第7話イケメンの親友
昨日はびっくりしたなあ。
あれっていわゆるヤンデレってやつなんじゃ…。
俺は恐る恐るスマホを取り出し、あるやつに電話をかける。
「もしもし?文隆か?どうした??」
そう、俺の唯一の親友である喜多嶋竜人だ。
こいつはくそイケメンでなにしろモテる。羨ましいくらいにな。
「あ、急に悪い。昨日彼女ができたんだ…。」
「え?マジで?良かったじゃん!
竜人は嬉しそうに言った。
「いやでも、それがさ…。彼女ヤンデレかもしれないんだ。どうすればいいと思う?」
俺は不安そうにそう伝えた。
「確かに周りのこが鈴木はやばいって聞いたことあるけど。まさかほんとだったのか」
「だって昨日俺疲れて家に着いた瞬間に寝たら朝の五時にたたき起こされたんだぜ?」
俺は大量のメッセージの証拠写真をスクショして送った。
「お、おう…。これやべーな(笑)。でもお前めっちゃ好きそうな子じゃん」
そうです…。貴方様の言う通りなんです。ルックスは最高なんです。
「でも…。他の女子と話したら殺すって…。」
またあの言葉を思い出す。ひいいいい。
「大丈夫大丈夫、話さなきゃいいんだって。お前友達いないし(笑)」
こいつ…。事実だから反論できないんですけどね。
「そうかなあ。まあ様子みてみるよ。ありがとうな、相談乗ってくれて。」
「いいって!おれとお前の仲だろ?じゃあまたなんかあったら教えろよー」
ぷぷぷ…。電話が切れた。
~~~
喜多嶋家
「おもしれえなあ。鈴木凪ってあの事件の犯人だよな。さて文隆はどうなるかな。楽しみだぜ…。くっくっく…
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