第15話クーシュトリガと少女の会話
ユイトが贈り
「あのおにいさん、贈り
「仕方ないじゃないですか、お嬢。ついムカっ腹がたっちゃったんですから......すんません」
ローブの胸もとを掴み、声を荒らげる少女に弱々しい声で返すクーシュトリガ。
血管という血管を浮き上がらせながら捲し立てる少女。
「仕方ない、だとぉ~!今のお前に何を言おうがまともな相手にもなんないっていうのが一番ムカつくんだよっ!今のお前を見てたら、アイツのあのときの言葉が頭をちらつくんだぁっ!アイツの見下した顔とともになぁ~っっ!あの頃のお前に戻せるような
「落ち着いてくださいぃっ!お嬢、そのへんで一旦落ち着きましょうっ!」
クーシュトリガが怒りに身をまかせ暴れる少女を宥めた。
「はぁはぁ......わ、悪い。おにいさんに期待するか、クーシュトリガ」
荒い呼吸を整え、少女がクーシュトリガを見上げながら、微笑みを浮かべた。
ぎこちない笑みと思わせるほどの笑顔を少女に向けたクーシュトリガ。
──補足ですが、前に出てきたクーシュトリガとは感じが違いますが、何一つ間違っていませんので。
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