第12話 タイミング


そして時は戻り、夕食後俺の部屋にて。

机の上に飾ってある悠花さんからの手紙を眺める。

これは祐司のルーティンとなっていた。

「祐司くん

クリスマスプレゼントです。

手が大事なお仕事なので

大切にしてね!

悠花より」


そして祐司は知っている。

色違いを悠花さんがつけている事を。

ペアルックかあ。。

可愛いなあ。。

今日も妄想の中へと潜り込んでいく祐司であった。


翌日


「シェフ!ここ給料いくらっすかー?

ボーナスあります?

オーナー案件っすかね?」

はぁ?と言った顔でムッシュはこちらを見ていた。

「祐司、急にどうしたんだ?」


実はかくかくしかじかで、、、


「そういう事か祐司。

わかったけど、色々選択肢あるぞ?

あー!良い事思いついた!

どうせ学校ないんだろ?

来週空けとけ!

俺の知り合いのとこ紹介するから。」


という事で冒頭の六本木に祐司は行くことになったのである。

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