する・・・・


 「ルーの答えを」

「いや違うか」


 故にルーは遠くに離れていくような気が何時も・・・・


 ユーゴはルーから離れる・・・

置いていかないでと・・・・


 一度伝えた時の言葉がルーを止める・・・・

不機嫌にユーゴは何言ってるのと・・・・

 

 ユーゴは念術で綺麗な儀礼服を着込み・・・・

美しいきっと何よりもと・・・・


 ただそれだけでルーの悲しみは吹き飛び・・・・

ユーゴは振り向き・・・・


 真摯に・・・・・

念術で作った赤い花を手に・・・・


 「ルー俺と夫婦成ってくれ」

「絵空を二人で練って」


 「多くの人とその絵空を作り上げ」

「何時か得る太陽を二人時に支え引っ張る」


 朝日を浴び美しく凛々しく・・・・

ユーゴは物語の主人公の様に・・・

 

 ルーに告白する・・・・・

ようやく気がついたのだ・・・・・


 伝えていないことに・・・・

ユーゴの中では表情を本当に愛されていると・・・・


 分かった時からルーがヒロインとして・・・・


 「共に星に成ってくれ」

「其の先は・・・・」


 ユーゴは悩む・・・・・

そしてヒロインに汚れ薬をやらせ平然と告白と・・・・


 まあろくでもない・・・・・


 なのにルーは気にしない・・・・

ユーゴに抱き付き・・・・・


 「なります」

「何処までも一緒に練りましょう」


 ユーゴはほっと・・・・

ルーは笑い泣きながら・・・・・


 朝日の中物語のヒーローとヒロインの様に・・・・・



 





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