第17話 道標
「おーい、仕事中ぼーっとするな!」
祐司は慌てて皿洗いをする。
「すんませーん!!」
がちゃがちゃ、、
パリィーーーン!
「すみません!ホウキもってきまーす!」
。。。。
『お疲れ様でーす!』
「おつかれー!
おい、祐司。どうしたんだお前らしくもない。」
「実は、、、」
と祐司は栗生のお店で受けた衝撃を語った。
彼は今でも、あの香り、味、盛り付けを思い出す。魘されているに近いのかも知れない、
「まぁそうだよな。
お前には刺激が強すぎたか。
あいつはな、俺らの代でも天才と言われていた。
それでフランスにいって三つ星を渡り歩いて
一昨年かな?自分の店を出したんだ。
尊敬するシェフの名前のお店を。
それで去年は一つ星。
近々三つ星を獲ると言われているレストランだ。
最近はテレビにも出たり、メディアも注目してるけどな。」
祐司はどこか見たことあると思ったのは
そのせいか!と思った。
彼ですら知っているということは
かなり有名なのであろう。
「お前も色々見たほうが良いと思ってな。
あれが全てではないし、世界は広い。
そしてお前はまだまだひよっこだ。
だが可能性があるお前はもっと色々な経験
を積むべきだと思うからな。」
「ボス!どうすりゃあいいですかね、、」
シェフは笑いながら
「珍しく弱気だな。そうだな、、
俺ならこうするかな。。。」
と祐司に彼なりの道標を話すのであった。
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