帰還後の物語?
第11話再会(この物語はフィクションです)
叶斗は、夢から目が覚め、学校に行く準備が終わった。すると、
『叶斗、朝だよ!起きなさい!』
と言う声が聞こえてきて、お母さんが部屋に入って来た。
『何だ、もう起きてたのか』
『あぁ』
『もうすぐ朝ご飯出来るから下、降りてきなさい』
『あぁ』
叶斗は、返事をすると、お母さんは、部屋から出ていった。
『さてと、それじゃあ下に降りるかな』
と言いながら、叶斗は、1階に降り、リビングに向かった。
『今日は、目玉焼きとパンか』
と、言いながら、叶斗は、食べ始めた。
『今日も友達が、家に迎えに来てくれるんでしょ?だから早く食べちゃいなさい』
『あぁ』
叶斗は、少し、急いで食べ、また2階に上がった。そして、友達が来るまで少しの間、ゲームをしていた。
ピンポーン
『はーい!』
叶斗のお母さんは、返事をして、ドアをガチャッと開けた。
『おはようございます。叶斗の友達の、刀偉です。叶斗と一緒に学校に行く約束をしているんですが、叶斗はいますか?』
『うん、ちょっと待っててね。』
『はい』
『叶斗!』
『何!』
『友達来たよ!』
『分かった!今降りる!』
叶斗は、学校の荷物を持って、1階に降り、玄関に向かった。
『お待たせ。それじゃあ行こうか』
『うん』
『それじゃあ、行ってきます』
叶斗は、玄関を出て、友達の刀偉と学校に向かった。
『ねぇ、昨日さ、オンラインチェスした後に寝たらさ、自分がチェスの世界に行く夢を見たんだよね』
『はっはっはっ、何だそれ?』
『いやあさ、自分が擬人化したチェスの駒と一緒に戦うって夢だったんだよ。でさ、最初にホワイトクイーンを、助ける所から始まって、そこから、いろんな事件に巻き込まれて行く夢だったんだよね。ちょっと怖かった』
『ふーん。まあそうだろうね。あ、そう言えば、昨日宿題かなんか出てたっけ?』
『うーんとね、確か、数学の宿題が出てたと思うよ』
『その宿題さ、やり忘れちゃったから見せてくれない?』
『良いよ』
『ありがとう』
『もうそろそろで学校着くね』
『うん』
『おはようございま-す!』
と言う声が響く校内。ここから叶斗達の青春物語が始まる。
『おはようございます』
叶斗とその友達は、先生に挨拶をしてから、昇降口に入って行き、下駄箱で、靴を履き替えた。
そして、階段を上がり、自分の教室に入って行った。
そして、カバンを降ろし、席に着いた。
すると、刀偉が来て、さっきの宿題を借りに来た。
『それじゃあ叶斗、さっき言った、数学の宿題のプリント、借してくれないか?』
『良いよ。ちょっと待ってて』
と、言いながら、叶斗は、自分のバッグを漁った。
『やば、ごめん刀偉、数学のプリント、忘れてきちゃった』
『まじで、嘘でしょ!』
『いや、本当だよ。』
と、言いながら、叶斗は、刀偉に、バッグを漁らせた。
『まじか…まあ仕方ない。1人で怒られるのよりはマシだ。叶斗と一緒に怒られるか』
『うん、そうだね。でもやれる所だけでも一緒にやろうぜ』
『うん』
叶斗と、その友達は、ホームルーム前に、宿題をやれる所までやる事にした。』
『ねぇ叶斗、分かんないんだけど』
『何処が?』
『ここからここまで』
『全部教えろって事か?』
『うん』
『えっと、まず、始めの問題はと、5×x+3の2乗か-。ここの答えは、多分、8xじゃないかな?間違ってるかもだけど』
『オッケー』
『後、次は、3の6乗、えーと、729かな?』
『オッケー』
『で、次は、6×6×6から20%を差し引いた時の答えか、えーと、多分、172.8だと思うよ』
『オッケー』
『で、次が、500×30%-20の答えと、多分、130だと思うよ』
『で、次が最終か。最後は、√130か、えっとねぇ多分、11.401754251だと思うよ』
『オッケー、ありがとう。それでさ、お前はどうすんの?』
『それは、まあ、正直に家に忘れたって言うしかないよね』
『そっか、そうだよね』
『うん』
刀偉は、宿題を終わらせる事が出来た。
そして、時刻は、8時30分、ガラガラっとドアが開き、先生が入って来た。
『そろそろホームルーム、始めるぞ。皆、席に着けー』
皆、ガチャンと席に着いた。
『それじゃあ、日直、挨拶』
『起立、気を付け、礼、おはようございます。着席』
『はい、それじゃあ、話をするぞー。まず、今日は、転校生を、紹介する。それじゃあ入ってこい!』
すると、
『はい』
と言う、聞き覚えの声と共に、ガラガラと、入って来た。
『それじゃあ、自己紹介よろしく』
『はい、私の名前はホワイトクイーンです。よろしくお願いします』
『皆、拍手ー』
すると、刀偉が、叶斗に向かって、小声でこんな事を言って来た。
『なぁ叶斗、あの子、ホワイトクイーンって言ったよな?もしかして、夢に出てきたのって、あの子か?』
そして、叶斗は、首を縦に振って、肯定した。
すると、先生が、
『それじゃあ、席は、ちょうど叶斗の隣が空いてるじゃん。じゃあ、ホワイトクイーン、そこの、叶斗の隣の席にに座りなさい』
と言いながら、その場所を指さした。
そして、ホワイトクイーンは、
『はい』
と言いながら、叶斗の隣の席に腰を下ろす。
『それじゃあ、もう言うこと無いから、ホームルームを終わりにする。次の授業の準備をして置けよ』
ホームルームが終わり、休み時間になると、ホワイトクイーンが、急に話しかけて来た。
『あなた、名前何て言うんですか?』
『叶斗人秀だ』
『そうですか、それじゃあ、趣味の事、聞いてもいい?』
『あぁ、良いよ。俺の趣味はチェスをする事だ』
『そうなんですね!私もチェス、好き何ですよ』
『そうなのか』
『はい! そう言えば、昨日の夢に、叶斗さんが出てきたんですよね』
『そうなのか?俺も昨日の夢にホワイトクイーンが出てきたんだ』
『そうなんですね』
『あぁ、昨日、ホワイトクイーンが、誘拐されていた所を助けたら、いろんな事に巻き込まれる夢を見たんだ』
『全く同じです。確か、ブラックキングとか言う敵が現れて、世界が崩壊したりとか、キングが襲ってきたりとか、過去に飛ばされたりとか』
『そうそう』
『そうなんですね、叶斗さんも、同じ夢を見ていたんですね』
『あぁ、そうみたいだな』
2人は、昨日見た夢の話で凄く盛り上がっていた。
そして、10分程経って、
『おい2人共、もうすぐ時間だし、そろそろ準備しな』
『あ、もうそんな時間か。ありがとう刀偉』
叶斗達は、授業の準備をして、席に着いた。
そして、叶斗が準備をしてから1、2分位たって、
ピンポーンパンポーンと、チャイム音が、鳴り響いた。
そして、ガラガラ、と言う音が聞こえ、先生が入って来た。
『授業を始める!日直、挨拶宜しく』
『はい、起立、気を付け、礼。着席』
『さて、これから理科の授業を始めるのだが、ホワイトクイーン、君は転校して初日だから、教科書がまだ、届いて無いだろう?』
『はい』
『多分、明後日くらいには渡す事が出来るから今日は、隣の席の、叶斗に見せて貰いなさい』
『はい。叶斗、教科書見せて』
『あぁ、良いよ』
叶斗の教科書を、2人で見て、授業を受ける事になった。
そして、50分後、
『これで、1時間目の授業を終わりにする。挨拶宜しく』
『はい。起立、気を付け、礼、着席』
そして、ガラガラと、先生がドアを開けて、出ていった。
そして、ホワイトクイーンが、叶斗に、声を掛けてきた。
『叶斗さん』
『何?ホワイトクイーン』
『せっかく、現実世界で仲良くなれたんですからメールの交換しましょう?』
『あぁ、いいよ』
『それじゃあ、メールアドレス見せて下さい』
『あぁ、はい』
叶斗と、ホワイトクイーンは、メールアドレスの交換をした。
『ありがとうございます。試しに何か、送って見ますね』
『あぁ』
『宜しくお願いします』
と、送られて来た。なので叶斗も、こちらこそと、送り返した。
そして、ホワイトクイーンは、
『ありがとうございます』
と言って、何処かへ行ってしまった。
そして、数分後、
そして、刀偉がやって来た。
『ホワイトクイーンと、何をしてたんだ?』
『メールを交換してた』
『そうか。それじゃあ、俺もホワイトクイーンのメール、貰って良いか。』
『それは、ホワイトクイーンに、許可を取らないと』
『そうだな。それじゃ後で許可、取っといてよ』
『あぁ、良いよ』
『よっしゃぁ』
『てか、そろそろ授業始まるから行こうぜ?』
『うん、そうだね。確か次は、音楽室で、授業だっけ』
『あぁ』
『それじゃあ、音楽室に向かうか。』
『でも、その前に、ホワイトクイーンを連れて行かなきゃだけどな』
『そうだな。それじゃあ叶斗、ホワイトクイーン、呼んでこいよ』
『あぁ』
叶斗は、ホワイトクイーンを、呼びに行くことになった。
『ホワイトクイーン!ホワイトクイーン!ホワイトクイーン!』
と、呼びながら、歩き回ると、
『何ですか?』
と言う声が聞こえてきた。そして、ホワイトクイーンが駆け寄って来た。
『次、移動教室で、音楽室、行かなきゃだから、移動するぞ』
『はい、分かりました』
叶斗は、ホワイトクイーンを、見つけたので、刀偉の元に向かった。
『ホワイトクイーン、連れて来たな。それじゃあ、移動するか』
『あぁ』
叶斗達は、教科書を持って、音楽室に、移動した。
ピーポーンパーンポーン
『これから、授業を始めます。まずは、発声練習から、やって行きましょう。立ってください。』
と言う様に、発声練習をした後に、歌う練習をして、授業が終わった。
『さて、次は数学だから、また、教室に戻ろうか』
『はい』
そして、教室に戻り、授業の準備をした。
そして、5分位して、授業が始まった。
『さて、これから、数学の授業を始める。まず、昨日出した宿題を提出してくれ』
他の人が提出してる中、叶斗は、忘れてしまったため、先生の元に、言いに行った。
『あの、先生、宿題はちゃんと、家でやって来たんですが、家に忘れてきてしまいました』
すると、先生は、
『それは本当か、本当に家に忘れて来たのか?実は、やっていないから家に忘れた事にしているんじゃないのか?ちょっと、バッグを見せてみろ!』
と、先生は、叶斗が、本当に宿題をやって、家に忘れて来たのかを、物凄く疑って来た。
そして、叶斗は、バッグの中を見せても何も後ろめたいことは無いので、これで疑いが晴れると思い、
『どうぞ』
と、小声で言い放った。
すると、先生は、
『何だ、本当に、昨日の宿題のプリント、無いじゃないか。本当に、家に忘れて来たんだな』
『はい』
『でもな、お前、プリントを忘れて来てしまうとか、自己管理がなってないな。刀偉を見習って、ちゃんと持って来いよ。てか、忘れ物をする意味が分からない。お前の記憶力、やばいな』
と、嫌味を言って来た先生にムカつき、叶斗は、先生の言った言葉に反論して行った。
『あの、先生』
『何だよ?』
『さっき言っていた事に反論しますが、まず、忘れる意味が分からないとか、忘れて来たことに対して、自己管理がなっていないとか言ってましたよね?それじゃあ、先生は、何も、忘れ物をしないって事ですか?そして、刀偉を見習ってと言っていたので、家で、宿題をやるのではなく、学校で、友達に答えを見せてもらいながら、やっても良いって事ですよね』
と、言うと、先生が、平手打ちと、腹パンをして来た。そして、
『先生に口答えすんじゃねぇよ』
と、先生は、威圧的に言ってきた。
それを見ていたホワイトクイーンは、
『あの、先生、今の一部始終、カメラに収めて、SNSにアップしてしまいましたが大丈夫でしょうか?』
と、言ってきた。そして、先生は、
『は?何やってんだ!早く消せ!』
と、言ってきた。
そして、ホワイトクイーンは、次にこの様に言った。
『嫌です。てか、これも動画で撮っていますので、よろしくお願いします』
そして、この後先生は、戸惑い、ホワイトクイーンを止めようとしたが止められず、
『あの、私からも、さっきの件について、反論しでもよろしいでしょうか?』
と言い、反論を始めた。
『まず、叶斗さんが宿題を忘れた件ですが、叶斗さんは、やったけど、家に忘れたって言っていましたよね?家でしっかりとやっているんですから、そこまで言わなくてもいいん時ないですか。てか、別に宿題とか、意味無いと思うし、宿題とかで、強制しないで、自分のやる気がある時にやらせればいいと思うんですよね。それに、先生お気に入りの刀偉さんだって、家でやらず、学校で、叶斗さんに答えを教えてって頼んで、答えを教えて貰いながら、やっているらしいじゃないですか。そして、先生、叶斗さんに、平手打ちと、腹パンをしましたよね?それって立派な犯罪行為なので覚えておいてくださいね。そして、それをSNSに、投稿した事も』
そして、先生は、言い返せず、
『あぁぁぁぁ!』
と、叫びながら、出ていってしまった。
そして叶斗は、
『ありがとうホワイトクイーン』
と、お礼を言った。すると、
『はい。あの、叶斗さんは、腹パンとか平手打ちされていましたが、大丈夫ですか?』
『うん。大丈夫だよ。てかさ、お前、俺が刀偉に宿題の答え見せてって頼まれて見せてるってよく知ってたな』
『はい。だって、あの、今日が、転校初日だったので、早く行こうと思って家を出たら、叶斗さんが家から出てきて、それから、叶斗さんと刀偉さんの話を聞いていたので知ってるんですよ』
『ふーん、そうだったんだ。』
と、言う風に、叶斗が、ホワイトクイーンと話していると、放送がなり始めた。
『今から緊急の職員会議を行いますので皆さんは、速やかに下校して下さい。そして、ホワイトクイーンさんは、職員室に来て下さい。』
と、なので、皆は、大喜びをして、帰る準備をしていた。
そして、2人も、帰りの準備をして、ホワイトクイーンに、
『じゃあな』
と、一言声を掛けてから、下校した。
そして、10分位して、家に着いた。
すると、叶斗のお母さんが、家の前で待っていた。なので、
『ただいま』
と言うと、叶斗のお母さんは、
『叶斗、大丈夫!学校から連絡あったよ。宿題を家に忘れたからって先生が叶斗に暴力を振るって侮辱したって』
『あぁ、大丈夫だよ』
『そう、それならいいけど』
『じゃあ家、入ろうか』
『うん』
そして2人は、家の中に入った。そして、叶斗は、
ホワイトクイーンが、転校してきた事 。
叶斗が宿題を家に忘れたことによって
侮辱され、殴られた事。
それを、ホワイトクイーンが、カメラに
収め、SNSに投稿し、先生を論破して
くれた事。
など、今日あった出来事を、全て、事細かく説明した。
『そっか、それは酷い事をされたね。これからあの先生は、どう言う処分を受けるかしっかりと、見て置かないとね。家の息子にこんな酷い事をしたんだから』
『そうだね』
そして、叶斗のお母さんは、やられたとこのの状態を見るため、
『じゃあ叶斗、やられた所、見せて』
と言ってきた。なので叶斗は、
『あぁ』
と言いながら、服をたくし上げて見せた。
『うわあ、酷い。アザが凄い出来てる。痛いでしょ?』
『あぁ』
『とりあえず、氷を持ってきて、冷やさせようか』
お母さんは、キッチンに行き、冷凍庫から氷を取ってきた。
『とりあえず、これで冷やして置きなさい』
『あぁ、分かった』
叶斗は、患部を、氷で冷やしてから、1時間位経って
『お母さん、もう氷、溶けちゃった』
『あっそう。でももう、1時間位冷やしたから大丈夫だと思うよ。冷やし過ぎるのも逆に、駄目見たいだし』
『分かった』
『もうそろそろ、12時だし、お腹すいたでしょう?』
『あぁ』
『今からご飯作るから待ってて』
そして、叶斗のお母さんは、キッチンに行き、昼ご飯を作り始めた。
『今日は、カレーでいいかな』
と、言いながら、棚からレトルトカレーを取りだし、ご飯を皿に乗せ、カレーを掛けて、レンジで温めた。そして、温め終わったカレーライスを、テーブルに運んだ。
『いただきます』
と、言いながら、叶斗は、30分位掛けて食べ終わった。
そして、叶斗は、お母さんに、今日は、皿洗わなくて良いよと言われたので、2階に上がり、ゲームをしていた。そして、夕方頃、
ピンポーン
と、チャイムが鳴ったので、お母さんは、
『はーい』
と、言いながら、ドアを開けた。すると、そこには校長先生が立っていた。
『この度は、内の学校の物が、すみません。あの、これ、お詫びの品なのですが』
と言いながら、クッキーを、差し出してきた。
『ありがとうございます。それで、あの先生は、どうなったんですか?』
『とりあえず、生徒がカメラに収めた物を、こちらでSDカードに読み込み、それを警察に届け、被害届を出し、その方は、退職処分とさせて頂きました』
『あ、そうですか』
『はい。あの、叶斗さんにも今話した事を説明したいので、叶斗さんを、呼んで頂いてもよろしいでしょうか?』
『はい、大丈夫です。ここで話すのも何ですから、家の中へどうぞ』
と言い、校長先生を中に入れた。
『それじゃあ、呼んで来ますので待っていて下さい』
『はい』
そして、お母さんは、2階に上がり、叶斗の部屋に入って行った。
『何、お母さん?』
『今、校長先生が来てて、叶斗に、今日の件についてどうなったのか、説明したいらしいから、下降りてきて』
『あぁ、分かった』
と、言いながら、叶斗は、下に降り、校長先生の元に向かった。すると、校長先生は、叶斗が入って来た事を確認し、椅子から立ち上がり、叶斗の前に行き、
『この度は、申し訳ありませんでした』
と、言ってきた。なので叶斗は、
『いえいえ、大丈夫ですよ』
と、答えた。すると、校長先生は、
『あの先生の、これからの処分について、もう、叶斗さんの、お母さんの方には話したのですが、叶斗さんにも、説明したいので、時間を取らせて頂きました』
と、言われた。なので、叶斗は、
『はい』
と、答えた。そして、校長先生は、話を始めた。
『それでは、説明をさせて頂きます。まず、ホワイトクイーンさんが、先生の、今回の行動を、カメラに収めてくれたので、それを、こちらの方で、SDカードに読み込み、警察の方に、届け、被害届を出させて頂きました。そして、その方は、退職処分とさせて頂いたので、後は、警察の方に任せる所存です』
『そうですか』
『説明は、これで以上ですが、質問等、ありますか?』
『大丈夫です』
『それでは、これで帰らせて頂きます』
校長先生は、説明が終わり、質問が無いか聞くと、荷物を持ち、身支度をして、玄関へ、向かった。
『それじゃあ、お邪魔しました』
『はい』
そして、ドアをガチャッと開け、帰って行った。
そして叶斗は部屋に戻った、
『さて、今日は、凄くストレスが溜まったから、ゲームでもするか。きょうは、何のゲームをしようかな?そうだ、癒される系の動物暮しでもやるか』
と、言いながら、カセットを入れ、ソフトを起動させた。
『さて、どの子を育てるかな?猫を育てようかな』
と、言いながら、カーソルを、猫の所に持って行き、ゲームが始まった。
叶斗がプレイ中の、ゲームの世界
ある日、山奥を登っていると、にゃーにゃーと言う、泣き声が聞こえた。それに反応して、その泣き声の聞こえる方に向かうと、結構奥の方まで来てしまった。
『まだ少し、奥の方で聞こえる』
と、言いながら、また、もう少し奥の方に進んで行った。すると、正面にある草の中から、白い猫が1匹出てきた。
『何だ?凄く痩せているでは無いか?何も食っていないのか?であれば家来るか?』
と、問い掛けると、そしては、少し元気な声で、にゃー、と答えてくれたので、家に連れて帰る事にした。
『さて、ここから帰るのも時間かかるし、確ここを下りた先に、お店があったはずだから、そこまで向かって、そのお店でこの猫に食べさせるものを買って、食べさせてから帰るか』
ミッション、真っ直ぐと山を下りた先 にある
お店で、猫が食べられそうな物を買え!
現実世界
『これを下ってお店に向かって、食べ物を買えば良いのね。楽勝楽勝』
と言いながら、叶斗は、すぐにクリアしてしまった。
叶斗がプレイ中のゲームの世界
お店で買ったツナ缶を、白い猫に食べさせた。
『にゃー』
『美味しいかい?』
『にゃ』
『そうかい。さて、そろそろ日も暮れる頃だし帰ろうか』
ミッション、画面右下の地図を活用して、家に帰れ!
現実世界
『さて、それじゃあ地図を開くか。画面右下と、あった。そこをクリックして、この赤いマークがある所に行けばいいのね。大体、左に真っ直ぐ行って、右にある、坂を下ればあるじゃん』
と、言いながら、キーボードを素早く打ち込み、向かった。
そして、ミッションをクリアし、1段落着いた叶斗は、時間を確認した。
『もう5時じゃん。そろそろ風呂に入らないと!』
と、言いながら、急いで階段を下り、お風呂場に向かった。
そして、風呂に入り、15分位してから上がった。
『さて、飯を食ったらまた部屋に戻ってゲームの続きをするか』
と、独り言を言いながら、リビングに向かい、用意してくれたご飯を食べてから、自分の部屋に戻った。
『いやぁ、美味しかったな、今日の夜飯のオムライス。さて、飯も済ました事だし、またさっきのゲームの続きをするか』
と、言いながら、さっきのゲームの続きを始めた。
叶斗がプレイしているゲームの世界
『さて、家に着いたし、この猫の名前、決めないとな。何にしようかな?』
ミッション、猫の名前をきめろ!
現実世界
『ふーん、猫の名前を決めろか-。何にしようかな?うーん、ルークにしようかな?』
ゲーム画面
『名前は、ルークで大丈夫ですか?』
現実世界
『はいっと』
ゲーム画面
『名前がルークに決定しました』
現実世界
『よし、それじゃあ、ここからはもうミッションとかなく自由に出来るんだよな。それじゃあ、まず何しようかな?まず、猫と一緒にボールで遊ぼうかな』
と、叶斗は、十字キーで操作し、ボールの方まで主人公を移動させ、ボールを取らせた。
叶斗がプレイ中のゲームの世界
『よーし、ルーク行くよー。それー』
『にゃー』
と、言いながら、猫は、ボールを追い掛けて行った。そして、猫は、そのボールを抱え、ガリガリと、かじっていた。
現実世界
『いやぁ。癒されるわぁ』
と、ゲームの世界の猫と、遊んでいたら、ケータイから、通知音が鳴った。なので叶斗は、何だよ。と思いながらメールを見た。すると、1件のメールが来ていた。
『誰からだろう。開いてみるか』
と、言いながら叶斗は、そのメールを開くと、ホワイトクイーンからだった。
『えっと、なになに、明日遊べませんか?だって?じゃあ、良いよ。じゃあどこ待ち合わせにする?って答えるか』
すると、すぐに、分かりました。待ち合わせ場所は、そちらが指定していいですよ。と帰って来た。なので叶斗は、お前、俺の家の隣に住んでるって言ってたから、俺ん家知ってるんだよな?じゃあ俺ん家の前のインタンホンを鳴らしてと打ち返した。すると、分かりました。と返って来た。そして叶斗は、ゲームの世界に戻り、5時間ぶっ通しでプレイしてから、ベッドの中に入り、眠りに着いた。
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