第12話

巫女さんのアルバイト募集。


とのことで。


応募しましたら。


研修に出向いて教わります。


でも慣れていて。


体術もあるもので。


あっさり通過で就職です。


期間が設けられていて。


それまでお勤め致します。


わたしはいろんな雑務をこなしますが。


いろんなひとが噂を訪ね。


相談押し寄せ。


助言もけっこうできました。


志穂。

「あんた巫女服かわいいわ。」


葵ちゃん。

「どうもです。」


雫ちゃん。

「似合っている。」

「これこそ女性だー!」


紬ちゃん。

「神聖な女性ですね。」


葵ちゃん。

「私は清らかで居たいです。」

「なるべく清潔にするとします。」


なんか呼び出されて。


撮影会。


巫女服で模造刀を持ってポーズ。


雑誌の取材で。


記者が私に目をつけて。


依頼したそうです。


自分にうっとり。


かわいいかな?


難なく終えて。


お正月にも。


旗日にも。


来てほしいと依頼されちゃいました。


葵ちゃん。

「わたしは鼎巫女?」

「巫覡でしょうか。」

「かむなぎ。」

「神和で神を和やかにする者の意。」

「かうなぎ。」

「かみなぎとも。」

「神に仕える神職も意味している。」

「多くは女性で。」

「個人主義な傾向にあるみたい。」

「ひとりで活動してもいいのかな?」

「最近はかわいい巫女になれました。」

「これこそ女の子。」

「私なりの女性像。」

「きっと見つけてみせますよ。」

「私なりの女性に。」

「到達したい。」


神棚で礼拝。


休日。


珂珠さんとお茶してます。


屋敷にて抹茶。


珂珠。

「けっこうやれているようです。」

「通用していますよ。」

「むかしからの鍛錬のおかげですか?」


葵ちゃん。

「そうみたいです。」

「思った以上に通用しています。」

「魔法少女をきっかけに。」

「女性として飛躍したい。」


珂珠。

「いい心構えです。」

「向上する精神は大切です。」


家に帰ると。


姫ちゃんは。


自宅学習をしておりました。


さっき。


特別講師の元に居て。


みっちり仕込んで貰っていたそうです。


クレスケンスルーナ。

「おお!ちょっと取り込み中。」


葵ちゃん。

「またあとで。」


私の家では。


かわいい女の子を見放題。


女の子が好きなんです。


ちょっと嬉しい。


姫ちゃんを見ていたら。


ますます女の子が好きになりました。


百合が咲いちゃう季節かな?

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る