第10話禁断の地

ワンピースはもちろん俺が買った。だってこれ似合いすぎだもん。


男が買わないと失礼だろ、こんなの。

反則!反則!


「えへへぇ。うれちいなあ。一生の宝物にすりゅ。」


もう話し方がおかしくなってますよ。鈴木凪さん。

まあ可愛すぎだからおけ!w


「そう?ならよかった(笑)」


その後俺らはゲーセンに向かった。


やっぱデートっていったらゲーセンだよな!

え?違う?まじで…?


ゲーセンでは老若男女様々な人がいた。

同じようにデートしているカップルもいた。


「まずはなにしよっか?ホッケーとかしようよ!」


俺はホッケーが得意だ。男を見せるチャンス!!!


「うん!私はふみくんがしたいことならなんでもするよお」


彼女はすさまじいデレを見せる。


そんなこんなでホッケーを始める。


えい!やあ!とお!


こんな感じでお互い打ちあっていく。

まあ凪弱すぎて俺が全部入れてるんだけどな。


これネットにあげたら

「もっと手加減しろ」っていわれそうだな…。


「もおふみくん強いよお」


頬を膨らまして怒る。


「悪い悪いw。今度はなにしたい?」


俺は平謝りをして話題を変えようとする。


「えーーーーーじゃあ、、、」


なんだろ、そんな悩むほどか?

そんなことを思っていると


「プリクラとりたい」


ドガッシャーーーーーーン。

俺は吹き出しそうになった。


なんせ俺は人生でプリクラというものをとったことがなかったからだ。


しかしここで童貞を見せるな。文隆!!!


「そ、そうだな。入るか」


そう言って禁断の地へと足を運ぶ。


「こ、これがプリクラか…。」


俺はすごく驚いている。緊張やばいっす…。


「ふふ、照れちゃってかあいいなもう♡…」

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