第3話怠惰担当シーザラス・フルート
ベッドで横になっていると犬の遠吠えのような声がしてから街中が騒がしくなり、明るくなり始める。
部屋を出ていき階段を下り宿屋から出ると黒々しいとても大きな狼が座っていた。その体に乗った色が抜けたような白髪が上半身まで伸びている髪をした男性が俺を見つめてくる。
狼から男性がおりて、頭を撫でながらペットを紹介する。
「こーいつはブラム。
ため息を吐き出す男性。関わりたくない邪悪な雰囲気を醸し出している。
「赤髪の美少女を知らなーいかい。はぁー。160cmぐらーいの娘なんだけど。はぁー」
「そんな人知りませんけど。てゆーか、あんたは誰何すか」
「はぁー。名のってなかったか。怠惰の罪をしょう者。シーザラス・フルート」
両手を広げ、名前を大きく叫ぶシーザラス。
「悪いけど君は捕まるよ」
後ろから声がして、シーザラスは振り向き、ため息を吐き出す。
「はぁー。またのきかーいに」
シーザラスはブラムを起こし、ブラムに乗ってさっていく。
「大丈夫かい」
「大丈夫です。それよりさっきのやつは何なんですか」
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