第17話
一緒に駄菓子屋に行く。
志穂ちゃんと紬ちゃん。
公園で食べては。
歓喜の中。
志穂。
「エネルギー補給。」
紬ちゃん。
「過充電は良くないですよ。」
志穂。
「怪しい気配がしてね。」
紬ちゃん。
「じゃあわたしは隠れていますね。」
不審者が現れて。
いきなり牽制。
志穂ちゃんは応戦していましたが。
別方向からもうひとり。
何かをひったくって逃げました。
志穂。
「またあとで。」
「あいつらボコボコにしてくる。」
紬ちゃん。
「ではまたね。」
不審者がひとり気絶しておりました。
志穂ちゃんの追跡。
犯人。
「こいつをあのお方に献上すれば。」
「俺も出世できる筈。」
志穂。
「あれは持ち主を選ぶ。」
「放っておけば何があるか分からない。」
上流邸宅。
破魔矢を改造した矢が置いてあり。
紬ちゃん。
庭にて。
それを空高く打ち上げましたら。
破魔矢が消えてしまいました。
志穂。
「さて返してもらいましょう。」
犯人。
「食らえ!」
スタングレネード。
閃光手榴弾。
あんまり効果がありませんが。
気付いたら。
犯人に矢が刺さっておりました。
志穂。
「なにこれ。」
「うそ!?」
警察が犯人を連行。
誰が射抜いたのでしょうか?
どこから?
姿が見えませんでした。
珂珠。
「魔法の補助装置。」
「天然石の月美。」
「家宝のひとつ。」
「失わなくて良かったですね。」
志穂。
「もう少し厳重に管理します。」
珂珠。
「しかし不思議な矢がいきなり刺さっていた?」
志穂。
「そうなんです。」
「周辺に魔力の気配はありませんでした。」
珂珠。
「それはいくつか事例を知っておりますが。」
「魔法少女が他にもいたのでしょう。」
「かなりの使い手です。」
志穂。
「魔法攻撃ではないみたいです。」
珂珠。
「そうなると正体不明。」
「そんなこともあるんですねえ。」
志穂。
「なんだか神秘的な出来事でした。」
学校にて。
紬ちゃん。
「おっほー。」
志穂。
「おはー。」
葵ちゃん。
「しほちゃん人気だね。」
「もうみんな集まっている。」
雫ちゃん。
「アイドルらしいアイドルですからー。」
「さすがのしほちゃんです。」
紬ちゃん。
「今日はリベラルアーツの授業だって。」
葵ちゃん。
「人は学問によって大きく違いが出る。」
「勉強は悟性を強化するだけ。」
「基本は万能ではないから。」
「私も孔子をお手本にやるぞー。」
紬ちゃん。
「勉強は利益の為。」
「学問は自身の成長の為。」
「似て非なるもの。」
「やるぞー。」
笑顔の紬ちゃん。
昼休みには。
校内掲示板にて。
神社本庁のホームページが紹介されており。
いろんなひとが見ていきました。
宗教教育を導入する予定があるそうで。
学校も。
高度な形態に移行するのでしょう。
やっぱり人は進化するのかな。
そう思う雰囲気が。
至る所にありました。
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