第2話元の世界に戻れるかはわからない
俺は、まずは金をつくらないとなと思い、持ち物を確認した。
財布(5800円と数枚のカード)、スマホ(圏外)、苺のショートケーキ(二人分)、ネックレス(GUCCIの3万円)、ジャンパー。
路地裏の階段に腰を下ろし売れる物を探していると一つだけあった。ネックレスが売れると思い売ることにした。
彼女にあげるつもりが無駄になった。
せめていくらかになるだろうと思い路地裏を出る。ひざしが眩しい。暑い。
ジャンパーを持ち、文字が分からない看板を眺めながら、ネックレスが売れそうな店を探し、2時間後に店に着いた。
店内は少し涼しい。
「あのー買い取ってほしいものがあるんですけど」
店主らしいオジチャンにネックレスを渡す。
「珍しいものだねー。見たことない品だねー。5万クレッドだね」
「そんなにするのか。ありがとう」
紙切れ5枚5万クレッドもらい店を出た。
宿屋を探すのに1時間掛かった。一泊850クレッドだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます