第5話城攻略
『やっと起きましたか、叶斗』
『あぁ』
『それじゃあ、寝て起きたばかりなので、少し休憩してから城攻略に行きますか?』
『あぁ、そうだな、そうしようかな』
『はい、分かりました』
そして、大体1時間くらい経って、
『さて、城の攻略にそろそろ行くか』
『もう、大丈夫何ですか?』
『あぁ』
『そうですか』
『それじゃあ、行こうか』
『はい』
そして、外に出て、商店街を抜け、城のある場所までついた。
『さて、ここの門を開ければ城につくぞ!準備はいいか2人とも?』
『はい、大丈夫です』
『ウン ダイジョウブ ダヨ』
『そうか、それじゃあ開けるぞ!』
と、言いながら城の目の前の門をギーッと開けた。すると、目の前にドアがあり、その中に入ると、甲高い声が聞こえた。
『フフフ、ここから、リアルチェスの、勝負になるから気を付けてね~』
と、叶斗は、聞こえたらしい。そして、その後何故か城の玄関の前にいた。
『なぜこの城の玄関にいるんだ?まさか、転送されたのか!まあなぜ城の玄関にいるのかは置いといて、どう攻略するかな?玄関にはホワイトクイーンの言っていた通り、相手が2人いるのだが、何とか戦わずに行きたい。何か、ばれないように避けて通るのも難しい位置にいるし、何とか相手の視界を遮れれば、行けそうなんだが。』
と、言いながら叶斗は、なにか使えない道具は無いかなと辺りを見渡す。
『この辺りには、剣が3本。じゃあ仕方ない。この剣を使って強行突破をするしかないな。じゃあ皆今からあの相手と戦闘するから準備して』
『はい』
そして、叶斗達は、剣を持って戦闘を開始した。
『やはり相手も、剣を使って攻撃してくるのか。じゃあ、取り敢えず相手の攻撃を受け流す。そして、相手の弱点を探ってようか』
『はい』
というふうに、まずは、攻撃を仕掛けずに、相手の攻撃を受け流し、弱点を探る事になった。そして、何度か攻撃を受け流したことにより、攻撃を仕掛けたあと、必ず反動で、5秒以上は動けなくなる事に気づいた。そして叶斗は、カウンターを狙って、攻撃をすることにした。そして、カウンターを狙ってから数分経つと、隙が出来たので、狙いを定め、カウンターを決め、相手を倒し、2体目も、同じように倒した。
『ふう、やっと倒せたか。さて、次に進むか』
と言いながら、2階に続く階段まで移動すると、またも、ホワイトクイーンの言っていた通り、階段の近くに、敵がいた。
『うーんこの敵は、避けて通った方がいいって行ってたよな。どう避けるか?』
と叶斗は考えていると、あることを思い出した。
『確か、大抵のRPGのダンジョンでは、次の階に移動すれば、着いて来られないような仕様になっていたはず。幸い、敵は、このフロア内を自由に巡回しているみたいだし、隙を見て、』
と、相手を観察し、階段から、相手が少し離れてから、登ることを試みた。そして、敵に見つからずに、登ることに成功した。
『やったぜ。さて、次はついに2階層。ここから先の情報は、全然知らないからな。充分用心して行かないと。』
だが、ここから先、全然相手と遭遇せず、ボスのいる層まで来た。
『もうボス戦かよ。ここまで全然相手と遭遇しなかったのに。まあ、こっちとしては、楽にここまで来れたからいいけど。さて、ボスの部屋に入ろうかな』
と言いながら、ボスの部屋に入っていった。すると、そこには、前に、チェス会館で戦ったキングの城を打ち落とした人物らしき人がいた。まあでも、そんなことはどうでもいい。ただ、ここにいるやつを倒しせばいいだけだから。
と思い、叶斗は、剣を構えた。
すると早速ボスは、攻撃を仕掛けて来た。そして、先程戦った相手見たいに、攻撃がパターンかしていないから、攻めのタイミングが中々掴めなくて厄介だな。
と叶斗は考えつつ、攻撃を受け流していた。
すると、ボスは、下から攻撃を仕掛けてきたので、受け流そうとすると、ボスは、そこから急に方向転換をして、剣を横に振って来た。叶斗はびっくりして、ジャンプをして攻撃を避けつつ後ろに下がると、今度は猛スピードで、走って、剣を上から振り降ろして来た。なので、横に少しずれて避けると、今度はまた急に、横に方向転換してきたので、叶斗は、しゃがんで避けた。そして、ちょっと隙ができたので、剣を横に振って攻撃を仕掛けた。すると、ボスは、剣を下にやり、攻撃を受け流してから思いっきり、押してきた。叶斗も、それに対抗したが、力及ばず、仕方なく、後ろに下がり、受け流した。
叶斗が、さっきの剣と剣の押し付け合いで疲れ、弱っているところにボスはつけ込み、猛スピードで剣を突き刺しに来た。
すると、ホワイトクイーンが、そのことに気づき、叶斗がピンチな事を悟った。そして、ホワイトクイーンは、自分の素早さを活かし、叶斗の所までシュッと移動し、庇い、ホワイトクイーンは、『ばいばい』とだけ言い残し、命を食われてしまった。
『うあぁぁぁぁ!ホワイトクイーンーー!』
と悔しい思い、悲しい思いが胸にたちこみ、泣き叫ぶ叶斗
すると、突然脳内に直接誰かが喋りかけて来た。何だか聞いた事があるような声が。
『ホワイトクイーン、死んじゃったねぇ。お前を庇ったせいで』...と。
その言葉を聞き、叶斗は、より落ち込み、目の前に敵がいるのにも関わらず、戦闘を放棄してしまった。
すると、その声はこのように言った。
『でさぁ、ホワイトクイーン何だけどねぇ、助ける方法がぁ、あるんだよねぇ』
『なんだその方法は!』
『それはね、この前ね、お前がこの世界に来た時に貰った道具と、それを使うためのー呪文を教えたよねぇ?だから、それを使えば、助けられると思うんだよねぇ』
と言ってきた。なので、
『おう。それで助けられるんなら』
と返した。
すると、
『ふーん、分かった、じゃあ使うんだねぇ。それじゃあ、使うって言うことが分かったから、そろそろお前の頭の中から抜けるねぇ。ばいばーい』
と言い、この前と同様、スーッと頭の中から声が抜けてった。そして、呪文を唱える前に、1度、ボスの方に意識を向けると、叶斗は、襲われる直前で、また、ピンチの状況に陥っていた。なので叶斗は、やばいと思い、焦ってpast リターンと唱えた。すると、突然、床に円状の物が描かれ、世界が虹色に光った。
そして、それらが消えていくと、叶斗は、城攻略に行く前の、時間軸に戻っていた。
そして叶斗は、『あぁ、城攻略に行く前に戻ったのか。さぁ!この後ホワイトクイーンが死ぬという未来を変えなければ』と、1人で呟きながら、考え込んだ。
そして、数時間後、叶斗は、ホワイトクイーンを戦わせればいいんじゃないかと考えた。そして、叶斗は、この旨を伝えるため、仲間の所へ向かった。そして、叶斗は、このように伝えた
『これから城攻略について話し合わないか』
『はい』『ハイ』
『OK、じゃあ、これから僕の考えを話すが聞いてくれるか?』
『はい』『ハイ』
『じゃあ、まず。実は、僕は未来からやってきたんだ。何故やってきたかと言うと、これから起こる事からホワイトクイーンを守るためだ。そして、これから、僕の城のボスを倒しつつ、ホワイトクイーンを助ける方法を伝える。まず、今回の戦闘は、ホワイトクイーンが先頭となって戦う。なぜなら、ホワイトクイーンは、僕がやられそうになった時に、僕を庇ってくれて、命を落としたからだ。そして、この作戦を実行することにより、ボスと、スピードでせり負けることは無いと考え、やられそうになった時も、後ろから追撃することが可能と考えたからだ。なのでみんな、こういうふうに攻略しようと思ってるんだけど、どう思う?』
『まあ、いいんじゃないですか』『ウン イイト オモウヨ』
『ていうか、叶斗、未来から来たんですね。それじゃあ、城に入ったらどういうことが起こるか教えて貰えます?』
『あぁ、いいよえーとまず、城の目の前の門を開けると、甲高い声が聞こえる。そして、その声が聞こえたあと、城の玄関まで転送される。すると、その玄関に、剣が3本あるからそれを抜いて、目の前にいる敵と、まずは戦う。そして、敵を倒したら、2階に続く階段まで移動する。すると、そこにも敵はいるが、フロア内を自由に巡回してるから、隙を見計らって、次の階へ、移動する。そして、2階は、敵居ないから、3階のボスの部屋まで移動していい。そして、ボスは、スピードがとてつもなく速いし、動きが予測できないから気を付けろ。』
『はい』
『それじゃあ、城攻略に向かうか』
『はい』『ウンワカッタヨ』
そして、3人は、城に向かった。そして、城の中に入り、順調にボスの部屋まで行くことが出来た。
そして、叶斗達は、戦闘の準備をして、部屋に入った。そして、案の定スピードでせり負けることはなく、倒せる寸前のところまで来た。そして、ホワイトクイーンは、いとも容易く倒してしまった。
そして、ボスを倒したことにより、叶斗達は、黄金の剣を手に入れた。
『それじゃあ、帰るか。』
『はい』『ウン』
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