淡々とした文体ながら、人物の個性がくっきりしていて混乱するようなことがありません。謎の係長、その相反する面を総合するにはもっと長いお話であって欲しい、もっと読みたいと思わせられました。たくさんの育て甲斐のある種をお持ちですね、稀なる作家と思います。