第311話 明日に向けて
カフェを出た俺達は、そのまま残りの教室を順番に回る。特にこれといった問題もなく(当たり前だが)そのまま今日の巡回は無事に終了となった。
そして俺達、生徒会組は報告その他があるのでまだ帰る訳にもいかず、夏海先輩と速人は部活へ。
となれば、このままここで解散するしかないので、とても名残惜しい気持ちはあるが…
「では、私達はこのまま帰りますね。まだ明日もありますから」
西川さんは当然として、立川さん、雄二の二人も、このまま西川さんの車に同乗して帰宅することになった。
二人は電車で帰る予定だったが、西川さんが打診してくれたので素直に甘えることにしたらしい。
「今日は楽しかったよ! はぁ、ウチの学校も一般参加OKにしてくれないかなぁ…」
「まぁ、こればかりは無理だろうな。日程が違うことだけが、唯一の救いか」
雄二と立川さんの通う高校は、学祭を一般公開していない。家族やOBなど限定された人間しか入れないので、自動的に規模も小さいものになっている。
ただそのお陰なのか、比較的被りやすい学祭の日程がズレていたのが、結果的にラッキーだった。
「それを言ったら、私の方はまだ学祭すらありませんけどね…」
「えっ、そうなんですか!?」
「統合したばかりですからね。そういう学校行事もまだまだこれからです」
聞いたところ、西川さんの学校はまだ生徒会もまともに機能していないらしいので、本格的に色々と行事があるのは来年からだろうと。でもそう考えると、今の三年生はちょっと可哀想かも…
「まぁ、来年はどうなるかわかりませんが、学祭をやるとしても、私の個人的な楽しみの為に日程はずらしておきたいですね。是非、皆さんを招待したいと思っていますし」
「あ、西川さんの学校も行ってみたいですね!」
「私も行ってみたいです!」
勿論それは声に出さなくても、俺も、皆も、気持ちは同じ。皆の顔を見れば、そんなことは直ぐに分かるから。
ピンポンパンポーン
「やっほー、みなみんだよーん。はぁ…楽しい時間って、何でこんなに過ぎるのが早いんだろうねぇ。残念だけど、今日は終了時間になってしまいました~」
スピーカーから聞こえてくる深澤さんの声も、あの底抜けな明るさを感じない。どこか元気がないというか、哀愁が漂うというか。
「でもまだ明日があるからね。今日はゆっくり休んで、明日また大騒ぎ…もとい、頑張ろう!! という訳で、凛華祭、初日、これで終了でーす。お疲れ様でした~」
パチパチパチパチ!!!!
俺達も、周囲も、きっとこの学校に居る全ての人達も…鳴り止まない拍手と歓声に包まれて、楽しかった学祭初日が幕を閉じる。
少しだけ感じる寂しさも、まだ明日があると思えば、そのワクワク感で消えていくから。
「それでは帰りましょうか。また明日…」
「まったね~」
「明日は期待していますよ、夏海さん」
「余計なプレッシャーをかけるな!!」
皆の笑い声が心地よくて、こんな日常が毎日あればいいのに…そう思わずにはいられない。
そんな楽しい一日が、遂に終わりを迎えてしまう。
でも俺にとっては、色々な意味で、全ての本番は明日だ。
大それたことをしようとしている自覚はあるが、不安は全く感じない。
俺は…俺達の為に。
ピンポンパンポーン
「あーごめん忘れてた、今日も色々とやらかしてくれたバカップルに業務連絡でーす。…仏の顔も三度までやぞ? 以上でーす」
ピンポンパンポーン
「「「……………」」」
ごめんなさい…
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「なんというか…今日は長い一日でしたね」
晩御飯を食べてお風呂にも入って、あとは寝るだけ。ここまできて、やっと本当の意味で一息ついたような気がする。
今日は朝からずっと動きっぱなしで濃密スケジュールだったから、余計にそう思えるのかも。
「そうですね、でもここまで充実感のある学校行事は、私も初めてのような気がします。去年は適当に仕事をして、気付いたら終わっていたような感じでしたから」
「俺もここまで思い入れのある学校行事は初めてですよ。でもすみません、沙羅さんだって疲れてる筈なのに、結局、晩御飯の支度まで…」
俺も今日くらいは、お弁当や外食でもいいんじゃないかと伝えたんだが…沙羅さんは大丈夫だからと、結局いつも通りに晩御飯の支度をしてくれた。
それ自体は嬉しいことでも、流石に…な。
「ふふ…今日は疲れているからこそ、ですよ? 一成さんに喜んで頂くことが、私にとっての活力ですから」
ぎゅ…
ナデナデ…
そんな嬉しいことを言いながら、俺を抱きしめる力を少しだけ強める沙羅さん。優しく頭を撫でてくれる。
ちなみに今どういう体勢かと言うと…布団に寝転がって、沙羅さんからこれでもかってくらいに可愛がられている真っ最中だったり。
いや、俺も沙羅さんが疲れているだろうから、せめて何か出来ることはないかって聞いたんだぞ?
そしたら急に抱き寄せられて、そのまま押し倒され…もとい、気が付いたらこういう体勢になってた訳で。
俺は別にいいんだけどね…
「ふふ…こうしていると、一日の疲れが消えていきます」
「…それならいいんですけど」
「私は本当にこうしているだけで満足ですよ。それに、一成さんが私の為にと思って下さることも嬉しいです」
実際、俺が沙羅さんにしてあげられる明確な「何か」があるのかと言われてしまえば、情けないことにパっと思い付くことがない。
沙羅さんを甘えさせてあげるとか、そういうことなら出来る訳なんだが…
でも沙羅さんの場合は、どちらかと言えば…ね。
「一成さん?」
「はい…むぐぅ…」
ちゅ…
突然名前を呼ばれ、天国に包まれていた顔を上げてみれば…
いきなり迫ってきた沙羅さんの唇で、俺は自分の唇を塞がれてしまう。
「ん…」
ちゅ…
そのまま5秒…10秒…沙羅さんがなかなか離れない。突然のことで俺は目が回りそうになってしまうが、それも一瞬のこと。いつものように沙羅さんが主導だとしても、せめてそれを積極的に受け入れるくらいの姿勢は見せたいから…
だから俺も、自分から少しだけ押し付けるように。
「ふふ…」
キスをしながら、沙羅さんが小さく嬉しそうな声を漏らす。そのまま俺の頭に腕を回し、顔の位置を固定されてしまう。これで俺は、自分から逃げることも避けることも出来なくなり…つまり、沙羅さんにされるがまま。
「一成さん、もう1度…んっ」
ちゅ…
今度は頭を抱えられていることもあり、唇同士の重なりがさっきよりも深い。伝わってくる感触…沙羅さんの唇の柔さ諸々に、俺も様々な感情が浮かんで、ドキドキが溢れてしまいそう…
もちろん一番の根底には「幸せ」という感情があるから、このまま黙って受け入れたいというのが本音なんだが。
でも…その、何だ…俺も男として、これ以上は危険だという"ある種"のアラームが頭の中で鳴り響いていることもあって…
つまり、このまま黙って受け入れているだけなのは、色々とマズくなってきたような…ということに。
「…一成さん」
「…沙羅さん」
唇を離した沙羅さんの瞳には、俺への様々な感情が表れているような気がして…だからこそ俺も、そんな沙羅さんから目を離すことができない。こんな至近距離でずっと見つめあうなんて、普段であれば照れ臭くて直ぐに目を逸らしたかもしれない。
でも今日は…今の俺は、そんな照れよりも、沙羅さんの綺麗な瞳に吸い込まれそうで…
「…申し訳ございません、つい…」
「いえ、俺も、沙羅さんとこうしているのは嬉しいですよ」
「はい。一成さん、こちらへ…」
沙羅さんは俺の頭を固定していた腕を緩めると、先程までと同じように、俺の顔を自身の胸へ誘導する。俺もそれに抵抗せず、寧ろ自分からも抱き付くような形で「そこ」に顔を埋めてみる。
はぁ…こうしているとホッとちゃうよ…本当に。
「ふふ…一成さん、いい子ですね」
ナデナデ…
俺が完全に甘える体勢に入ったこと確信したようで、沙羅さんの声に嬉しさが溢れ始める。判ってはいることだけど、やっぱり沙羅さんは、どちらかと言えば俺が甘える方が嬉しいんだろうな…
「明日も忙しくなるでしょうし、今日はこのままお休みしましょうか?」
「そうですね…」
最初からそのつもりだったんじゃないかとは思ったが…別にそれは構わない。毎日のこととは言え、こうして眠くなるまで沙羅さんに甘えているこの時間は、俺にとって掛け替えのない、嬉しくて幸せな時間だから。
ピ…
沙羅さんは枕元にあるリモコンで明かりを消すと、背中側にある布団を片手で持ち上げる。俺を離せば楽に出来る作業なのに、それでも俺を片時も離そうとしない…勿論、それを指摘するのはヤボなので、俺は何も言うつもりはない。
「ふふ…温かいですね」
「それを言うなら、沙羅さんが温かいですよ」
冬に向かうこの時期、日中はともかく、夜は段々肌寒さを感じるようになってきた。
俺達は二人でくっついて眠るから、今は掛け布団一つで済んでいる。でも、もう少ししたら、冬用を出す必要がありそう。
「一成さん…猫ちゃんのぬいぐるみ、ありがとうございます」
「いえ、気に入って貰えたなら良かったですよ。でもどうせなら、他のぬいぐるみも…」
沙羅さんが普段使う鏡面台には、今日から新しく仲間に加わった猫のぬいぐるみが鎮座している。
でも俺としては、どうせなら薩川家に残っている他のぬいぐるみ達も全部持って来ればいいと思っているんだが…沙羅さんは邪魔になってしまうから、と。
「あの子達は、いつかまたお迎えできる日が来ると思いますので…今はお留守番をお任せてしてあります」
「…そうですね、俺も頑張りますよ」
頑張ると言っても、実際、何をどう頑張るのか具体的に思い付いた訳じゃない。でも思わず口を突いたと言うか、それを何とかするのはきっと俺の役目なんだと、直感的にそう感じて思わず。
「はい…二人で一緒に頑張りましょうね」
「そうですね、二人で…一緒に…」
ナデナデ
沙羅さんも、具体的に俺達が何を頑張るのかという部分には触れず…でもそれは、将来に向けた話の一つなんじゃないかと、何となくでもそう感じたような気がして。
「そう言えば立川さんと、大きいぬいぐるみを抱き枕代わりにしてたって…」
「ええ。正直に言いますと、家に居るときは抱き枕にして眠っていたこともあります」
「やっぱりそうなんですね。ベッドの枕元にも、大きいものがいくつかありましたよね?」
「はい、あの子達は、特に抱き心地が良かったので…」
つまり、あそこにあったのは選ばれた精鋭達…と。でもぬいぐるみを抱っこして眠る沙羅さんを想像すると…可愛すぎて悶えちゃいそう。ちょっとそれは、萌え力強すぎるかも…
「ですが、私にはもう、抱き枕は必要ありません…」
ぎゅ…
むぎゅ…
沙羅さんの右手が、俺の頭を抱き込む力を少し強める。それに合わせて、顔が天国の更なる深層部へ向かってしまうことに。
そして左腕は俺の背中を押してくるので、より密着体勢になって…
「ふふ…一成さんの抱き心地は天国ですね♪」
「…俺も幸せです」
寧ろ天国なのは俺の方です!
…なんて、そんなことはとても言えないけど。
「これから寒くなっていきますから…二人でこうして、毎日ぬくぬくしましょうね」
「そうですね、こうしていれば暖かいです…」
ナデナデ…
どこまでも優しい沙羅さんに包まれて、甘い声にドキドキして、こんな幸せな毎日で…
幸せすぎて怖いという言葉を聞いたことはあるが、自分がそれを体感する日が来るなんて、夢にも思わず。
「沙羅さん…」
実際に怖さを感じた訳じゃないが、何となくぎゅっと…思いきって自分からも甘えるように抱きついてみる。俺がこうすれば、沙羅さんは喜んでもっと抱きしめてくれるから。
確かに感じる沙羅さんの温もり、幸せに包まれて…大丈夫、この幸せは夢なんかじゃない。
「ふふ…甘えたさんですね♪」
「…ダメですか?」
「…いいえ。もっともっと、私に…甘えて下さい…あなた」
「…はい」
沙羅さん声音が甘すぎて、ドキドキが際限なく高まっていく。もう心臓の音が高まりすぎて、沙羅さんどころか近所まで聞こえしまうんじゃないかと思えるくらいに。
でもこんなに高まっていると言うのに…不思議なのことに、最初の頃に感じていた「男として宜しくない何か」を何故か感じなくなっているような?
或いは沙羅さんの果てしない優しさが、俺の中で芽生えようとする「それ」まで包んでくれているからじゃないかって、そんなロマンチックなことを考えてみたり。
でもこれなら…安心して甘えられそう…
「♪~♪~」
そして沙羅さんは、まるで俺の気持ちを落ち着かせる為の子守唄を歌うように…優しい雰囲気を感じさせる鼻唄を口ずさみ始める。
そのリズムに合わせて、俺の頭をゆっくりと撫でながら、背中を、ぽん…ぽん…と。
そのあまりの心地よさに、激しかった俺のドキドキが、ゆっくりと、でも確実に落ち着いていくような。
「…一成さん…ありがとうございます」
「…沙羅さん?」
「これで私は、明日を乗り切る力を…勇気を頂きました」
「えっと…?」
明日は俺にとって、沙羅さんの為…そして俺達の障害を少しでも取り除く為の、大切な一日。でも沙羅さんにとっては、決して嬉しくないであろう一日。
だから沙羅さんの言葉の意味は…そんな一日を乗り越える為の元気を貰えたと、そんな意味に思えて。
「私は、一成さんが側にいて下されば、何一つ怖いものなどありません。本日のタロットの結果を鵜呑みにする訳ではありませんが、私達の幸せな未来を掴む為に…」
「…そうですね。俺達の未来の為に」
妙に意味深な様子の沙羅さんに、俺の計画を気付かれたかと一瞬だけ焦ったが…そういう感じでもなさそう。
或いは沙羅さんなりに、明日のミスコンに不安要素を感じているのかもしれない。
でも…沙羅さんの言う通り、「未来」は大袈裟だとしても、明日は俺達の学校生活にとって、そして沙羅さんの憂いを少しでも絶つために重要な一日だから。
だからこそ俺は、盛大にやらかす。
こんな大それたこと、昔の俺なら考えることすらしなかっただろうが、今の俺には「その程度」だと言えてしまうくらいのものだから。
沙羅さんの為なら、この程度、全然、全く大したことじゃないんだ。
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side 沙羅
「…一成さん?」
「…すー…すー」
「ふふ…眠ってしまいましたか…」
ナデナデ…
ぽん…ぽん…
あどけない、本当に可愛らしい寝顔で眠る一成さんの頭を優しく撫でながら…苦しくならないように、もう少しだけ、そっと抱き寄せる。ゆっくりと眠れるように、心臓の鼓動に合わせて、背中をぽん…ぽん…と。
一成さんはこれをすると、直ぐに眠くなってしまいますから…ふふ。
こうして一成さんの吐息を感じて、可愛いらしい寝顔を見ながら、一日の終わりを迎える。こんなに幸せなことはありませんね…
「…あなた」
この呼び方は、もともと母への対抗心で咄嗟に思い付いたもの。でも今となっては、私にとって、本当に特別な気持ちが籠るものになりました。
だって…これは本来、妻が夫に対して呼び掛ける言葉ですから。
でも、今からそんな呼び方をしてしまう私自身が、自分の気持ちを重いものだと自覚していない訳ではありません。
ですが…一成さんのことを想うと、自分の気持ちが溢れて、抑えられなくなって、止まらなくなってしまうのです。
愛しくて…愛しくて…一成さんが、本当に愛しくて…
例え周囲からやり過ぎだと言われようと、私は自分の愛情表現を変えるつもりはありません。もし一成さんが迷惑だと思われるようであれば、直ぐにでも止めるつもりはありますが…
ですが現状、一成さんが喜んで下さっていることは分かっていますし、私を受け止めて下さることが幸せなんです。
そうであれば、やはり私には、これを抑える理由がありませんね。
それに一成さんは私の…私達の将来の為に、道を歩み始めております。であれば、私にはそれを全力で支えて、こうして癒して差し上げるという役目があるのです。
…なんて、そんな風に言ってしまえば、まるで使命感でやっているように聞こえてしまうかもしれませんが。
でも結局のところ、全て私がして差し上げたいだけ…言わば大義名分といったところ。
これは私自身が大きな幸せを感じていることなので…一石二鳥どころか、三鳥四鳥くらいあります。
「…さら…さん…」
「はい…私はここにおりますよ…」
ぎゅ…
一成さんの寝言に、私が少しだけ抱きしめる力を強めると、それに甘えるようにすりすり…はぁ…本当に可愛いです♪
こんなに可愛らしい姿を見せられてしまいますと、またキスをしたくなってしまいますね。
でもそんなことをすれば、寝ている一成さんを起こしてしまいますので…ここは、おでこに優しく
ちゅ…
もぞもぞ
キスがくすぐったいのか、一成さんは私の胸に潜り込むようにゴソゴソと…ふふ、今度は私がくすぐったいですよ♪
…本当に幸せですね。
ずっと二人で、いつまでもこうしていたいくらいです。
ですが、私もそろそろ寝ませんと…
「いよいよ、明日ですか…」
明日は凛華祭の最終日。
そして、ミスコン開催日。
有象無象に見せる愛想など微塵もありませんから、結果がどうなろうと知ったことではありません。優勝なら、あの…名前を忘れましたが…彼女でも誰でも好きにすればいい。
そんなもの、私には何の価値も無いものです。
ですが…私をあの場に引っ張り出したツケだけは、しっかりと払って頂きますよ。
そのせいで一成さんにご迷惑をお掛けしてしまうことだけが心残りですが…きっと許して下さいますよね?
これも全ては、今後の学校生活の為に、そして、愚か者の悪意が、一成さんへ向かわないように…
もう私には「孤高」などという都合のいい名声など必要ないのですから。
「あなた…」
私の胸で眠る一成さんの温もりと、愛しさがあれば、何一つ怖れるものなどありません。迷いもありません。
もう二度と、あのときのような情けない姿を晒すようなことはしない。
私は一成さんの為なら…この先も、将来も、何があろうとも。
ナデナデ…
「……ん…」
「…お休みなさい、あなた」
ちゅ…
一成さんを起こさないように、一日の締め括り…眠る直前の、最後のキス。
だから今日はもう、これでおしまいです。
次はまた明日…目覚めた後に、おはようございますのキス…ふふ。
それでは、お休みなさい…一成さん。
良い夢を…
お慕いしております…
心から愛しておりますよ…あなた♪
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ミスコンに向けた、改めての決意表明回です。
あと久し振りに沙羅さん視点も書いてみたんですが、去年、後書きでお話しした「沙羅さんといっしょ」を多少意識して書いてみました。
少しでも砂糖を吐いて頂ければ幸いです(ぉ
それにしても…どうやら沙羅さんもミスコンで何かを考えているようですね(今更)
果たして果たして。
それではまた次回~
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