reprize5:木星にじゅういち<Dado-28:承継は/絶対的に>

―「モクセイ……ニジュウイチ……」―


―この言葉に心当たりのある方だけ、この先を読み進めることをおすすめします―


 こんにちはの人はこんにちは。こんばんはの人はこんばんは(おはようは?)。


 「21」という、ちょっと因果がありそうなこの数字……そして「木星の第21衛星」が「カルデネ」ということででして、意図せぬところで作品同士が繋がったと、そう相成ったわけでございます。


 はい、作者のgaction9969こと、財津ざいつ 宗示そうじでございます。連日暑いですな!!


 さて、いつもこの「≪天零玖地≫ Zer0×Nin9→21」をお読みいただいて誠にありがとうございます。あれ、読んでないよ、たまたまここに辿り着いたんだよという貴方……


 読んでしょ!!


 ……という宣伝まがいの本末はさておき。


Dado-28:承継は/絶対的に


 前戦でザイツくんに勝利したレノマン氏が、アオナギと直対するという流れも驚きでした。これまた私が手作りした「くじ」によってですね、公平に決められたのですが、何かしらの「意思」「意志」を感じると言ったら言い過ぎでしょうか。


 再三のお話になるのですが、「負けたら意識を奪われる」……「そしてその意識は移行していく」……というのを作品の中でやってみたかった、というのが根底構想にありまして、その「自分」が「自分」と思っている意識、「視点」のようなものが他者に移行したらどうなるのか、その辺りは私自身の人生においても非常に考えれば考えるほどもどかしくなるという厄介な代物であるのですが、それゆえにそこに踏み込んでみたかった、というのはあります。


 さて作品内でザイツくんからレノマン氏に移った「意識」は、今度はアオナギへと受け継がれることとなります。「自分」が「自分」のままであれば、おそらくは何も変わらない事象であることと思われます。しかしそうでは無かったとしたら……?


 実験。と前は言ったのですが、コトはそう簡単にはいかなくなってきたようにも感じられてですね。この作品の行き着く先がどこになるのか、果たしてそれが「答え」になるのか、まったく分からないままですが、しかしてこれからも突き進んでいきたいと思います。


 何かが「ひらける」ことを、信じて。


 それではまたお会いしましょう。


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