クトゥルフ神話TRPG
ブラッドボーン書いたので次これ。
クトゥルフ神話TRPG。
文豪ストレイドッグスで有名な朝霧カフカ先生の動画辺りからニャル子さん付近で一気に知名度を伸ばした作品です。
そもそもTRPGとは、テーブルトークロールプレイングゲームの略称で本場ではペン&ペーパーRPGと呼ばれています。
その名の通り紙とペンがあれば遊べるゲームで、そこに乱数要素としてダイス(さいころをTRPGではこう呼称する)を使うのです。
正式名称はCALL OF CTHULHUクトゥルフ神話TRPG.
こーるおぶ……なんだって?って人に説明しますが、コールオブクトゥルフ。
クトゥルフの呼び声という原作タイトルがタイトルに使われています。
難易度は割と低いですが、固有名詞がね……。
あと初期投資がなかなか……。
基本的にTRPGを遊ぶにはルールブック、通称ルルブが必要ですがそのお値段5000円。
サプリメント、通称サプリという追加設定などを記した本は3000円以上が不通という世界。
高いサプリは5000円するのもあり、全部で10冊を超えるサプリがあるので集めようと思ったら沼です。
しかも複数のサプリを同時使用することはめったにないです。
例外としては「マレウスモンストロルム」というモンスター一覧表ですが、逆に言えば一覧表作れるくらいに固有名詞持った存在がいるってことなんですよ。
ゴブリンとかコボルトみたいにわかりやすくない。
でもキャラクター作成の難易度や、ダイスロール(判定のこと)の難易度は低いです。
このゲームでは1d100システムが採用されています。
1d100ってなんぞやという人、そのままイチディーヒャクと読んでください。
これは100面ダイスを1回振るという意味です。
100面ダイスなんかねーよという人、いや売ってますよアマゾンで、そうじゃなくて持ってねーよという人。
10面ダイスを2個投げて片方を10の位、片方を1の位に見立ててください。
10面ダイスは0~9の数字が書かれていて、00は100として扱います。
基本的に100面ダイスは高いし転がり始めたら止まらないゴルフボールだしで、用途も限定的なのであまり持ってる人いないんですけどね。
普通は10面ダイスでロールします。
このゲーム特有のシステムはSANチェックといわれる、正気度ロールです。
わかりやすく言うと、ゴキブリの大群見て全身に鳥肌が!
そこで正常な判断がとれるのか!
それとも驚きのあまり精神をすり減らしてしまうのか!
という判定です。
これに失敗すると正気度を意味するSAN値が減少します。
一定以上の数値、あるいは短時間に送料の何割かを削られると発狂します。
気絶だったり、自傷だったり、殺人癖だったり、多弁症だったりとその効果は様々。
これを醍醐味とみなして発狂しに行くスタイルを一部界隈では「いあいあスタイル」などと呼ぶことも。
いあいあとは邪神賛美の言葉です。
わかりやすく言うと万歳みたいな。
あとは戦闘面ですが、最新版ではカウンターなどがあるようですね。
旧版しかルルブ持ってませんからよくわかりませんが。
ちなみにルルブでは1920年代が舞台です。
これは原作者、ハワード・フィリップス・ラヴクラフト先生が実際に生きていた時代です。
禁酒法でアルカポネが大もうけした時代と思ってください。
社会がすっごい不安定だった頃。
チーズスフレオムレツと猫とアイスクリームをこよなく愛し、魚介類を蛇蝎の如く嫌ったラヴクラフト先生。
猫が膝の上で寝てしまい朝まで身動き取れなかったラヴクラフト先生。
漁村生まれなのに魚嫌いなラヴクラフト先生。
未完少女ラヴクラフトで美少女にTSしたラヴクラフト先生。
いあいあラヴクラフト先生。
えー話し戻しまして、日本で主流となっているのは邪神や異形の者達に恐れおののくホラーテイストなスタイルですが本場アメリカだと「ハリウッドスタイル」と呼ばれるものが主流だったりします。
どんなのかというと、邪神とか相手に銃器とかバンバン出してとにかくぶっ殺すスタイル。
ブラッドボーンと同じです。
理由に関しては考察になってしまいますが銃社会で身近に銃があるアメリカと、銃刀法違反で正規の方法では銃を所持できず、持っていたとしても簡単に撃てない日本の差がでたのでしょう。
現代日本を舞台にしたサプリもあり、ニートとかも職業として選ぶことができます。
以外と強いニート。
あとは学生作成ルールとか、猫の探索者作成ルールなんかもあります。
やろうと思えば異形種探索者なんかも可能です。
探索者というのはプレイヤーが操作するキャラクターの通称です。
多くのTRPGではゲームの進行役はGM、ゲームマスターと呼ばれますがクトゥルフ神話TRPGにおいてはKP、キーパーと呼ばれます。
いいかお前らKPは敵じゃないからな。
でも味方でもないから気をつけろ。
ちなみにブラッドボーンと合わせるとあちらで啓蒙と呼ばれているのはこちらではクトゥルフ神話技能という扱いでしょう。
正気度の最大値(最大99)が減少する代わりに本来ならば持ちえない知識を持っている事を示す技能です。
これ面倒くさいんですがラヴクラフト方式とダーレス方式でまた話が変わってくるんですよね。
ラヴクラフトの世界観では「クトゥルフ神話について知っている者は極わずかである」とされているのに対して、弟子のダーレスの世界観では「ラヴクラフト先生がクトゥルフ神話を小説という形で世に出している」事になるんです。
でも小説として知っていても、その本質を理解していない以上クトゥルフ神話技能は増えないんですよ。
その増やし方はいくつかあって、初めて発狂する、魔導書を解読する、特別な物品から知識が流れ込むなどなどの手法があります。
まるでトロフィーだぜ。
そんなこんななクトゥルフ神話TRPG。
通称CoCは絶賛発売中。
新装版も旧版もアマゾンさんに置いてあるんじゃないでしょうか。
どんな人におすすめかというと、仲間とわいわいホラーゲームやりたい人。
時間とお金に余裕がある人。
ちょっと遠出するのも苦じゃない人なんかですね。
よくわからない存在にがくがくブルブルして自分ならこんなことを言う、こんな発狂の時はこんなことをすると考えたい人にはお勧め。
おすすめ度:☆☆☆☆
なお私は基本的に自ら発狂しに行くルーニーです。
俺的ゲーム感想日記 蒼井茜 @48690115
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