reprize4:シラバリィ<Dice-25:脱意識は/流転に>

―「ひーらがな。カータカナ。ぜんぶ、ぜぇんぶ、シラバリィ。」―


―この言葉に心当たりのある方だけ、この先を読み進めることをおすすめします―



 ここまで辿り着かれた御方は、だいぶ私の作品を読んでくださっているということになろうかと。感謝の極みでございます。


 さて。第四局の結果が出まして。


 本編でも語られていますが、財津くんの負けと。そう相成ってしまったわけですね。


 「しまった」と言いつつ、本当は、それをどこかで期待していた「私」もいるわけで。「意識」の移行。それが起こる事を信じつつ。いや何というか、私も大分毒されていますね。お久しぶりでございます。作者のgaction9969こと、財津ざいつ 宗示そうじです。


 はてさて。


Dice-25:脱意識は/流転に


 主人公の途中離脱というシナリオは、この「≪天零玖地≫ Zer0×Nin9→21」という作品の構想を得た時に決めていました。


 ただ、それがいつ起こるのか(または起こらない可能性も!)、それは本当に「賽の目次第」といったところで、やらせ無しの対局を二連続で勝ち進んだのには驚かされました。アオナギも同時に。


 ただ流石に勝ちっぱなすというわけにはいかなかったようで、ここに来ての敗北……自分で決めていたとはいえ、ここまで来ての退場というのは、何と言うか、喪失感みたいなものがありますね。だいぶ愛着も湧いて来ていたところですし。


 しかし、有無を言わさず切る。そのことが、この「作品」に真摯に向き合うことなのだと信じて。


 この先何が起きてどこに収束するのか、それは作者である「私」にも予測はついておりません。ただただあらかじめ敷かれたような、あるいは今まさに敷かれつつあるレールの上を、登場人物たち全員と共に歩み、そこで得られた諸々を、文字として文章として、描写していくだけとなりそうです。


 これが「小説」か? いろいろ不安定・不完全なところはありますものの、それこそが「意識」の深奥を突くと信じて。


 今後も書き紡ぎます。完結あるいは終結まで。


 今後ともお付き合いいただけましたら幸いです。


 では、またお会いしましょう。


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