第7話

“サァーーーーー”










川の流れる音で、俺は目が覚めた。












「・・・んっ?」














寝ぼけながら周りを見渡す・・・。












「・・・ここドコやぁ?!」












「あれっ?なんで俺こんなトコで寝てんの?・・・


まぁえっか・・・」












俺は、また眠りにつこうとした。








「・・・・。


って、よくないわぁ!!」












俺は飛び起きた。










そして、ポケットから携帯電話を出した。










“パカッ”










“ピポッパポッピポッパポッ”












“ツーーツーーツーーツーー”












「あれっ?おかしいなぁ、繋がらんでぇ。携帯代やったらこないだ振り込んだばっかやのに・・・って圏外やん!!」












俺は近くで流れてる川で、顔を洗った。












“バシャバシャバシャッ”






「・・・ふぅー・・・さっぱりしたわぁ~」










完璧に目が覚めた。












“パカッ”












「10月7日・・・9時12分、俺にしちゃあ早起きやなぁ~(笑)それにしても ここ、マジでドコなんやぁ?」










俺は寝てた場所に戻り、その場に座った。








「あれっ?なんやこれ?こんなんあったかいなぁ??」








さっきは寝ぼけてて分らんかったけど、俺が寝てた場所の近くに少し大きめのリュックサックがあった。










俺はそのリュックを持ちあげた。










“ガスッ・・・”












「うわぁ・・・なんやこれ?ごっつい重わぁ・・・。


中、何入ってんねや?」












“ジィィィィィィィィィィ”














ゆっくりとそのリュックを開けた。




「うひょ~!?なんやこれぇ~!?」












中には、大量の銃が入っていた。












“ガサガサッガサッ”












俺は一つずつその銃を取り出してみた。












“ガチャッ”












「・・・1丁・・・」










“ガチャッ”










「・・・2丁・・・」










“ガチャッ”










「・・・3丁・・・」










“ガチャッ”










「・・・4丁・・・」










“ガチャッ”










「・・・・。」










“ガチャッ”










“ガチャッ”










“ガチャッ”










“ガチャッ”










“ガチャッ”










“ガチャッ”










“ガチャッ”














「・・・なんでや?」












「銃が12丁・・・って!


ってかこれ本物?なんに使うんや!こんなにいらへんて!」












正直、目の前のこの光景に驚きを隠せなかった。




「どうせこれ、オモチャやろ・・・」
















“カチッ”










「!」










“ドゴォォオオオン!!”












銃声が、森中にひろがった・・・。














「・・・びっくりしたわぁ・・・」














“バサバサッバサバサッ”














近くの木にいた鳥達が、いっせいに飛び立った。














「嘘やろッ!?なんで本物やねん!しかもこんなに大量に・・・」














“・・・ガチャッ・・・”














俺は銃をリュックに戻そうとした。














「あれっ?まだなんか入っとるわ・・・」














“カサカサッ”














そこには、メッセージの書かれた紙切れがあった。














その紙には、こう書かれていた。










【皆と協力しろ!!】




「【皆と協力しろ】ってどうゆうことや?


俺の他にもまだ誰かおるっちゅう事かいな・・・」














しばらく考えたが、いい考えは思いつかなかった。














「ヨッシャ、とりあえずその他の奴探してみよか」














俺は立ち上がり、このへんの森を探す事にした。














“ガサッ”














リュックを背負おうとした。










「うっ・・・やっぱこれ重いなぁ。どないかせんと・・・そやッ!」












俺は近くに立っとった木の下に穴を掘った。














「よしっ!こんなもんやな」












“ガシャッガシャッ・・・”












“ガサッ”












その穴に銃を隠し、上からそっと土をかけた。














「おっしゃ!だいぶ軽なったわぁ」














俺は銃を4丁持って静かな森の中を歩いて行った。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る