第9話 肉体関係

その夜圭介は妻優香に恋人がいる事を

正直に話した

優香は自分の行いが悪い事は認めたものの

圭介に好きな女性がいて

浮気をしている事に対し

納得せず自分の両親に話すと言い出した


圭介は優香の責任にして言い逃がれしながら

自分達はもう終わりだと

優香を説得しようと試みた

しかし優香は納得しない

しばらく話あったが決着がつかないまま


圭介は一旦家を出た

その夜圭介はクルマに乗り

走り出した

そして近くの公衆電話から

一代に連絡を取り自宅近くまで

迎えにクルマをはしらせた


ふたりを乗せて

クルマは遠くの街へと走り去った

クルマの中で

圭介は妻に好きな女性がいる事を話した事を一代に伝えた


二人が望んでいた事だったのか

これで良かったのかわからなかった

でも二人は手を固く握り合いながら

クルマを走らせ

二人は無言のまま同意したかの様に

ラブホテルの駐車場に停まった

二人は部屋に入り

強く抱きしめ合った

これまでキスしかしていなかった二人

圭介にとっても一代にとっても

肉体的関係を持つ相手は

人生で二人目となる人だった

しかし圭介は妻に対して

少し罪悪感を感じ初めての浮気で緊張もしていた

そのせいで圭介のあの部分が立たなかった

一代は自分には魅力が無いんだと落胆し

圭介は緊張している事を説明した


そうして時間だけが経った

そして二人ベッドで寄り添いながら

会話を交わした

しばらくして二人は自然のまま

身体を重さね遂に結ばれた

二人は一つとなった

若い二人は何度も身体を重ねあい

長い夜を過ごした







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