第3章 休み時間

『キンコンカンコン』


やっとチャイムが鳴った。

同時に馬鹿共も鳴き始めた。


地獄の90分が終わった。

なのになんで馬鹿共はあんなに騒げるんだ?

そんなことはどういい。


俺の休み時間の過ごし方は寝るか読書。

これ2択だ。

だから移動教室は論外。

騒がれてるのも論外。

今日は寝ようと思う。


「紅葉!!おきて!!」


真琴が体を揺らしてくる。


「うーん」


適当に返事をし再び目をつぶる


「もみじーぃ!!起きろーぉー!!」


思いっきり揺らしてくる。


「やめろー!!死ぬ!!起きたからやめてくれーぇ!!」


死にかけた...ラブコメどころじゃない...


「まじでやめてくれよ。寝不足なんだよ」


「休み時間に寝たら授業眠くなるよ?」


「ずっと眠いですぅw」


「そんなんなのにどうして点取れんの?w」


「知らんw」


真琴にはこう言っているがほんとは知っている。俺は授業を聞くだけで覚えれる天才なんだと。

これまでのテストは90点を下回った事がない。順位はずっと1桁だ。


「話変わるけど凄いね。○○ちゃん。人気者だね」


真琴が馬鹿共に視線を送る。


「そんなもんだろw転校生って珍しいからそれに寄って集ってるだけだw」


「そっかー。でも面白いよ」


「あっそっ」


○○を見て言う。


○○と目が合った


笑顔で手を振ってきた。


て、、天使だ…


『キンコンカンコン』


「もう鳴ったかぁ〜。早いね」


「真琴。早く席つけよ」


○○を見ながら言う。


『ガラガラ』


おっと先生が入ってきた。


地獄の始まりだ…



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いつも浮いてる俺がある日突然王道ラブコメの主人公に!? @kaede_666

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