reprize6:木星よん<賽ノ三十一:意志は/傀儡に>

―「ん木星よぉぉぉん……ん気を付けるのよぉぉぉん……」―


―この言葉に心当たりのある方だけ、この先を読み進めることをおすすめします―


 木星シリーズも、もうやり尽くした感もありまして、このメッセージに辿り着く方も増えていますね。「木星よん」、「木星の第4惑星カリスト」。その名を冠した短編に、紛れ込ませたという、だいぶパターン化してきた流れです。


 こんばんは。作者のgaction9969こと、財津ざいつ 宗示そうじでございます。連日暑いですなとまた言わせてくださいな。暑い!!


 さてさて、ここまでこの「≪天零玖地≫ Zer0×Nin9→21」をお読みいただいて誠にありがとうございます。いよいよ物語が収束・終息していく雰囲気が漂い始めてきましたが、先がどうなるかは作者である私にも本当に分からないのです……ここから延々と続いたりして……それはないですかな、どうでしょう。


 賽ノ三十一:意志は/傀儡に


 アオナギの敗北。彼には何か考えがあるようですが……実際、チギラクサ戦も私が賽を振っておりまして、結果アオナギの負け、となっております。すなわちここでの敗北は必至……しかしてそれはアオナギの「意思」により為されたと。そう話は進んでいるわけですな……物語の大枠は変わらないので、それはそれで私から干渉するつもりはさらさら無いのですが、何と言うか、変な気分ですな。自らの書いている小説の登場人物に「スカされた」と言いますか、いや意味はよく分からないかもですが。私も言っててよく意味が分かりません。


 ともかく。


 アオナギの「意識」からの離脱。となると、次はチギラクサ視点に移ると、そういうことになります。そしてついに決勝……ここでの勝者が誰かは現段階ではまだ決まってません。サイコロはこの後振ります。そして勝者が決まってどうなるか。そこもまだ揺蕩っております。私の中で。


 ……私の中?


 いや、ちょっと引っかかってしまったのが何でかは分かりませんが、物語はそこで完結するはずです。


 おそらく。いや何と言うか、自信が無くなってきましたな……何ででしょう。


 ……「私」が何かとんでもないことを見逃している?


 いやいや、そうはならないよう気は配ってきましたよ? それは無いと、そう思いたい。


 ま、考えても詮無いと思いますので、今回はこの辺で。


 またお会いしましょう。さようなら。


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